【初心者必見】ピックの種類・選び方ご紹介

エレキギターやアコースティックギターの演奏に欠かすことのできない「ピック」という機材。実は、ピックの形や素材次第で出る音は大きく変わったりします。特に素材の違いは重要です。ここでは、ピックの種類と選び方について詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.ピックの種類
  2. 2.ピックの素材はとても重要
  3. 3.厚さでもピッキングは大きく変わる
  4. 4.人気のモデル
  5. 5.ピックの選び方
  6. 6.ギターに慣れた人におすすめ その他の種類のピック

ピックの素材はとても重要

ピックと指板
Photo byDidgeman

エレキでもアコギでも、ピックの素材によってプレイングは多様に変化します。
初心者のうちはどう違うのかわかりづらいかもしれませんが、音を聞き分けるだけの音楽的素養が身に付いてくると、大きな違いがあることに気付くことでしょう。

ピックが何を素材にして出来ているのかで、音色、弾き心地、弾きやすさなど、様々な違いが出てきます。
ここでは代表的なピックの素材について詳しく解説します。

セルロイド

後述するナイロンと共に最もポピュラーな素材です。
比較的柔らかな素材で、どんなプレイングにも対応できる汎用性の高さが最大の魅力です。
初心者にも扱いやすい部類に入ります。

ギターの音としては少し丸みを帯びたおとなしい音色を鳴らします。
悪目立ちするような高音などが出づらいので、安心してピッキングに集中することが可能です。

ナイロン

セルロイドと共にもっともポピュラーな素材のナイロン。

セルロイドよりもさらに柔らかく、弦に引っかかりづらくとても弾きやすいところが魅力です。
また、原価の高騰が著しいセルロイドと比較して安価で手に入るという側面も。

音色としてはセルロイドよりももうワンランク優しい音が出ます。
特にアルペジオなどを弾くとはかなげで切ない音色を奏でることができます。

ただ、やや摩耗しやすいというところがナイロンの弱点です。

本鼈甲(べっこう)

装飾品やインテリアなどで見かけることの多いべっこうですが、ピックにおいても比較的ポピュラーな素材として知られています。

固さとしなやかさをバランスよく合わせ持っており、どんなプレイングにも対応することができます。
摩耗に強いというところも魅力的なポイント。

べっこうのピックの面白いところは「指の温かさにより変形して、ギタリスト本人の指の形にマッチする形に成長していく」という点にあります。

自分の指にだけ合ったオリジナルのピックに、ひとりでに成長していくのです。
これは他の素材にはない深い楽しみです。

べっこうはご存知の通り高価な素材なので、ピックも1枚1000円くらいします。
ただ、大切に使っていれば先述したように摩耗にも強いので長持ちするのでコストパフォーマンスという観点で見ればそれほど悪くありません。

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厚さでもピッキングは大きく変わる

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