【星野源】起用のダンサーでMVに力を入れているかがわかる!ハイクオリティなダンスアクトについて徹底考察!
今や歌手やドラマ、映画など多方面で活躍中の星野源。すっかり国民的スターの仲間入りです。そんな星野源のMVはどれもクオリティが高く驚かされます。星野源のMVの魅力の一つはやはりハイクオリティなダンスです。今回はクオリティの高い星野源のダンスについて特集します。
来年1月10日発売の星野源のライブ映像作品『Live Tour“Continues”』より「SUN」のライブ映像が公開🎉ミュージックビデオのダンスも話題になったこのナンバーですが、ライブでも星野源とELEVENPLAYによるキュートで魅力的なダンスが繰り広げられています✨https://t.co/Fqodfgs2jw #星野源 #SUN pic.twitter.com/eeZrNXewo7
— ビクターエンタテインメント (@VictorMusic) December 21, 2017
演出振付家のMIKIKOとダンサー兼振付師のTomomi Yoshimura(Tomo)が、2009年に立ち上げたダンスカンパニーです。所属しているのは女性ダンサーのみでメンバーは時期によって変動しますが、現在は8人です。
ELEVENPLAYは『恋』の他にも星野源の『SUN』や『ドラえもん』でもバックダンサーを担当しています。他のアーティストだと、椎名林檎と宮本浩次の「獣ゆく細道」や椎名林檎の「長く短い祭」などでもバックダンサーとして活躍しています。また森山未来主演の映画「モテキ」でもバックダンサーとしても出演しています。
恋ダンスなどを振り付けたMIKIKOっていったい誰!?
よろしくお願い致します。
— MIKIKO先生 (@mikiko_san) December 12, 2018
初鹿児島楽しみです。 https://t.co/ebxGhTy5IW
ELEVENPLAY創設者のmiklkoは一体どういう人物なのでしょうか、MIKIKOは、リオデジャネイロ五輪の閉会式でのパフォーマンスの振付も担当した人物です。テクノポップアイドルのPerfumeの振付を担当していることでも有名です。あのポリリズムの振付もMIKIKOが担当しました。ELEVENPLAYが出演している恋、SUN.ドラえもんの振付はMIKIKOが担当しています。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのの開会式閉会式のパフォーマンスでも東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチーム」として関わることが決定しています。東京オリンピックが待ち遠しいですね。
星野源の時よのMVの振付もMIKIKOが担当しました。星野源が車掌に扮して顔の隠れた謎のダンサーと地下鉄のホームで踊るMVとなっています。実はこの謎のダンサーは後々のインタビューなどでMIKIKOが踊っていることが判明しました。それにしてもキレッキレで2人とも上手です。
ELEVENPLAYのメンバーを紹介!
Mステ、ありがとうございました!
— ダヲコ (@Daok0) November 17, 2017
岡村さん素敵なデンスでしたね✨最高だ!
最後に敬愛なるMIKIKO先生&ELEVENPLAYの皆と!らぶ!#Mステ #岡村靖幸 #DAOKO #ELEVENPLAY pic.twitter.com/6naRsocPnB
ELEVENPLAYのメンバー
- KOHMEN
- KAORI YASUKAWA
- EMI TAMURA
- SAYA SHINOHARA
- NON
- ERISA WAKISAKA
- YU TOKUTAKE
- MINAKO MARUYAMA
メンバーの人数は時期によって変動しますが現在は8人となっています。経歴はモダンジャズ、クラシックバレエ、ファッションモデル出身と様々です。皆さんスタイルが良くてとても綺麗ですね。次期ELEVENPLAYメンバー候補としてプレイレブンのオーディションを開催していることもあるそうです。もしかしたらあなたもELEVENPLAYになれるかもしれません!?
『夢の外へ』で星野源と踊っているおじさんは何者??
2012年7月4日リリースされた『夢の外へ』は星野源の3枚目のシングルです。このMVには、奇妙なダンスをするスーツのおじさんが登場します。このおじさんはいったい誰かと言うと、井手茂太というプロのダンサーです。実は星野源が昔から大ファンのダンサーなんだそうです。少しぽっちゃりしていますがすごいキレッキレです。このダンスは「コンテンポラリーダンス」と呼ばれるジャンルです。
振付師としても活躍しており東京事変の『OSCA』やアヴリル・ラヴィーンの『ハロー・キティ』の振付を担当しました。また2020年には『東京五輪音頭−2020−』の振付も担当し、踊り方ビデオでは浴衣にねじりはちまきで自ら踊りを披露しています。
井手茂太との交流は星野源がソロになる前に組んでいたインストバンド「SAKEROCK」時代からです。2008年に発売された『会社員』のMVにも出演してもらっています。
なぜ星野源はダンスがうまいのか??
