【aiko】『秘密』は聴き手によって色々な解釈が可能?歌詞や背景を徹底分析!
自然体で素直な気持ちを歌いこむ歌姫、aikoさんの曲の中でも屈指のラブソングである「秘密」。
「秘密」という曲が持つ切ない恋の調べは、聴く人によって様々な解釈をできる曲であると話題です。
今回の記事ではこのaikoさんの名曲「秘密」についての詳細やそれぞれの聴き手の考察などについてまとめていきたいと思います。
切ない恋する想いが詰められたaiko『秘密』
aikoさんといえば「ずっと」や「milk」、「カブトムシ」など珠玉のストレートでナチュラルなラブソングが多くあることでも知られていますよね。
素直で少しひねりの聞いた恋のうたを多く歌われているaikoさんですが、恋人とうまくいっていてとても恋愛が楽しいと感じているときはもちろんのこと、「片想いしている時に聴きたい」という声や「失恋してしまった時によく聴く」などといった、恋愛が楽しいだけではない時にも寄り添ってくれる曲が沢山あると話題でした。
私自身もときめきを大きく感じている時よりも、恋をしていて切ない気持ちが先導するときにaikoさんの曲を聞きたいと感じることが多いです。
そんなaikoさんの歌う数々のラブソングのなかでも、この「秘密」は卓越した「ザ・バラード」だと感じる曲なのです。
柔らかさの極み、温かく包まれるようなピアノのイントロからはじまってaikoさんの優しい歌声が自然に体内に入っていきます。
この歌声にドラムが入ってきてからリズムがついて、気持ちが高まっていく感覚があります。
これ以上想いが募ったらなんだか
好きだけじゃ済まなくなりそうで
という続いた歌詞の部分から大きくリズムに変動があり、ここからはストリングスなども入ってくるのでより躍動感があります。
この気持ちにどれだけの強い思いがあるか、このストリングスの入りから感じることが出来ます。
また、2番に入るといちばん初めからドラムがリズムをすでに刻んでいるので動きが感じられます。
何気ない仕草に苦しくなる度
心に約束を交わす
という歌詞の部分からはリズムがまた変わりますので、環境的な状況が変わったのではないかとも推察しました。
誰にも言ってないあたしの秘密を
耳元で小さな声であなたにだけ伝えたい
必ず過ぎてく優しく切ない
2人だけの瞬間忘れない
この部分は曲名にもある「秘密」というキーワードも入っているので、曲のなかで最も大きなサビであり伝えたい部分なのでは。
間奏のひだまりのような美しい音色を挟んでから、間奏明けに奏でる消え入るような切なさと皮肉な程の温かさが共生した歌声が見事です。
ラストの「いとおしい」という一言の前に一瞬だけ設けられた間と、ドラムが刻む鼓動のようなリズムが曲の終わりを告げます。
aikoさんが歌う「uh」や「ah 」などといったスキャットも切なく響いて魅力的です。
このaikoさんが歌うスキャットが無ければ切なさが伝わる度合いが全く違うと思うので、さすがはaikoさんの歌唱力の高さが目立ちます。
それでは「秘密」の魅力をお伝えしたところで、続いてこの「秘密」が入っているアルバムについてもご紹介していきます。
通算8枚目のアルバム「秘密」に収録されている
このaikoさんの「秘密」は、2008年4月2日にリリースされたaikoさんにとって通算8枚目のアルバム「秘密」に収録されています。
アルバムタイトルにもなっていますので、「秘密」はこのaikoさんの8枚目のアルバムの中でも表題の曲であることがわかりますね。
このアルバム「秘密」には
You & Me both
二人
学校
キョウモハレ
横顔
秘密
ハルとアキ
星電話
恋道
星のない世界
シアワセ
ウミウサギ
約束
これらの曲が収録されています!
今回お話している「秘密」は6曲目ですね。
aikoさんの柔らかで温かい、寄り添っていく歌の優しさが込められた曲たちです。
日常的で何不思議無いキーワードに「秘密」というタイトルワードが自然と溶け込むのは、たとえ小さくとも誰しもひとつは抱えている秘密とリンクするからかもしれません。
もちろんそんな名曲「秘密」も好きなのですが、このアルバム「秘密」の中だと私は個人的に「星電話」に惹かれ、推しているんです。
幸せな恋愛ばかりではないこと、そして悲しみに暮れた時人は潤いを求め、寄り添ってくれる何かを探す。
「星電話」はもうすでに別れてしまった元カレについてのストーリーが描かれた歌なのですが、aikoさんの魅力に一層気づく部分が多い曲なので「秘密」のアルバムをぜひチェックして見ていただければと思います。
それでは次の段落で、「秘密」を聴く人によってどんな解釈がされているのか、まとめて行きたいと思います。