【あいみょん】映画『空の青さを知る人よ』のために作った曲!映画と同じタイトルで作られた楽曲について徹底考察!
あいみょんの『空の青さを知る人よ』は映画の主題歌となった楽曲です。映画とリンクした歌詞は、切ないながらも背中を押してくれるような内容になっています。そんな『空の青さを知る人よ』の映画との関連性や、楽曲の歌詞に込められた想いについて考察していきます。
今日本で大注目のシンガーソングライターあいみょん
あいみょんさんは兵庫県西宮市出身で6人兄弟の2番目として生まれました。
音楽好きの父から影響で、幼いころから音楽に触れて生活を送っていたそうです。
その後、路上ライブやインディーズでの経験を経て、2016年11月30日に『生きていたんだよな』でメジャーデビューを果たします。
『生きていたんだよな』の曲中には「語り」が多く、「生死」という過激なテーマを扱っていることから、それまでの女性シンガーソングライターの華々しいデビューとは一線を画しました。
その後発表されたセカンドシングル『愛を伝えたいだとか』が様々な音楽番組で取り上げられたことで、サブカル層を中心に人気が広がっていきます。
そして、5枚目のシングルとして発売された『マリーゴールド』ではストリーミングチャートで20週連続1位をとるなど、一気に国民的アーティストへと昇り詰めました。
伸びのある低音ボイスと共感し易い歌詞が話題となり、2018年には「NHK紅白歌合戦」へ出場しています。
YouTubeの再生回数が凄い
あいみょんさんのPVはYouTubeで公開されており、平均再生回数は日本のアーティストの中でもトップクラスです。
特に『マリーゴールド』は1億5000万再生を超えるメガヒットとなりました。
このPVは上海で撮影され、あいみょんさんがスケボーを披露しています。
楽曲の良さだけでなく、あいみょんさん自身の趣味や特技を垣間見ることもできるのが、PVの特徴です。
『愛を伝えたいだとか』はワンカット、ノー編集での制作されたPVです。
グルーヴ感のある曲調に乗せて、あいみょんさんが表情や動きだけで世界観を作り上げています。
歌での表現だけでなく、体を使った表現もできるのがあいみょんさんの魅力です。
こちらのPVも5000万再生を超えるヒットとなりました。
自然体な姿
あいみょんさんはなぜ多くの若者に憧れを持たれる新世代アイコンへとなったのでしょうか。
その要因はSNSなどで投稿する「自然体な姿」にあります。
楽曲を聴いただけではクールでミステリアスな雰囲気を持たれがちです。
しかし、TwitterやInstagramの投稿はひょうきんな姿を写した写真が多く、そのギャップが若いファンを獲得する要因の一つとなっています。
表紙も全部iPhoneで撮ったんだよ、すごいよね、あいみょんをあいふぉんでさ、 pic.twitter.com/1I85KR4JXg
— あいみょん (@aimyonGtter) February 20, 2019
上記のTwitterの投稿ではあいみょんさんがココアシガレットをくわえた写真が投稿されています。
あいみょんさんとレトロな駄菓子がマッチしていて、自然体な姿にもかかわらずとてもお洒落な雰囲気ですね。
この投稿には10万以上のいいねが付きました。
そして、このあいみょんさんのマネをした写真をSNSに投稿する若者が続出し、ココアシガレットの売り上げが急増したというエピソードがあります。
下火だった駄菓子の人気を再熱させるほどの影響力は、各市場も無視できない状態となっています。
映画『空の青さを知る人よ』の主題歌を書き下ろした
今回紹介するあいみょんさんの『空の青さを知る人よ』という曲名は映画のタイトルと同じです。
その歌詞の内容も映画とリンクしており、楽曲を考察する上で映画の内容を知っておくとより楽しめると思います。
そこで、まず映画の『空の青さを知る人よ』のあらすじや作品の紹介をさせていただきます。
映画『空の青さを知る人よ』とは
映画『空の青さを知る人よ』は2019年10月11日に全国公開されたアニメーション映画です。
この作品のキャッチコピーは「これは、せつなくてふしぎな、二度目の初恋の物語」となっており、大人も泣ける感動物語になっています。
監督は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』などを手掛けた長井龍雪(ながい たつゆき)さんです。
吉沢亮さんや吉岡里帆さんなどの豪華俳優陣をキャストに迎えたことでも話題となりました。
予告動画を見ていただければわかる通り、風景や街並みがとても繊細に描かれているのが長井龍雪の作品の魅力の一つです。
映画『空の青さを知る人よ』のあらすじ
あらすじと登場人物の紹介です。
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。
将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。
そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。
二人は、13年前に事故で両親を失った。
当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。
それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。
姉の人生から自由を奪ってしまったと…。
そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。
そのバックミュージシャンとして金室慎之介の名があがる。
あかねのかつての恋人であり、高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が町に帰ってくる…。
時を同じくして、あおいの前に、突然“彼”が現れた。
“彼”は、しんの。まだあかねと別れる前の、高校時代の姿のままで、13年前の過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。
思わぬ再会をきっかけに、次第に、しんのに恋心を抱いていくあおい。
一方、13年ぶりに再会を果たすあかねと慎之介。
せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。
この作品のキーとなる部分は、同じ人物が大人と子供の姿で現れるという点です。
当然同じ人物が同じ時代に存在することなどありえません。
そして、姉妹で好きになった人が同じという複雑な恋愛事情になっています。
なぜ13年前の慎之介が時を超えて現在に現れたのか。
その理由がわかったとき、複雑に絡み合った恋愛事情が紐解かれ始めます。
そして、主人あおいは「ある決心」を迫られるのです。
ただの青春アニメではなく、大人と子供の目線のどちらからも楽しめる内容となっています。