【18曲】大人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の全主題歌・挿入歌について一挙ご紹介!
「踊る大捜査線」の監督・本広克行が総監督を務めた大人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」で使用されたOPテーマ曲はご存知でしょうか?今回は「PSYCHO-PASS サイコパス」で使用されたOP主題歌や挿入歌など一挙ご紹介していきます。
大人気アニメで話題となった「PSYCHO-PASS サイコパス」
「踊る大捜査線」の監督・本広克行が総監督を務めた大人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」
どんなストーリーかご存知でしょうか?
PSYCHO-PASSの基本的なコンセプトですが、“近未来SF”、“警察もの”、“群像劇”の3つに集約されています。
物語の舞台は西暦2112年の日本。
人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」(以下シビュラ)が導入され、人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きる世の中になっていました。
その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれてしまうのです。
恐ろしい世の中ですね。
そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていました。
PSYCHO-PASSは、このような時代背景の中で働く公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描いています。
テレビシリーズはフジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて放送され、2012年10月から2013年3月にテレビアニメ第1期が放送されたのを皮切りに、2014年7月から9月に第1期の新編集版、同年10月から12月に第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』が放送され、2019年10月から12月に第3期『PSYCHO-PASS サイコパス 3』が放送されました。
この他にも、2015年1月には映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が公開され、2019年には劇場版三部作として『PSYCHO-PASS サイコパス SS Sinners of the System』が連続公開されています。
そして2020年には特別編集版『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』が劇場公開およびAmazon Prime Videoにて独占配信されました。
この先のシリーズも気になるところですね!
さて、次にPSYCHO-PASS サイコパスでは欠かせない主要登場人物を少しだけご紹介しますね。
主要登場人物
狡噛慎也(こうがみ しんや)
声優は関智一。
本作1期の主人公で、1期における公安局刑事課一係の執行官役を務めています。
冷徹かつ厳格で無愛想な性格だが、正義感と良識も持ち合わせている野生的なキャラ。
鍛錬された強靭な肉体と捜査への執念深さから、周囲からは畏怖されていますが、頭脳が大変優れており、その勘の鋭さと高い洞察力からいち早く事件の真相に気付き素早く行動します。
武器以上の強靭な精神と肉体を持つべきだという信念のため、局内訓練施設とは別に、自室にもトレーニング機材を揃えるほどに鍛錬に熱心で、近接格闘術シラットを身につけているほど。
征陸からは「コウ」、縢からは「コウちゃん」と呼ばれています。
常守朱(つねもり あかね)
声優は花澤香菜。
本作1期のヒロイン、2期、劇場版での主人公を務めています。
1期・2期ともに公安局刑事課一係の監視官役で、1期の時点で20歳。
訓練施設を首席で卒業し、1期では物語開始時に刑事課に配属されたばかりの新任監視官。
ポジティブで忍耐強く、立ち直りや気分転換が早い性格だが、不器用で天真爛漫な一面もある。
縢からは「常守ちゃん」「朱ちゃん」、征陸からは「お嬢ちゃん」と呼ばれています。
宜野座伸元(ぎのざ のぶちか)
声優は野島健児
1期における公安局刑事課一係の監視官、2期では執行官の男性役。
1期では、眼鏡をかけており、一見冷静かつ理知的に見えるが、感情的になることも多い。
