「Audacity」でボーカルを変幻自在にエフェクトしよう!使い方をご紹介

無料で便利な「Audacity」が今「歌ってみた」動画を制作している歌い手の間で、最も注目されている音源編集ソフトだと知っていますか?使い方が分からない方も多いと思います。「Audacity」でボーカルをエフェクトする方法と使い方をまとめました。

記事の目次

  1. 1.「Audacity」とは
  2. 2.エフェクトの種類
  3. 3.「Audacity」でボーカルにエフェクトをかける
  4. 4.「Audacity」でのボーカルカットのやり方
  5. 5.まとめ

「Audacity」とは

Photo by topgold

「Audacity(オーダシティ)」とは無料で利用でき、インターネット上で気軽にダウンロードできる音楽・音声編集ソフトのことです。

「歌ってみた」動画などが流行したことにより、音源を制作したりミックスしたりする人が増え「Audacity」の利用者も以前よりも増加しました。

かなり前からあるソフトで、専門的で複雑な音楽制作ソフトと比較すれば、初心者でも簡単に使用することができるためおすすめです。

これから「歌ってみた」動画などをインターネットに投稿することを考えている方は、ぜひ覚えておくと便利でしょう。

今回は「Audacity」の主要なエフェクト機能を含め、ボーカルをエフェクトする際の使い方を主に紹介します。

「Audacity」のダウンロードページ

エフェクトの種類

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ここで紹介する「Audacity」はほんの一部ですが、利用されることが多いエフェクトの種類をまとめました。

ボーカルにエフェクトをかける時に参考にしてみてください。

「Audacity」にある主要なエフェクト①:イコライザー(EQ)

イコライザーはEQ(イーキュー)とも呼ばれ、音源をミックスする上では必ずといっていいほど使用されるものです。

音質を補正・改善し、特定の周波数帯域を強調したり減衰したりするためのものです。

つまり聴きやすい音にするために使う機能になります。

「Audacity」のイコライザーの使い方

Photo by Tim Patterson

「Audacity」のイコライザーは3通り設定方法があります。

一番簡単なのは、「acoustic(アコースティック風)」「amradio(ラジオっぽい)」などのプリセット(前もって設定されているもの)を選んで決めることです。

それ以外にグラフを表示し、真ん中の線をマウスで動かし音を調整するやり方「GraphicEqualizer」から周波数ごとに調整するやり方があります。

ちなみに「Audacity」のバージョンがv2.3.3の場合、イコライザーが「Filter Curve」「グラフィック EQ」に置き換わっているので注意しましょう。

「Audacity」にある主要なエフェクト②:コンプレッサー

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コンプレッサーとは「compress(コンプレス)」という圧縮・縮める・押し付ける、などの意味を持つ単語からきている名称です。

コンプレッサーは音の全体の波形を見て、音量が大きい部分を下げるのと小さい音を上げる役割を持っています。

こうすることで全体をできる限り同じ大きさの音量にし、波形の幅もそろっていくのです。

「Audacity」のコンプレッサーの使い方

Photo bymtmmonline

コンプレッサーの画面を開くと「閾値(しきいち)」「ノイズフロア」「レシオ」「アタックタイム」「リリースタイム」とあり、目盛りが動かせるようになっています。

Audacityで「閾値」と書かれているものは、スレッショルドと一般的に言われるものです。

ここで数値を設定し、その数値を超えた音量が抑制されます。

「閾値」を超えた音量をどの程度の割合で抑制するかを決定するのが「レシオ」です。

「アタックタイム」では音量が「閾値」を超え、音量の抑制が開始されるまでの遅延の時間を設定することができます。

「リリースタイム」はディケイタイムともいい音量が「閾値」以下の音量になった際に、音量の引き上げが開始される遅延の時間を設定することが可能です。

最初は設定がよく分からないと思いますが、だいたいは「閾値」を0dBにし「レシオ」を2:1または4:1にします。

そこから「閾値」の目盛りを少しずつ左にスライドしてみて、音量が一定になるところに設定してください。

あまり強くしてしまうと、抑揚がなくなるので注意しましょう。

「Audacity」にある主要なエフェクト③:リバーブ

フリー写真素材ぱくたそ

リバーブは残響音を作るためのエフェクトです。

カラオケのエコーをイメージする方も多いかもしれませんが、あの感じとは少し違います。

カラオケのエコーは「ディレイ」といって声が遅れて何度も聞こえてくるやまびこの要素が強いですが、リバーブはお風呂の中のような響き具合です。

ちなみに音楽の編集などで言うところのエコーの場合はカラオケとは違い、リバーブ同様に残響音の仲間になります。

「Audacity」のリバーブの使い方

リバーブの画面にもいろいろな専門用語が並んでいます。

各項目の数値を弄りながら、好みの響き具合を探してみましょう。

左下にある「管理」ボタンから設定の保存を選択し、プリセット(前もって設定されているもの)を使ってリバーブの種類を選択することも可能です。

「Audacity」にある主要なエフェクト④:スピード変更

フリー写真素材ぱくたそ

音声のスピード変更も「Audacity」で可能です。

早くすることも遅くすることもできます。

他と違う音源を作りたい方におすすめです。

「Audacity」のスピード変更の使い方

速度を変更したいファイルを選択し、メニューから「エフェクト」をクリックして「スピード変更」を更にクリックするとスピード変更のダイアログが出てきます。

希望する速度を設定し「OK」を選択しましょう。

「Audacity」にある主要なエフェクト⑤:テンポ変更

Photo byswooshed

スピード変更は音声の高さまで変わってしまいますが、あくまでテンポのみを変えたい場合は「テンポ変更」で設定しましょう。

「Audacity」のテンポ変更の使い方

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テンポを変更したいファイルをクリックし、メニューから「エフェクト」さらに「テンポ変更」を順に選択しましょう。

ダイアログが出ますので「変更率」の数値を希望のものに設定して「OK」をクリックしてください。

「Audacity」にある主要なエフェクト⑥:ノイズ除去

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「Audacity」ではノイズを取り除くこともできます。

マイクで音声を録った際に雑音まで一緒に録音されてしまった場合、このエフェクトを使用しましょう。

「Audacity」のノイズ除去の使い方

ノイズが気になる部分を選択し、メニューの「エフェクト」から「ノイズの除去」をクリックしてください。

「ノイズの除去」「感度」「周波数平滑化(バンド)」という項目が目盛りと一緒に表示されていると思います。

「ノイズの除去」の数値が大きいほどノイズ部分の音が小さくなり「感度」の数値を高くすると、ノイズと認識する範囲を広げることが可能です。

あまり「感度」の数値をあげると、ノイズと認識してほしくない音までノイズだと誤認するので注意しましょう。

「周波数平滑化(バンド)」はノイズ部分・ノイズ以外の部分の、境界が滑らかでナチュラルになります。

ただしノイズ以外の音質が劣化し異音が聞こえてくる可能性もあるので、0以外の数値にする場合はあらかじめチェックしてください。

ちなみに画面の下にある「現象」「残存」のどちらかが選択できるようになっていると思います。

「現象」を選択すると通常のノイズ除去の機能を果たし「残存」にするとノイズだけの音が出てきます。

「残存」にしてノイズ以外の音が聞こえた場合、設定した数値が高いということです。

ノイズを除去するには、音の増幅とノイズ除去の作業を繰り返し行っていきましょう。

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「Audacity」でボーカルにエフェクトをかける

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