【欅坂46】アイドルらしかぬダンスで話題の『エキセントリック』とは?歌詞や意味を徹底考察
欅坂46が歌っている「エキセントリック」という曲はご存じでしょうか。欅坂46が主演するドラマ『残酷な観客達』の主題歌としても起用されていて、歌詞にはドラマにも関連する思いが込められていました。そんな「エキセントリック」の歌詞について見ていきたいと思います。
まず初めに、曲名にも使われている「エキセントリック」にはどのような意味なのかについて調べてみました。
「エキセントリックとは 性格などが風変わりなさま。とのことで、人とは違う、変り者、普通ではないという意味だそうです。
意味を知ってからMVを改めて振り返ると、片足だけ靴を脱ぐ、雨の中傘を差さずに外にいる等は、「エキセントリック」といえますね。
その1:『エキセントリック』に歌詞に込められた意味とは
「エキセントリック」の歌詞はセリフ調のものから始まっていきますね。
この入り方は二枚目シングル「世界には愛しかない」と同様なもので、メンバーが一人ひとりその役柄に応じた気持などをあらわしているものになっています。
あいつがああだって言ってた
こいつがこうだろうって言ってた
差出人のない噂の類(たぐ)い
確証ないほど拡散する
意外にああ見えてこうだとか
やっぱりそうなんだなんてね
本人も知らない僕が出来上がって
違う自分 存在するよ
何が真実(ほんと)なんてどうでもいい
わかってもらおうなんて無理なんだ
倒れて行く悪意のドミノ
止めようたって止められない
訂正したとこで
また同じことの繰り返し
もう、そういうのうんざりなんだよ
こちらが曲の初めのセリフ調の部分の歌詞となっています。
MVやドラマを見た方にはピンとくる部分があるのではないでしょうか。
ドラマ『残酷な観客達』では「いいね!」をもらうためにどうするのかということで、ネット社会が少なからずかかわったシナリオとなっていました。
「エキセントリック」も同様に、SNSなどのインターネットがかかわっているものだと読み取れます。
例えば、冒頭部分の「あいつがああだって言ってた、こいつがこうだろうって言ってた、差出人のない噂の類い、確証ないほど拡散する」というのはあまりよくない噂がどんどん広がっていくさまが描かれています。
SNSでは気軽に発信することができますので、一度の拡散で何万人に届くこともあり得ますね。
TwitterやInstagram、lineで発進した何気ないものも、多くの人によって世界中に拡散されてしまうような現状を言っているのではないでしょうか。
その次の歌詞を見ていくと、その噂を面白がっている人たちによって広められていく様子が「悪意のドミノ」と表現されています。
一度広がってしまったものはもう止めることができないし消すことも困難。
そんな負の連鎖に対して主人公は「もううんざりなんだよ」と思ったみたいです。
その2:『エキセントリック』に歌詞に込められた意味とは
次にサビの歌詞について見ていきたいと思います。
I am eccentric 変わり者でいい
理解されない方が よっぽど楽だと思ったんだ
他人(ひと)の目 気にしない 愛なんて縁を切る
はみ出してしまおう 自由なんてそんなもの
I am eccentric 変わり者でいい
普通なんかごめんだ?
僕は僕でいさせてくれ
敬遠されたって?
好きなように生きてくよ
カメレオンみたいに
同じ色に染まれない
このサビには変わり者でいいという主人公の噂などに左右されずに自由に生きていきたいという意思が込められています。
ですが、変わり者というものは周りから距離を置かれてしまったりするもの。
それでも主人公は他人と違うのは普通、他人の目なんて気にしないと思っています。
また、2番のサビでも、自分は自分でいたいという気持ちがあらわされており、仲間外れにされたくないからみんなに合わせるのではなく、周りに染まらず、流されず、自分らしく生きていきたいという主人公の強い思いが描かれています。
その3:『エキセントリック』に歌詞に込められた意味とは
次に「エキセントリック」の後半の歌詞について読み解いていきたいと思います。
冗談じゃない
興味もない
合わせたくない
そんなにあんなに器用じゃない
普通でいることって何だ?
僕は普通と思ってる
みんなこそ変わり者だ
I am eccentric 変わり者でいい
理解されない方が よっぽど楽だと思ったんだ
他人(ひと)の目 気にしない 愛なんて縁を切る
はみ出してしまおう 自由なんてそんなもの
Cメロでは、自分らしく生きたいと思っている自分こそ、本当は普通の人間なんだという主人公の思いが描かれています。
周りの目ばかり気にして、一人にされたくないから周りに合わせるのが普通だなんて、みんなこそ変り者と自分を正当化すると同時に他人を否定します。
そして最後のサビでは、自分こそ普通の人だったと主人公の中で結論が出ます。
自分は普通の人間だから、周りに理解されなくたっていいし、変り者と言われたっていいという思いは変わりません。
自分を変り者と言う人間とは、縁を切ってもいい、それくらい主人公の意志は固いです。
そのため、主人公は曲名にもあるように「エキセントリック」のままでいい、一人でも歩き続けようと決心しました。
このように「エキセントリック」の歌詞を見ると、日本人の特徴としてみんなと揃える協調性が挙げられますが、同時にみんなに合わせすぎて個性が失われている。
そんな日本人のデメリットに対して、「エキセントリック」でもいいじゃないか。という願いが込められているのだと思いました。
欅坂46の『エキセントリック』以外の名曲のご紹介!
次に「エキセントリック」以外の欅坂46の名曲についてご紹介したいと思います。
シングルの曲を中心としてご紹介するので、知っている方も多いと思いますが、見ていただけると嬉しいです。