自身のメンタルを清浄に保つためにも、監視官は執行官とは深く交わるべきではないと考えており、逆の考えを持つ朱とぶつかることがある。
狡噛の監視官時代の同期で、狡噛からは「ギノ」、縢からは「ギノさん」と呼ばれています。
【18曲】「PSYCHO-PASS サイコパス」の全主題歌・挿入歌について一挙ご紹介
さて、このコーナーでは、PSYCHO-PASSのOP主題歌や挿入歌、サントラで話題になった音楽を一挙にご紹介していきたいと思います。
abnormalize / 凛として時雨
『abnormalize』(アブノーマライズ)は、凛として時雨のメジャー2ndシングルで、2012年11月14日にリリースされ、第1期の第1話~第11話まで、OP主題歌として使用されていました。
前作『moment A rhythm』より3年11ヶ月ぶりのシングルとなり、通常盤・期間限定盤(デジパック仕様)の2形態で発売していました。
期間限定盤は2012年いっぱいまでの発売でしたが、2014年7月10日、「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」の放送に伴い再発売されています。
主題歌を担当した「凛として時雨(りんとしてしぐれ)」は日本のスリーピースロックバンド。
素敵なバンド名ですよね。
メンバーは345(Vo/Ba.)、ピエール中野(Dr.)、TK(Vo/Gt.)で結成されています。
ピエール中野は、歌手の大森靖子と結婚していた事を最近発表しましたね。
Out of Control / Nothing's Carved In Stone
「Out of Control」(アウト・オブ・コントロール)は、Nothing's Carved In Stoneの4枚目のシングルで、2013年3月6日にリリースされ、第1期の第12話~第22話のOP主題歌として使用されました。
Nothing's Carved In Stone(ナッシングス カーブド イン ストーン)は、村松拓(ボーカル・ギター)、生形真一(ギター)、日向秀和(ベース)、大喜多崇規(ドラムス)で結成された、オルタナティヴ・ミクスチャーロック系のロックバンド。
略称は「NCIS」、「ナッシングス」など。
「ジターバグ」などで知られるロックバンドELLEGARDENのギタリスト生形真一が、2008年のバンドの活動休止を機に、以前から一度セッションをしたいと思っていた現ストレイテナーのベーシスト日向秀和に声をかけたのが結成のきっかけでした。
その後、たドラマー大喜多崇規が加入、それから半年程ボーカリスト不在のまま幾度かのセッションを繰り返し、ボーカルを探す中、MySpaceで見つけたABSTRACT MASHの村松拓の声に興味を持ち生のライブパフォーマンスを見てますます惚れ込んで、声をかけたといいます。
とても力強く個性的な声が印象的ですよね。
名前のない怪物 / EGOIST
「名前のない怪物」は、EGOISTの3枚目のシングルで、2012年12月5日にリリースされ、第1期ED主題歌として、第1話~第11話、劇場版エンディングテーマでも使用されていました。
EDMみたいなものを取り入れようと意識して書かれた楽曲との事ですが、2019年3月1日には、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において編曲賞を受賞しました。
EGOISTはsupercell(クリエイター集団)のryoがプロデュースしたユニットで、テレビアニメ『ギルティクラウン』に登場するヒロインの楪いのりがボーカルを務める架空のアーティストグループとして結成され、同作の主題歌・劇中歌を担当し、同作終了後も他アニメへの楽曲提供やライブ活動を続けています。
ボーカルを担当するchellyは、2011年の5月から7月にかけて行われたsupercellの新ボーカリストオーディションにおいて、2000人を超える応募者の中からryoによって選ばれた実力派ボーカリストです。
伸びやかで透き通る声が心地よいですよね。
All Alone With You / EGOIST
「All Alone With You」(オール アローン ウィズ ユー)は、EGOISTの4枚目のシングルで、2013年3月6日にリリースされ、第1期ED主題歌として、第12話~第22話で使用されていました。
前作のEDMから一変したミディアムバラード調の楽曲に仕上がっています。
歌詞は切ないラブソングで、ボーカルの声を聞いているだけで涙が出そうな気持になり、この曲はアレンジが良いと評判で、特にギターのリフのセンスが光る一曲です。
Trigger Finger!!! / 滝崎リナ(渡辺明乃)
