歌や曲のイントロ・Aメロ・Bメロ・サビとはどういう意味なのか?
日本の音楽でイントロ・Aメロ・Bメロって言葉を聴いたことはあっても、本当の意味は良くわかってない人も多いかと思います。改めてイントロの語源、意味について、本当はどういう事を行っているのか、詳しくご紹介していこうと思います。
イントロとは?
「イントロ」という言葉は普段から日本の音楽を聞くときに使われる言葉ですが、イントロという言葉自体は知っていてもその意味を知らない方が多いです。そこで
今回の記事ではイントロの実際の意味や使い方をまとめました。ぜひ参考にしてみて下さい。
Wikipediaで調べてみた
まずWikipediaで「イントロ」について調べてみました。
導入部(どうにゅうぶ)またはイントロダクション(Introduction)とは、
- 文章において、冒頭で内容の概略や背景について述べ、読者が内容になじみやすくするために書かれた部分。
- 音楽において、一つの曲の前奏部。序奏。
- その他、一般に物事の冒頭部分。
音楽における「曲」の冒頭部の事を意味します。「Introduction」の先頭部分「Intro(イントロ)」が語源になっていて、メインの歌が始まるまでの曲の冒頭の演奏部分を指しています。
昨今の曲ではイントロが短めで30秒以内に収まるものが殆どです。80年代前後は1分以上あるイントロもありました。
イントロと反対のアウトロってあるの?
「イントロ」と反対の意味で使われる事がしばしばある「アウトロ」という言葉も実際の意味を説明していきます。
アウトロは英語のoutroが原語で、outとintroから合成された造語である。原語のoutroは、音楽以外に放送や演劇の分野でも使われ、ラジオ・テレビ番組のエンディングなどの意味もある。
アウトロの意味としては通常、曲が終わって行く時にイントロを更に短くした歌のない伴奏部分が入って一曲の演奏が終了します。
この「歌のない伴奏部分」を「アウトロ」と呼んでいます。
Aメロとは?
次にこちらもよく聞く「Aメロ」について説明していきます。
Aメロ(エーメロ、エイメロ)とは、楽曲の出だしから曲調の変わる直前までの部分を指す日本独自の音楽用語
日本の楽曲の場合、1コーラスの構成が
Aメロ→Bメロ→サビ
という構成の楽曲が多いです。上記のように分割した時の最初のフレーズのひとかたまりの事を「Aメロ」と呼んでいます。
Bメロとは?
「Aメロ」の次に来るメロディー・フレーズのひとかたまりを指します。「サビ」の前に入るフレーズで、通常「Aメロ」とは違ったフレーズが入ります。
これを「Bメロ」と呼んでいます。
サビとは?
Aメロ・Bメロを見てきましたが、では「サビ」とは何なのでしょうか?
特に曲の最も盛り上がる部分を指すことが多い
香辛料のワサビが語源とも言われています。少量でも刺激があることから、曲の中で最も刺激的な部分を指す意味で「サビ」と呼ばれています。
日本の楽曲はでこの「サビ」部分が1コーラスで最も印象的なメロディーのかたまりになります。その楽曲を印象づける部分です。この「サビ」が一曲の中で何度もリフレインされる部分になります。
邦楽、洋楽の違いについて
曲の構成は「邦楽」と「洋楽」では構成が異なります。
- 邦楽:Aメロ+Bメロ+サビ
- 洋楽:Aメロ+サビ(Verse+コーラス)
「洋楽」は日本人の感覚では「Aメロ+サビ」という印象を受けます。でも、よく聴くと「洋楽」の場合は「サビ」に相当する部分はコーラスが大半を締めてる事が多いです。メイン・ボーカルはむしろ、後ろで声を出す程度で、メインはコーラス部分なのが殆どです。
ですので「洋楽」の1コーラスは
Verse(ヴァース)+コーラス
と言う言い方も出来ます。「Verse」部分で「邦楽」で言う所の「サビ」のように伝えたい事を歌詞に載せ、「コーラス」部分は「邦楽」で言うところの「大サビ」に近く、ちょっと雰囲気を変えた別のメロディーを挟むという構成になっています。