星野源もプロのダンサーに引けをとらないダンスの上手さですが、なぜこんなにダンスが上手なのでしょうか。「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングの恋ダンスでも一人だけダンスのキレが違っていました。
星野源がダンスに目覚めたきっかけはマイケル・ジャクソンの存在です。NHKで放送された『おげんさんといっしょ』やラジオでもMJの魅力と熱い想いを語っています。マイケル・ジャクソンといえば歌とダンス。小学生時代にはマイケルジャクソンの真似をして写真に写るほどダンスを真似していたそうです。
また高校時代はバンド活動の他に民族舞踏部に所属していました。こういったダンスの活動が星野源のダンススキルを高めていったのでしょう。
星野源の各曲ダンスについてMV合わせてご紹介
恋
2016年10月5日にリリースされた9枚目のシングルです。5枚目のアルバム『POP VIRUS』に収録されています。
星野源が出演したTBS系テレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌でもあります。ドラマは2016年に放送。放送開始以来11回の放送ですべて視聴率が前回を上回り、最終回は20%を超え社会現象を巻き起こしました。
ドラマは主演の星野源と新垣由衣のラブストーリーも魅力の一つですが、ドラマのエンディングで出演者が踊る通称「恋ダンス」も人気の要因です。出演者が踊った動画はYouTube上でUPされ、その動画総再生回数は7,500万回以上に及びました。そしてこのダンスを真似したいわゆる「踊ってみた動画」がSNSを中心に大流行しました。この時期に余興などで恋ダンスを皆で踊ったという方も多いのではないでしょうか。
そして恋ダンスは星野源のMV『恋』でも踊られています。MVは巨大な回転盤の上での曲の演奏シーンと、ダンスシーンが織り交ぜて繰り広げられる内容となっています。このダンスはMIKIKOが振付を担当しています。バックダンサーは4人でELEVENPLAYのメンバーが担当しています。
恋ダンスはなぜここまで大流行に至ったのか?それは普段踊らない人でも「私も踊ってみようかな」と思わせてしまうところだと思います。
一見簡単そうに見えますが、素人には意外と難しい。ちょっと練習するとできるようになるという絶妙なレベルのダンスというのも一つの要因です。
そして同じ振付でも人それぞれその人の個性がでるというのも恋ダンスの魅力です。新垣結衣のぎこちないダンスにおもわず可愛いと感じてしまった方もきっと多いはず。
SUN
2015年5月27日にリリースされたシングル局です。4枚目のアルバム『yellow danser』に収録されています。フジテレビ系水10ドラマ『心がポキッとね』の主題歌です。SUNは自然と体が揺れてしまうようなダンスナンバーとなっています。
この曲は星野源がくも膜下出血で倒れた後の闘病生活でのエピソードが誕生のきっかけです。自宅療養でずっと家にいることが多く、好きだった音楽が楽しくなくった時期があったそうです。その時にたまたま散歩中に聞いた曲がプリンスの『I Wanna Be Your Lover』。その瞬間、心が晴れた気持ちになったそうですその想いがSUNを作るきっかけとなりました。
そしてこの曲を語るのにマイケル・ジャクソンの存在は欠かせません。歌詞に登場するHEYjとはマイケル・ジャクソンのことであり、この曲はマイケル・ジャクソンのオマージュソングとなっています。曲調も彼が幼少期在籍していたジャクソン5をどこか思い起こさせるモータウンサウンドとなっています。
星野源にとってマイケル・ジャクソンは大ファンであり憧れの人物です。小学生時代にはマイケル・ジャクソンの真似をして写真を撮ったりするほどでした。マイケル・ジャクソンとは彼にとって太陽のようななんでも明るくしてくれる希望のような存在だったのです。
そしてこの曲では8人のバックダンサーが大サビで踊ります。バックダンサーはELEVENPLAYが担当しています。とってもキュートですよね。こちらも振付はMIKIKOです。
この曲のイントロには実は元ネタがあります。それはバナナマン日村に当てた誕生日お祝いソングです。毎年、TBSラジオ『金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』でバナナマン日村の誕生日回にゲストで訪れるのが恒例でした。そこで誕生日お祝いソングをギター弾き語りで披露していたのです。
その誕生日お祝いソングのギターリフに使用されていたのを再利用したのが『SUN』のイントロなのです。ちなみに誕生日お祝いソングは発売はされていません。この誕生日ソングはなんと10年分、つまり10曲もあります。他にも『Family Song』や『Same Thing』、フジテレビの情報番組「ノンストップ」テーマソングの元ネタも日村誕生日ソングなのです。
ドラえもん
2018年2月28日にリリースされたシングルです。「映画ドラえもんのび太の宝島」の主題歌です。2019年10月からはアニメ「ドラえもん」のOPテーマにも採用されました。
映画主題歌がOPテーマに抜擢されるのはなんと史上初です。星野源はもともとドラえもんの大ファン。ドラえもんの特集本でもドラえもん愛を語るほどです。『ドラえもん』発売前には『地獄でなぜ悪い』のMVで藤子不二雄先生タッチのアニメ調で制作。どこか入院している少年はのび太に見えてきませんか?