「Trigger Finger!!!」は第1期(12話)劇中歌として使用された、滝崎リナ(渡辺明乃)のキャラソングです。
ノリのいいロック調のサウンドに、彼女の中低音がよくハマっていますよね。
歌を担当した渡辺 明乃(わたなべ あけの)は、1982年11月18日生まれの声優さん。
メインは声優ですが、趣味でヘヴィメタルバンド「ちびらり」のボーカルも務めています。
愛猫家としても知られており、SNSにはたびたび猫が登場します。
Enigmatic Feeling / 凛として時雨
『Enigmatic Feeling』(エニグマティック・フィーリング)は、凛として時雨のメジャー3rd(通算4枚目)シングルとして、2014年11月5日にリリースされ、PSYCHO-PASS サイコパス第2期OP主題歌として使用されました。
『abnormalize』に続き、同アニメシリーズ2回目の主題歌起用となり、2014年9月26日、パシフィコ横浜で開催された「PSYCHO-FES サイコフェス」にシークレットゲストとして出演し『abnormalize』『Enigmatic Feeling』の2曲を披露しています。
Enigmaticとは、謎めいたという意味。
この曲の歌詞は、とても苦しい主人公の気持ちを歌っていますが、アニメの登場人物だったり、自分の身近な人に当てはまるような感じもします。
時折、耳を傾けたくなるようなネガティブワードが出てきますが、何故かまたリピートしたくなる不思議な曲です。
Fallen / EGOIST
「Fallen」(フォールン)は、2014年11月19日にリリースされたEGOISTの5枚目のシングルで、PSYCHO-PASS 第2期のED主題歌として使用されました。
ボーカルのchelly曰く「神秘的な曲」で、「バックで鳴っている音はとても賑やか」だが「歌詞やメロディには美しさがあるとの事。
確かに、アレンジは賑やかですが、旋律的できれいなメロディーラインですよね。
初シャウトにもチャレンジしていますが、それまでシャウトをした事が無かったそうで、最初にサンプル動画を見せてもらい、試行錯誤しながら頑張ったそうです。
Q-vism / Who-ya Extended
「Q-vism」は2019年11月にメジャーデビューを果たした弱冠二十歳のボーカリストWho-ya(フーヤ)を中心としたクリエイターズユニット、Who-ya Extended(フーヤエクステンデッド)
PSYCHO-PASS サイコパス3のOP主題歌に大抜擢されました。
メンバーはキービジュアル(イラスト:よしおか)のみの公開で、顔写真や詳しいプロフィールは公開されておらず、デビュー以降も一貫してテレビ出演やライブを行っていない謎のユニット。
最近だと、TVアニメ「呪術廻戦」第2クールのオープニングテーマ等も担当している今話題のユニットです。
いつかテレビで生歌が聴ける日を楽しみに待ちたいですね。
bullet / Cö shu Nie
「bullet」はCö shu Nie(コシュニエ)の4枚目のメジャーシングルで、2019年11月20日にリリースされ、第3期のEDテーマとして使用されました。
Cö shu Nie(コシュニエ)は、日本の3人組ロックバンドで、声の表情で魅せる切ない女性ボーカルと、繊細でカオスなバンドサウンドが特徴。
シーケンスで華やかに彩る独創的な世界観で、ロックもポップも越えて、軽やかに行進するバンドで若者の間で特に人気があります。
Cö shu Nieというバンド名は造語で意味は無く、「自分たちが初めてその言葉の意味になる」という思いが込められているそうです。
女性ボーカルの声質とバンド名の響きがリンクしていて良いですよね。
FIRE BURNING WOMAN / 小宮カリナ(日笠陽子)
「FIRE BURNING WOMAN」はPSYCHO-PASS サイコパス3の第2話と第5話で劇中歌として使用されました。
アニメの登場人物の一人、元アイドルで都知事選にも立候補した政治家の小宮カリナが歌を務めています。
カリナの声を担当した声優・日笠陽子の歌唱力が存分に発揮され、多数アニメファンから称賛の声が相次いだ曲として有名ですよね。
Who What Who What / 凛として時雨
「Who What Who What」は2015年1月14日にリリースされた、凛として時雨のシングルで、2015年1月9日より公開された「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」の主題歌として使用されました。
凛として時雨が同アニメシリーズに楽曲を提供するのは、2012年に放送された第1期第1クールのオープニングテーマ「abnormalize」、第2期のオープニングテーマ「Enigmatic Feeling」に続き3回目となります。
