ダイアトニックコードとは?一覧を表でご紹介!

作曲や演奏をしていると必ずコード(和音)が出てきますよね。
一般的なポップス・ロックに使われているコードはダイアトニックコードと呼ばれているものです。
ここではコードの基本であるダイアトニックコードとは何かをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ダイアトニックコードとは?
  2. 2.ダイアトニックコードの一覧
  3. 3.まとめ

ダイアトニックコードとは?

ダイアトニックコードとはダイアトニックスケールの音を使って作られる和音(コード)です。
ピアノやギターをやっている人であればこのキーワードを耳にしたことがあると思います。

でも、ダイアトニックって何さ?となりますよね。
言葉の意味するところ、少しずつ見ていきましょう。

ダイアトニックスケール

ピアノの鍵盤を思い出してください。
通常、ドから順番に鳴らしてください、と言われればドーレーミーファーソーラーシードと鳴らしますよね。
この音の並びが音階(スケール)と呼ばれます。

ハ長調のスケールでドーレーミと弾いていくと、白鍵のみでドレミファソラシドが完成します。
ところで、鍵盤には白鍵のほかに黒鍵がありますよね?
ドレミファソラシドでは黒鍵は使いません。
つまり、ドからシまで7つの鍵盤のみ、すなわち7音で構成される音階(スケール)をダイアトニックスケールといいます。

一方、黒鍵も全部使って12音で構成するスケールはクロマチックスケールといいます。

和音(コード)の作り方

コードとは和音のことで、複数の音を同時に鳴らして伴奏に使うものです。
複数の音とありますが、基底となる根音(ルート)またはベースと呼ばれる音から一つずつ飛ばして重ねます。
通常3音(トライアド)の和音が使われます。

例えば、ルートにC音(ド)を用いたトライアドはCまたはCメジャーと呼ばれるコードになります。
もう一度ピアノ鍵盤を見てください。

次にレをルートにしてトライアドを作ってみましょう。
レから1つ飛ばしでレーファーラとなりますよね?

ルートはD音(レ)からできている和音でDm(ディーマイナー)と呼ばれます。

あれ?m?マイナー?
白鍵しか弾いてないけど、マイナーってなんか変だと思いますか?

実は、先ほどのC(メジャー)は、音と音の間が全音階になっているんです。
一方、Dmはミとファの間に黒鍵がありません。
つまり、レーファの間は全音1つ飛ばしになっておらず、全音1+半音1となっているんですね。
このように、3和音の真ん中の音を半音下げたコードをマイナーコードといいます。

最初の約束の通り、今回はハ長調のダイアトニックスケールですから、黒鍵を使いません。
この約束で和音を作っていくと、所々に黒鍵がなところがありますから、マイナーコードも登場するわけです。

ちなみに、Dが根音でメジャーコードを作ると、レーファ#-ラとなるんです。

ギターでも一緒で、左手でCを押さえるとドミソド・・・と各弦の音が出るようになっているのです。

ダイアトニックコードの一覧

C(ハ長調)のダイアトニックコード

ハ長調、つまりドレミファソラシドの音階(ダイアトニックスケール)をもとにしたダイアトニックコードの一覧です。

どのコードもハ長調のスケール、ドレミファソラシのみを使っています。

コード名の覚え方としては、根音の英語表記、ドならばC、ファならFという風になります。
コード名のとなりにm(マイナー)がついた場合は第2音から3音の間が半音の間隔のになるんでしたよね。
例えば、Dmならば、第2音のミと第3音のファの間が半音です。

最後のBm-5の-5はフラット5といいますが、まずは七番目には-5が付くとだけ覚えてください。

調性(キー)別ダイアトニックコード一覧

このルールで各調性(キー)別のダイアトニックコードの一覧を示します。

度数表記とは?

コード一覧に度数表記というワードがあります。

これは、コード表記のもう一つの方法です。
役割としては特にコード進行を表すのによく使われます。

例えば、ある人がメロディーにC - F - Gというコードを載せたとします。
この方のキーはハ長調ですので、度数表記にしてみるとⅠ - Ⅳ - Ⅴとなります。

この曲をト長調に移調したいと思ったらどうなるでしょう。
この時に度数表記が役に立つのです。
調が違っても度数表記の通りにコードを並べると、違う調でも音階は違うものの、同じコード進行を作ることができます。
ト長調のⅠ - Ⅳ - Ⅴを並べると、G - C - Dとなり、この通りに演奏すると同じハーモニーが再現できるというわけです。
 

まとめ

いかがでしたか。
ダイアトニックコードの中身と意味について少しは理解できたでしょうか?
作曲や伴奏付の時に是非使ってみてくださいね。

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