【Do As Infinity】人気アニメ主題歌にも起用された『夜鷹の夢』を知っている?
謎の多い楽曲Do As Infinityの『夜鷹の夢』の歌詞が、コソボ紛争で撃墜されたパイロットの心情が表現されているのを知っていましたか?聴けば聴くほど、深い楽曲です。Do As Infinityの紹介を含め『夜鷹の夢』の歌詞を解釈してみました。
男女でユニットを組む音楽アーティストDo As Infinity
Do As Infinity(ドゥ・アズ・インフィニティ)はドゥアズの愛称で親しまれている男女2人組のユニットです。
1999年9月29日に結成された当時は、ギター・作曲・プログラミングなどを担当する長尾大(ながおだい)を含む3人グループでした。
ポップス・ロックを基本とするサウンドで、楽曲が『夜鷹の夢』同様に人気アニメの主題歌やCMに起用されることも多く高い人気を誇っています。
1stアルバム『BREAK OF DAWN』をリリースするまでは、全国各地で路上ライブも頻繁に行っていました。
2005年9月29日に1度解散していますが、2007年に久々に食事会に同席した後、偶然スポーツジムで再開したのをきっかけに2009年に再結成を果たしました。
Do As Infinityのメンバープロフィール
Do As Infinityはグループとしても人気ですが、メンバー2人にそれぞれにファンが多いのも特徴的です。
まずはDo As Infinityのメンバー2人の、プロフィールを紹介しましょう。
伴都美子
名前:伴都美子(ばんとみこ)
出身:熊本県
生年月日:1979年1月9日
Do As Infinityのボーカルをつとめる伴都美子は「伴ちゃん」の愛称で親しまれています。
「Ban」は英語で「禁止」の意味を持っているため、英語表記の名前は「Tomiko Van」です。
服飾系の専門学校に通うため熊本から東京に上京し、都内でavex関係者からスカウトを受けました。
普段は口数が少なくマイペースな性格をしていますが、親しい人の前やテンションが上がって饒舌になる一面も持っています。
女性的で綺麗な容姿の一方、欽ちゃんの球団所属の誘いを受けるほど野球の素質があったり、大型二輪のハーレーダビッドソンに乗っているというエピソードもあるようです。
2012年9月に入籍を発表し、2018年に離婚しています。
2人の息子の母親でもあり、現在は3人で熊本に暮らしているそうです。
伴都美子の公式サイト
伴都美子のTwitter
大渡亮
名前:大渡亮(おおわたりりょう)
出身:神奈川県(埼玉県生まれ)
生年月日:1971年4月4日
Do As Infinityのギタリストである大渡亮はバンド、ミサイルイノベーションではボーカルをつとめています。
アコースティックギター・エレキギターともに抜群の腕前で、FenderとGibsonのギターを愛用しているようです。
都内のライブハウスでの活動も勢力的に行っています。
Do As Infinityのライブやメディア出演の際は、大渡亮がMCを担当することが多いです。
ミサイルイノベーションの公式サイト
大渡亮のTwitter
『夜鷹の夢』は大人気アニメ「ゾイド」のOPにも起用!
『夜鷹の夢』は2005年2月16日にリリースされた、Do As Infinityの6枚目のアルバム『NEED YOUR LOVE』の8曲目に収録されている楽曲です。
作詞はDo As Infinityのいくつかの楽曲の詞も手掛けている川村サイコが担当し、作曲はD・A・Iと表記されています。
この「D・A・I」に関しては長尾大の別名でもあり、Do As Infinityの略でもあるようです。
ちなみに編曲で、人気プロデューサーでありベーシストの亀田誠治も参加しています。
Do As Infinityの楽曲は、人気アニメの主題歌に起用されているものが多いですが『夜鷹の夢』もまた「ゾイド」のオープニングテーマになりました。
「ゾイド」は元々タカラトミーの、シリーズものの玩具の名前です。
その玩具がストーリー化した、玩具と同名のアニメ「ゾイド」の第4作「ゾイドジェネシス」に使用されています。
テレビ東京系列で2005年4月10日~2006年3月26日に放送され、少年向けのアニメとして親しまれていました。
『夜鷹の夢』に込められた意味とは
Do As Infinityの楽曲『夜鷹の夢』ですが、この「夜鷹」というのはF-117(愛称:ナイトホーク)という爆撃機のことなのです。
1998年2月から1999年6月まで、ヨーロッパの南東にあるコソボ共和国で紛争がありました。
この時に使用されたのがF-117でした。
この楽曲では最初に撃墜されているF-117に乗っていた、デイル・ゼルコ大尉の想いが表現されていると言われています。
歌詞をじっくり読み解釈していくと『夜鷹の夢』が、いかに深い内容を持っているかがわかるようです。
また人によってまるで違う解釈になるのも、この楽曲の魅力となっています。
歌詞に正解というものはありませんが、あくまで独自に楽曲に込められた想いを解み解いていきましょう。
『夜鷹の夢』の歌詞の意味①:夜の空を進む
低空飛行するF-117の情景描写から、曲ははじまります。
真っ暗な世界の中を、命を乗せた真っ黒な機体が次々に続いていく光景です。
世界を照らし出す光である「月」は遠すぎて、そんなことは知りません。
デイル・ゼルコ大尉らが思い描く「希望」や「明るい未来」もまた、その月のように遠い存在であることを表現しているようです。
彼らは真っ黒な機体で真っ暗闇の中、先へ先へ進んでいきます。
『夜鷹の夢』の歌詞の意味②:知らない街
地上に広がるのは、全くの見知らぬ街です。
名前も聞いたことがない、それどころか渡された地図に書いてある地名を読むこともできないほど、自分にとっては縁遠い街が機体の下に広がっています。
そこで沢山の人が生活し、笑いあったり愛し合ったりていることなど、デイル・ゼルコ大尉ももちろんわかっていました。
それでも命令に従ってその街を破壊することが、自分の生きる世界では正義なのです。
その街を破壊することが、自分の生きる世界での名誉ある行動とされています。
任務を果たすため、自分の使命を全うするため、彼は決意を固めます。