超絶的なテクニックと独自のボーカル、常に独自の世界観を追求し続けているバンドですよね。
Synthetic Sympathy / Who-ya Extended
「Synthetic Sympathy」はWho-ya Extendedの楽曲で、2020年3月27日に劇場公開された『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の主題歌として使用されました。
Who-ya Extendedの楽曲は、どこかで耳にしたことがあるような懐かしいサウンドを匂わせつつも、洗練された電子音が心地よく、ずっと聞いていたくなるような耳障りの良い歌声がたまらないですよね。
red strand / Cö shu Nie
「red strand」はCö shu Nieの楽曲で、2020年3月27日に劇場公開された『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』のEDテーマとして使用されました。
今作は、赫く(あかく)強い繋がりをテーマにした書き下ろした曲で、YouTubeでは"PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR"のアニメ映像によるティーザー映像も公開されています。
abnormalize-Remixed by 中野雅之
「abnormalize-Remixed by 中野雅之(PSYCHO-PASS SS OP ver.)」は2019年01月25日に公開された「PSYCHO-PASS サイコパスSS」Case.1『罪と罰』、Case.2『First Guardian』、Case.3『恩讐の彼方に__』のOP主題歌として使用されました。
Fallen-Remixed by 中野雅之
「Fallen-Remixed by 中野雅之(PSYCHO-PASS SS Case.1 ED ver.)は、2019年01月25日に公開された「PSYCHO-PASS サイコパスSS」Case.1『罪と罰』のEDテーマとして使用されました。
All Alone With You-Remixed by 中野雅之
「All Alone With You-Remixed by 中野雅之(PSYCHO-PASS SS Case.2 ED ver.)」は、2019年01月25日に公開された「PSYCHO-PASS サイコパスSS」Case.2『First Guardian』のEDテーマとして使用されました。
名前のない怪物-Remixed by 中野雅之
「名前のない怪物-Remixed by 中野雅之(PSYCHO-PASS SS Case.3 ED ver.)」は、2019年01月25日に公開された「PSYCHO-PASS サイコパスSS」Case.3『恩讐の彼方に__』のEDテーマとして使用されました。
【サントラ】PSYCHO-PASS
こちらはおまけですが、『PSYCHO-PASS サイコパス』のサウンドトラック!
「踊る大捜査線」シリーズなどを手掛ける菅野祐悟による、全曲書き下ろしの渾身の作品がギュッと詰まっています。
菅野 祐悟(かんの ゆうご)は、1977年6月5日生まれの作曲家、音楽プロデューサーです。
音大在学中から、映画、CM、アーティストに楽曲を提供するなどの活動を行っており、現在ではドラマからアニメーション、CM、ゲーム等、幅広く活動しています。
特に、テクノポップ、音響、オーケストレーションを得意としており、2012年より音楽にとどまらず画家活動にも創作範囲を拡大中との事。
・NHK連続テレビ小説 半分、青い。
・ハケンの品格(2007年)
・テセウスの船(2020年)
・危険なビーナス(2020年)
・ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(2014年 - 2015年)
など
これまでにも数えきれないほどのテレビドラマのサウンドトラックを手掛けています。
皆さんもどこかできっと耳にしているはず。
まとめ
さて、今回は大人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の全OP主題歌や挿入歌について一挙ご紹介してみましたが、気になる音楽は見つかりましたか?
PSYCHO-PASS サイコパス、これからの未来について色々考えさせられるストーリー展開となっています。
難しそうに感じるかもしれませんが、実は分かりやすいストーリーなので、普段アニメを見ないという方にもぜひおすすめしたいです。