ホンキートンクピアノとはどんな楽器?その音色を紹介!

ホンキートンクピアノという楽器は一体どういった楽器なのでしょうか。その歴史や見た目、音色、弾き方はどう違うのか、などの様々な観点からホンキートンクピアノの魅力を探ってみました!写真や動画などもあわせて、わかりやすく紹介!!

記事の目次

  1. 1.ホンキートンクピアノとは?
  2. 2.ホンキートンクピアノはどんなピアノ?普通のピアノと弾き方は一緒?
  3. 3.ホンキートンクピアノの音色

ホンキートンクピアノとは?

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ホンキートンクピアノ(Honky Tonk Piano)というものをご存知でしょうか。
よく思い浮かぶものでいえば、ハリウッド西部劇などで酒場のシーンなどに使われることの多いピアノです。

ここでは、ホンキートンクピアノが普通のピアノとどう違うのか、一体どういったピアノなのか、音色についてなど、様々な魅力について詳しく解説していきます!
 

ホンキートンクピアノはどんなピアノ?普通のピアノと弾き方は一緒?

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20世紀、カントリーミュージックがアメリカ合衆国南西部やアメリカ合衆国南部で人気になり、そこでカントリーミュージックを演奏する安酒場の総称を「ホンキートンク」といいます。そういった安酒場で使われるような安いピアノに対して、ホンキートンクピアノと呼ばれるようになりました。

酒場(ホンキートンク)に置かれているようなピアノということはわかりましたが、ホンキートンクという名称そのものの意味は不明です。一説には、カウボーイたちが牛を市場に運ぶロングドライブの通り「ホンク・ア・トンク」と、ピアノのブランド名「トンク」を掛け合わせたものだといわれています。

普通のピアノと弾き方は変わりませんが、調律が行き届いていないため音程の狂いが生じており、メロディよりリズムを重視する演奏スタイルのミュージシャンが多かったのです。そのため、躍動的なリズムが特徴のブギ・ウギやラグタイムのようなジャズと相性が良く、特にブギ・ウギの演奏スタイルには大きな影響を与えた偉大な歴史が、ホンキートンクピアノにはあります。

ホンキートンクピアノの音色

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ホンキートンクピアノとは、「それぞれの鍵盤の音程が一つ以上ずれているピアノ」という意味です。音程に狂いがあるのが特徴のホンキートンクピアノですが、実際はどんな音色のピアノなのか、気になるかと思います。また、音程の狂い以外に音色の違いはあるのでしょうか。それでは、実際に演奏している動画をいくつか見ていきましょう。

演奏開始は2:01からです。
音程がずれていることで、調子っぱずれた所をリズムでごまかして引いている感じですね。
枯れた音のアップライトピアノであることが多く、華やかな音色の多いグランドピアノをホンキートンクピアノとして使うことはあまりありません。この安っぽい音色もホンキートンクピアノの魅力の一つですね。

コチラの動画はTom Brier(トムブライヤー)という、ラグタイムのプロピアニストの演奏です。演奏曲はゲーム「スーパーマリオワールド」のエンディングBGM。やはり酒場発祥の楽器なだけあり、こういった和やかなムードの時に哀愁をもって弾くのがとても似合う楽器ですね。
 

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