【Mr.Children】『イノセントワールド』に込められた想いを知っているか?深い意味を徹底考察
長年に渡り何曲ものヒットソングを生み出してきた4人組バンド「Mr.Children」は、1994年にリリースした「イノセントワールド」で大ブレイクを果たしましたが、その「イノセントワールド」の歌詞の意味や込められた想いなど、深い意味を徹底考察していきます。
日本を代表する人気アーティストMr.Children
Mr.Childrenは1989年に結成された日本の音楽界を代表する男性4人組バンドです。
誰もがMr.Childrenの楽曲を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
テレビドラマや映画のタイアップ、コマーシャルソングなど、Mr.Childrenの楽曲は人々の生活における様々なシチュエーションで彩りを添えています。
Mr.Childrenはサザンオールスターズに並ぶと言っていいほど、国民的なレベルに達しており、日本のミュージックシーンを語る上で欠かすことのできない存在となっている事に間違いないでしょう。
メンバーは
・桜井 和寿 ( さくらい かずとし )ボーカル
・田原 健一(たはら けんいち)ギター
・中川 敬輔(なかがわ けいすけ)ベース
・鈴木 英哉(すずき ひでや)ドラム
バンド名の由来ですが、チルドレンという意味合いや響きが気に入っていたが、でも大人が「子供」を用いるのはどうかということで、大人の男性の定冠詞であるMr.を付けたと言われています。
ヴォーカルの桜井和寿が殆どの作詞、作曲をこなし、他の3人のメンバーはそれぞれその世界観を楽器で表現するというスタンスのバンドです。
ある音楽誌の誰かが「桜井」だけで活動してみたらどうかと発言したところ、「そんなに、僕らのメンバーを解散させたいのか」と怒ってしまい、他のメンバーの重要性を説いたエピソードを聞いた事があります。
確かに結成から今までに至るまで一度もメンバーの離脱がなく、仲が良いバンドとしても知られています。
最初からこの4人で音を作っていきたいという意志がしっかり固まっており、各役割もしっかりできているバンドだと思います。
応援してくれるファンにとっても、メンバー間の仲がよい事は何よりも嬉しい事ですね。
応援歌としても人気の『イノセントワールド』とは
「イノセントワールド(innocent world)」は1994年にリリースされたMr.Childrenの5枚目のシングル。
清涼飲料水「アクエリアス」のCMにも使用され、当時はキャッチーなメロディが話題を呼び、リリースしてから2ヶ月足らずで100万枚を突破し、1994年度のオリコン年間シングルチャート1位を獲得しました。
ボーカル桜井和寿が歌う青春の甘く切ない感情が、ロマンチックな作品に仕上がっており、また応援歌としても大変多くのリスナーから支持され続けています。
カップリング曲として「My Confidence Song」が収録されました。
本作のヒットによって過去の作品が再びチャートにランクインするなど大きな相乗効果も生まれ、最終的には193.6万枚を売り上げています。
後にミリオンセラーとなる10thシングル「名もなき詩」や、15thシングル「終わりなき旅」などと共に、「イノセントワールド(innocent world)」もライブでは頻繁に演奏されています。
ライブで演奏する時はワンコーラス目を全て観客に歌わせる場合が多く、以前はアンコール待ちで観客がこの曲を歌って待つというパターンもあり、ライブでは必ずと言っていいほど選曲される楽曲と言ってよいでしょう。
さて、次のコーナーでは「イノセントワールド(innocent world)」の歌詞を分析し、歌詞に込められた想いや意味を徹底考察していきます。
『イノセントワールド』の歌詞と意味を徹底考察
世の中には応援ソングとして有名な曲が数多くありますが、今回ご紹介する「イノセントワールド」はミスチルならではの歌詞表現が心にグッと来て、力強さを感じる一曲に仕上がっています。
それでは、セクションごとに歌詞の意味を分析していってみましょう。
黄昏の街を背に 抱き合えたあの頃が 胸をかすめる
軽はずみな言葉が 時に人を傷つけた そして君は居ないよ
「抱き合えたあの頃」と歌っているのですから、この曲の主人公は、夕日をバックに過去の思い出を振り返っているのかもしれません。
ついうっかり口から出てしまった「軽はずみな言葉」により、当時の友人(恋人?)を傷つけてしまう事になり、今現在は連絡を取り合っていないという意味なのでしょうか。
メロディーはちょっと切ない感じに仕上がっており、このような歌詞と上手くリンクしていると思います。
この先、恋愛に関するような歌詞は曲中に出てこないため、歌いだしは恋愛ソングと見せかけて、そうじゃないと気づく方も多いでしょう。
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