ゆず「いちご」のドキッとさせるキャッチコピー「夏のエッチな衝撃ポップチューン!」ってどういうこと?!

国民的フォークデュオの“ゆず”。彼らの特徴は、明るく爽やかな歌声と親しみやすい楽曲。そんな平成の爽やかデュオ“ゆず”のちょっとエッチ曲「いちご」をご存知ですか?今回はそんな“ゆず”らしからぬパーティーチューン「いちご」をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.世代を問わず幅広い層から支持を得る国民的アーティスト「ゆず」
  2. 2.“夏”はゆずの代名詞
  3. 3.人気の夏ソング「いちご」はゆずっぽくない?!
  4. 4.「いちご」だけじゃない!? “ゆず”っぽくない曲
  5. 5.まとめ

世代を問わず幅広い層から支持を得る国民的アーティスト「ゆず」


ゆずは、性別や世代を超え幅広い層から人気を博すフォーク・デュオ

2004年「栄光の架橋」がアテネオリンピックのNHK公式テーマソングに起用され、ゆずは一躍国民的アーティストと称されるまでに。

北川悠仁(キタガワ ユウジン)と岩沢厚治(イワサワ コウジ)の二人は、同じ小中学校の同級生。中学で同じクラスになったことがきっかけで仲良くなり、高校卒業後に中学時代の友人4人でバンドを結成。
その後、一人で路上ライブをしていた岩沢を見て北川が声をかけ、1996年3月にデュオを結成しました。

毎週末路上でのライブを続け着実にファンを増やしていき、1997年10月にミニアルバム『ゆずの素』でインディーズデビュー。

翌年の2月にミニアルバム『ゆずマン』でメジャーデビューを果たしました。
同年6月にリリースしたデビューシングル「夏色」が大ヒット。
ゆずの代表曲の一つして、また夏の定番ソングとして今でも高い人気を誇ります。

インディーズ時代のミニアルバム『ゆずの素』では、収録曲の何曲かは路上ライブ中に録音された音源を使用しています。
当時のファンにとっても、ゆずの二人にとっても、ストリートミュージシャンとしての原点を思い出すアルバムなのではないかと思います。

路上ライブを卒業し20数年…地元のストリートミュージシャンからドームアーティストにまで上り詰めた二人ですが、彼らの音楽に対する姿勢はデビュー当初から変わることはありません。

以前、ロッキンジャパンのインタービューで北川は次のように語っています。

たとえば「俺の歌すげーだろ、聴け!」「俺ってこんな曲書けるんだぞ、すげーだろ」みたいな、そういう感覚は、デビューから一貫して、まるでなかったんです。
だからお客さんが喜んでくれることが異常に嬉しかったというか、「喜んでもらえたんだ! びっくり!」みたいな初期衝動が消えないんですよ。


2017年の年末には『NHK紅白歌合戦』で初の大トリを務めた彼らですが、路上ライブに足を運んでくれるファン一人ひとりに歌いかけるスタンスは何も変わらないのでしょう。

どれほど大きなステージでライブが出来るようになっても、彼らが初心を忘れることはありません。

ゆずのライブは常に全力投球!
“お客さんを喜ばせたい”という思いが溢れたライブは、歌い手と観客が一体となってステージを作り、ゆずとゆずっこ(ゆずファンの呼称)が一緒になって楽しむスタイルが魅力となっています。

“夏”はゆずの代名詞

フリー写真素材ぱくたそ

デビュー曲「夏色」の印象もあって、“夏”はゆずの代名詞の一つと言えるでしょう。

ちなみに「夏色」という曲名は、岩沢が“色が見えました。夏色っていう色が”という発言が由来だとか。
2008年11月から、横浜市の京浜急行電鉄“上大岡駅”の接近メロディーとして使用されており、地元の人にも長く愛されています。
ゆずの代表曲でもあり、未だに人気の高い曲で、発売から19年後の2017年にはロッテ「爽」のCMにも起用されました。

夏には、解放的でハイテンションなイメージと、刹那的でセンチメンタルなイメージの両方があります。

そんな夏をテーマにした曲が多いのは、ゆずに限ったことではありません。
ですが、やはり代名詞となるからには、歌詞だけではなく“夏らしさ”が得られることが必須です。

ゆずの歌声、ゆずが紡ぐ言葉、ゆずが生み出すメロディーには、夏独特のセンチメンタリズムがあります。
たとえ悲しい歌詞でもどこか清々しかったり、たとえホップで明るい曲でもどこか切なかったり…。
時を経ても変わらないものが、“夏”と“ゆず”には共通してあるのでしょう。

それでは、ゆずらしい&夏らしい楽曲をいくつかご紹介します。

「GreenGreen」2019年7月


今年5月から開催された、日本音楽史上初となる弾き語りドーム・ツアー「ゆずのみ~拍手喝祭~」を無事終えた“ゆず”。
これから夏本番という7月7日に配信されたのが最新曲「GreenGreen」です。

作詞曲は北川悠仁が担当。これまでに発売された「サヨナラバス」や「桜⽊町」を彷彿とさせる別れを歌ったミディアムナンバー。

切ないラブソングですが、ゆずの透明感ある歌声とキャッチ―なメロディーによって、不思議と前向きな気持ちになる、ゆずらしい夏ソングです

こちらは、伊藤園「お〜いお茶」のCMソングに起用されています。

 

「マスカット」2018年8月


「マスカット」は、ゆずの通算44枚目のシングル。テレビ朝日系アニメ「クレヨンしんちゃん」の主題歌

「クレヨンしんちゃん」の主題歌になるのは、2015年公開の劇場版『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』の「OLA!!」以来2度目。
「OLA!!」は今作にもカップリング曲として収録されています。

アニメのオープニング映像では、ゆずのマスコットキャラクター・ゆずマンら“ゆず一家”とアニメーション化されたゆずの二人も登場。
ラッキィ池田振付によるオリジナルダンス”スカッとダンス”を揃って披露。「マスカット」のCDジャケットにもゆずマンと野原一家が描かれています。

”スカッとダンス”は、「マスカット」のミュージックビデオでもビキニギャルとゆずの二人が踊っており、YouTubeではダンスレクチャー動画も配信されています。
 

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人気の夏ソング「いちご」はゆずっぽくない?!

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