【ギヴン】青春バンドBLが人気の理由。劇中曲がオリコン上位に!
2019年7月から9月までノイタミナ枠で放送されたアニメ「ギヴン」。ボーイズラブを扱った作品ですが繊細な恋愛模様や本格的なバンド描写などが話題で人気を集めました。こちらではアニメ「ギヴン」のあらすじや見どころの他、劇中曲について掘り下げています!
アニメ化された青春バンドBL『ギヴン』が尊い!
「ギヴン」はキヅナツキによるBL(ボーイズラブ)漫画で、2013年ハル号から「シェリプラス」で連載されています。2019年現在5巻まで発刊中。
メディアとしては2016年にドラマCDが発売されました。そして2019年には待望のテレビアニメ化が決定し、2019年7月から9月まで全11話、ノイタミナ枠にて放送されました。また、2020年には劇場版アニメの公開が決まっています。
詳しいあらすじは次項でまとめますが、「ギヴン」は高校生~大学院生で結成されたロックバンドの4人を取り巻く青春恋愛ストーリーです。今回のアニメ化では主に1巻~3巻までの内容が描かれました。
また、ノイタミナ枠では初めて、BL作品を扱い、放送したことになります。
そして、この「ギヴン」がとても尊い、曲も良い!ということで、アニメ放送が終わってもなお、盛り上がりが続いているのです。
こちらでは「ギヴン」のあらすじや何故人気なのかの理由、おすすめポイント、そして挿入歌、EDでもある「まるつけ/冬のはなし」について掘り下げてみたいと思います。
初心者でもわかるアニメ『ギヴン』のあらすじ
◇given replay!◇
— アニメ『ギヴン』公式|原作コミック特典アニメ12月1日発売 (@given_anime) October 13, 2019
TVアニメ #ギヴン の1シーンを振り返っていきましょう!
#01
ある日の昼休み。階段の踊り場へ向かった上ノ山立夏は、眠る佐藤真冬と出会い…。
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高校2年生の上ノ山立夏は優れたギタリストとして既に活躍し、地元のライブハウスではかなり名が知られた存在でした。しかしここのところ音楽的に詰まってしまうことが多く、音楽にハマりたてのころに感じていた情熱のようなものを失いかけていました。
そんなおり、彼は同じく高校2年生の佐藤真冬が弦が切れてしまったギターを抱えて途方に暮れているところに出くわします。立夏は真冬のギターの弦を直してあげました。すると真冬はギターの弾き方を教えてほしい、と立夏に頼み込みます。
最初は立夏は渋っていましたし、自分に勝手に懐いてくる真冬に手を焼き、うんざりでした。しかし次第にその熱意に負けるようにして、少しずつですが真冬にギターを教えていくようになります。同時にそんな真冬の姿を、ギターを始めたばかりの自分に重ねたりもしました。
その流れで立夏は真冬を自分のバンドメンバーに引き合わせます。ある日「お前は何かやりたい音楽ないのか」と聞いたところ、真冬はとある歌を歌い始めました。その歌声を聞いた立夏は彼の声に衝撃を受けます。真冬の声は立夏をたちまち魅了しました。そして立夏が失いかけていた音楽への情熱をまた呼び覚ますきっかけともなるのです。
しかし真冬はバンドへの加入の誘いを断ります。どうやら真冬には過去にトラウマがあり、そのことが原因のようでした。真冬の過去とは何なのか、立夏の気持ちは、そして2人はどうなっていくのか、他のバンドメンバーも巻き込み、複雑な恋愛事情が絡みあい、ストーリーは進んでいきます。
アニメ『ギヴン』が人気な3つの理由
おすすめ見どころ①音楽・バンド描写がしっかりしている
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— アニメ『ギヴン』公式|原作コミック特典アニメ12月1日発売 (@given_anime) September 7, 2019
ライブ当日。真冬がいつも自分の言葉に応えようとしていたことに気付いた立夏は、真冬に自分の想いを伝える。そして、歌詞はできないまま演奏する番になり…。
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「ギヴン」のおすすめポイント、魅力としてまず挙げられるのが、ちゃんと「音楽ネタ」をうまく使い、バンドものとしても楽しめるところでしょう。
単に、高校生男子がバンドやってるとかっこいいから、などの理由でやらせているのではなく、ギヴンは作品の中で音楽、バンド活動というものもきっちりと描かれ、それが生かされているのです。
たとえば立夏が真冬と出会う前まで、モチベーションが下がってしまっていたり情熱を失いかけているという描写がとてもリアルだったり、立夏が真冬に惹かれたきっかけが彼の歌だったりと、音楽のことがなければ成り立たないエピソードばかりです。
また、立夏が使うギターは黒のテレキャスター、真冬が使うギターはギブソンのES-330、という風に楽器にもこだわりがあります。漫画でも細部にまでこだわって描かれており、感心させられる部分も多いです。
別にバンドやってなくてもこの恋愛ストーリーは描けるのでは?というのではなく、あくまで「バンド活動」「音楽」のネタが生かされているからこそ際立つストーリー作り、そこがいいんですよね。
もちろん、ロックやバンドのことが詳しくなくてもギヴンは楽しめると思いますが、詳しい方であればキャラたちに共感できることもきっと多いはずです。