イケてる趣味にサックスはいかが?初心者が知っておきたいサックスの基本はこれ!

大人の方が初心者から始められる趣味としても人気を集め始めているサックス。

吹奏楽などのクラシック音楽のみならずジャズやポップスでも人気を集める楽器で、その大胆なフォルムやハスキーな音質も魅力的。

こちらはサックスを初心者で始める方にぜひ読んでいただきたい記事です!

記事の目次

  1. 1.サックスが吹けたらかっこいい…初心者だけど始めたいという方!
  2. 2.サックスの基本知識ご紹介
  3. 3.初心者がすべきサックスの練習方法とは?
  4. 4.サックスについてまとめ

サックスが吹けたらかっこいい…初心者だけど始めたいという方!

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オシャレなフォルム、思わず陶酔してしまう様な艶かしい音色、様々な理由から注目の的となる機会が多いサックスことサクソフォーン。学生たちが吹奏楽部で楽器を選んだりする際にもサックスはみんなの憧れの的だったりして、人気の高い楽器なんです。そんなサックスを初心者で趣味として取り入れたいと考えていらっしゃる方のためにサックスの基本知識や入門用の練習方法などについてご紹介します。

サックスの基本知識ご紹介

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吹奏楽、ジャズ、ポップスなど様々な音楽ジャンルで活躍するのがサックス。

一般的にサックスと呼ばれていますが、正式には「サクソフォーン」という名称です。(サキソフォンなどと呼ぶ場合もあり)

管楽器はおおまかには「木管」「金管」と分類されるのが一般的ですが、サックスは木管楽器にあたります。

サックスは真鍮という金属で出来た楽器でトランペットやトロンボーンのように金属素材が輝くボディですので、初めてサックスを見た印象としては「金管楽器じゃないの?」と疑問に感じる方も少なくないと思いますが、木管楽器と分類されるの定義は木で出来ているからというわけではなく吹き方や音の出し方が決め手なのだとか。

そんなサックスがどんな音の出し方をするのかは、次の段落でお伝えしましょう。

サックスってどんな楽器?

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サックスはボディが真鍮という金属で作られており、"リード"と呼ばれる葦(植物の茎)でできた薄い木の板のようなものをマウスピースに装着して音を鳴らします。

吹き方としては、リードを装着したマウスピースをサックスのボディにはめ込んで、咥えてから下唇を少し巻き込むようにするのがポイント。

「サックスって鳴らすの難しそう·····」なんて声もありますし、私も初めて見た時にはこんな難しそうな楽器無理だと思ったりもしましたが、実はサックスって初心者でも"鳴らしやすい"楽器でもあるんだそう。



木管楽器はクラリネットやフルートなど連符で指を早く動かさなければならないパートも多いのですが、意外と木管楽器が連符の部分は金管楽器と同じパートだったりするので指を早く動かすことに自信が無い初心者の方でも取り組みやすいかも。

その上木管楽器が目立つフレーズの時にはしれっとサックスが木管隊のフレーズを一緒に演奏したりするのでおいしい楽器だなと熟思ったりします。

そんなサックスを始めたいと思うきっかけはそれぞれで、学生さんだと吹奏楽でサックスの存在を知ったりする機会が多いかと思いますが、もしかすると大人の方はジャズなどでサックスの虜になる方も少なくは無いかもしれませんね!

サックスの音を伝えるには"ルパン三世のテーマ"が一般的でしょうか。他にもバラエティ番組のセクシーな演出の時にサックスのメロディを使ったりすることもあるほど艶かしさを帯びた音色がミステリアスな楽器です。

とはいえジャズやポップスでは明快で懐っこい音も得意とする楽器ですので、様々なシーンに合った特徴を持っている点も魅力ですよね。

サックスの種類

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初心者の方が初めにサックスと聞いて思い浮かべる方が多いのはアルトサックスではないかと思いますが、実はサックスにはいくつかの種類があるんです。ひとつの楽器なのにその中で何種類にも分けられるというのはサックスの面白いところだななんて思ったりしますが、これからサックスを始めたい方もどのサックスに挑戦するか悩むのも楽しみの1つではないでしょうか。

それではこの段落ではいくつかのサックスの種類についてご紹介したいと思います!



主流として吹奏楽などで用いられる機会が多くあるのは「ソプラノサックス」「アルトサックス」「テナーサックス」「バリトンサックス」です。合唱なんかのパート分けにも似ているかもしれません。これらの種類の他にもソプラニッシモサックスやソプラニーノサックス、更には「さかなクン」が東京スカパラダイスオーケストラの方々とコラボレーションで演奏したバスサックスなどというコアな種類もあるのですが、ここでは主流になっている4種類についてご紹介しますね。



・ソプラノサックス

サックスといえばボディがぐにゃりとカーブしているイメージを思い浮かべる方が多くいらっしゃるのではないかと思いますが、ソプラノサックスはまっすぐのボディをしているのが特徴。