歌詞もドラえもん愛あふれる内容になっており、原作の名シーンやお馴染みのキャラクターを思い起こさせます。曲調はアップテンポの少しコミカルに仕上げています。これは「ニューオーリンズと『笑点』のハイブリッド」とラジオで語っています。振付はMIKIKOが担当。ダンサーはELEVENPLAYです。
MVはのび太の部屋や空き地、しずかちゃんのお風呂など、いつもアニメで見る光景を撮影セットにしています。星野源のメガネ姿はドラえもん、バックダンサーの青いワンピースはドラえもんをイメージさせます。
ダンスは座ったり寝転がったりと普通のダンスではあまり考えられない斬新な振付となっています。このダンスはアルプス1万尺などの子供の手遊びのエッセンスを取り入れています。ダンスの難易度はかなり高いです。
ちなみにこの撮影時は星野源は多忙なスケジュールにより風邪でダウンしており高熱があったそうで、意識が朦朧としながらも撮影を決行したそうです。全くそんなふうには見えませんね。さすがプロです。
アイデア
2018年8月20日にリリースされたシングルです。5枚目のアルバム『POP VIRUS』に収録されています。NHK 連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌として書き下された楽曲です。
当初は朝ドラのために書き上げた曲だった為、1番のみでした。朝ドラ用で、星野源のことを知らない人もたくさん耳にすることを意識して、「名刺のような曲」を目指したそうです。確かにイントロではマリンバを使用したり、確かに星野源だとすぐわかる曲となっています。
そしてリリースが決定し2番を作成したのですが、曲調が2番からガラリと変わります。歌詞も一番を陽とすると2番は陰、そして、打ち込みが入り、雰囲気が一気に暗くなるのです。この曲の発表に際して、「星野源としてやってきたこと、もっと言えばSAKEROCKの時からやってきたこと。(中略)すべてを含み、すべてを越え、すべてを壊し、未来に進むパワーを持つ楽曲、そんなものを作りたいと思いました」と語っています。
アイデアという曲には今までの自分はの決別のメッセージも込められているのです。
MVでも「供養」、「葬式」がコンセプトとなっており、出演者全員が喪服を着ています。これは今までの自分への決別を表現したものです。
MVの振付はMVのダンスシーンの振付は、星野源と普段から親交のあるシンガーソングライターの三浦大知が担当しました。三浦大知が他アーティストのPVで振付を担当するのは初めてのことです。
ダンスの振付にはMVのコンセプトが「供養」や「葬式」であることに合わせて、「香典を出す、お焼香、出棺、火葬場に棺を入れる、骨を拾う」という流れを分からないように組み込んでいます。3000平米を超す大型セットの中で、70台以上の固定カメラを使って撮影されました。
歌いながら縦横無尽に動き回る星野源ととともに、彼を中心にセットをどんどん変更していくスタッフの様子も一緒に収まっています。撮影の裏側を、作品の一部として見せる演出となっています。
時よ
『時よ』は2015年に発売された星野源の4thアルバム『YELLOW DANCER』に収録さている楽曲です。アルバムの一曲目でまたMVも公開されているため、シングルカットはされていないものの高い知名度を誇る楽曲です。ユーキャン通信講座のCMにも抜擢されました。YMOを思い起こさせるようなテクノポップの要素も取り入れたアッパーチューンとなっています。
MVは星野源と女性ダンサーが、地下鉄のホームを舞台に、駅員のようなコスチュームでダンスを披露しています。ダンスの振付はMIKIKOが担当しました。
女性ダンサーは覆面で発売当初、正体は明かされていませんでしたが、後の対談などで、振付を行ったMIKIKOが覆面ダンサーの正体だったと明かしています。
ダンスは電車が出発する際の車掌の動きを取り入れた振付となっています。MVの撮影は横浜方面の地下鉄の駅である湘南台駅にて行われました。電車の走っていない時間帯を狙っての撮影だったため、通常1日以上掛けて撮影するMVを5時間ほどで撮影し、急ピッチの撮影は過酷を極めたそうです。
まとめ
星野源のMVのハイクオリティなダンスについて紹介しました。思わず自分でも踊ってみたくなるダンスばかりでしたね。星野源のMVのダンスは様々な人たちが「踊ってみた動画」をyoutubeにアップしています。MVだと少し分かりにくい部分などが確認しやすくなっているのでそちらを参考にしてみるのも良いかもしれません。
星野源曰くダンスは「自由に踊っていいもの」だそうです。決められた振付を踊るというのもダンスですが体をリズムに乗って揺らすだけでも立派なダンスなのです。
よくライブで「自由に踊って!」星野源はオーディエンスに語りかけます。皆さんも是非、星野源の素晴らしい曲達を聴いて自分なりのダンスを踊って楽しみましょう!
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