頻繁に見かけるアルトサックスより更に高くつん裂くような音が出て、より可愛らしい音をしている印象です。吹奏楽なんかだと例えばアルトサックスなど他の楽器を担当している人がある曲だけとか、このフレーズだけという調子でソプラノサックスに持ち替えて演奏している機会が多いかもしれません。

とても高い音が出ますので、クラリネットやフルートなどといった高音域を担当する楽器と同じような符のつづくパートを担当することもしばしばです。


・アルトサックス

サックスといえばよく見るのはこれ!と感じる方も少なくはないでしょう。おなじみのボディがぐにゃりとカーブしたサクソフォーンはアルトサックスです。

中音域のメロディラインを担当し、明るく艶やかでジャジーな音質を特徴として持っています。先程も触れたように、クラリネットやフルートなどの木管楽器と同じパートを演奏することもあれば金管楽器などとともに同じパートを演奏することもあって、なんだか美味しい思いをすることもしばしば。

アルトサックスの音色といえばルパン三世のテーマや名探偵コナンのメインテーマが主流ではないかと思います!あのハリのあるハスキーなアルトサックスの音をより魅力的に聴かせるにはもってこいの曲。ルパンやコナンのテーマからサックスに興味を持った方もいらっしゃるかもしれませんね。


・テナーサックス

テナーサックスはアルトサックスのネック(ボディとマウスピースを繋ぐ部分)が更に緩やかなカーブを帯びており、アルトサックスより少し大きくて低めの音を出す楽器です。

メロディラインはユーフォニアムやトロンボーンと共に中低音を担当する場合が多く、叙情的でより深く一層ミステリアスな音が魅力的。個人的にはサックス群の中では最もセクシーな音だと感じます。

テナーサックスは"オブリガート"と呼ばれる主旋律とは違うメロディでありながらとても印象的な、いわゆる「おいしい」と言われるパートを担当する場合もあるので、引き立つシーンも少なくありません。


・バリトンサックス

バリトンサックスはテナーサックスの部分で触れた"ネック"という部分が更にぐるりと曲がっており、更にボディもどっしりと大きくなったサックスです。とても大きいので存在感があります!

音もかなり震えるように低く、ソプラノサックスなんかと比べると同じ「サックス」に分類されるとは思えないほどの高低差があります。それでもソプラノ、アルト、テナーと共に演奏しても違和感なく合ってしまうのが不思議ですよね。

テューバやコントラバス(ストリングベース)などと同様に低音域を担当することが主流で、ハスキーかつ安定感のある厚みが魅力的な楽器ではないかと思います。
 

初心者がすべきサックスの練習方法とは?

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初心者の方がサックスを始める時、特に独学の方は何から練習すればいいのかとても悩みますが、やはり基礎練習が必要不可欠。

まずは音をしっかりと"鳴らす"ことが重要なので、入門用の教則本などに従って全ての音をロングトーン(何拍かの音を伸ばすこと)で満遍なく鳴らすのが大切だと私も教えられました。

アンブシュアと呼ばれるマウスピースを加えた時の口の形が特に重要で、初心者の頃は思い切り歯でマウスピースを噛んでしまいがちなのですがこれはタブーなのでご注意を!

高い音や低い音は特に音が割れてしまったり、リードミスと呼ばれる「キィッ!」と言った音が出てしまう現象が起きてしまわないよう均等にゆったりとした息を入れることが重要だそうです。

ロングトーンの他にも独学で初心者の方でも教則本などに従ってスケール(音階)をいくつか練習するのもおすすめで、指が早く回るようになるのでこちらも大切だと思います。どうしても初心者段階では基礎練習をメインに取り組むことをオススメされがちですし、これらは必要不可欠です。

とはいえサックスを演奏する"楽しさ"を忘れてしまうことが初心者の方がはじめられていちばん上達から遠のいてしまう原因だと思うので、所々でビギナーでも演奏しやすい入門用の練習曲の楽譜に基づいていくつかの曲を吹いてみるのも良いと私は思います!

サックスについてまとめ

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サックスを趣味にしてみたいという初心者の方に向けて、いくつか入門用の基本的な情報やサックスの種類等についてまとめていきましたがいかがでしたでしょうか?

吹奏楽で演奏するサックスパートのみを考えても、ファーストやセカンド、サードなどの分類だけでなく楽器自体が違うということがとても不思議な感覚です。ソプラノサックスからアルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスなどそれぞれのサックスがそろうと同じ曲でもぐっと厚みが出て、より音楽が楽しいと感じられると思います!

サックスの練習曲としてもお馴染みのルパン三世のテーマや名探偵コナンのテーマソングなどサックスの音を聴く機会は至る所に存在していますので耳を傾けてみると意外な発見があるかもしれません。

初心者から始められた方もサックスの楽しさや艶やかで垢抜けた音の虜になってしまうと思うので、ぜひサックスを初めて見たいと思った方はチャレンジしてみて頂ければ嬉しいです。とても魅力的な趣味に繋がるのではないかと思いますのでおすすめします!

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