【X JAPAN】『紅』なしでは語れないX JAPANのすごさとは。曲についても徹底考察
X JAPANの『紅』は30年以上たった今でも名曲として世代を越えて人気です。しかし『紅』の歌詞をちゃんと見たことはありますか?
こちらではX JAPANの『紅』を歌詞を徹底考察。『紅』が世代や時代を越え、今でも愛される理由に迫ります!
『紅』は当時のギターキッズたちがこぞってコピーしていましたね。当時はまだネットなんかない時代でしたからコード等も調べる方法もなく耳コピでコードを聴きとったりしてギターを弾いていたんだろうなと思います。
ともかくX JAPANはかっこよかったので、『紅』に限らず、コピーしてギターを弾いていた、というギタリストは多かったですよね。そういう方たちの中からまた新たな、日本のメタル界を背負うようなギタリストも登場したことでしょう。
『紅』は歌詞も含め時代や世代を越えて愛される名曲に
甲子園の応援ソングの定番!歌詞を変えて使われる
『紅』は1989年に発表された曲ですが、30年がたち、2020年を迎えた現在でもなお、世代も時代も越えて愛される曲となっています。
今もっとも『紅』を多く聞ける機会として挙げられるのが春・夏に行われる高校野球ではないでしょうか。そうです、応援ソングとしてブラスバンドが演奏する曲ですよね。おそらくほとんどの高校で『紅』はリストに入っているのではと思えるほどに、シーズンになると毎日のようにテレビから『紅』のメロディーが流れてきます。
『紅』が選ばれる理由として、スピード感、そしてサビ部分の長さがちょうど良いのかな、というところと、テンポがぴったりだから、でしょうか。いつくらいから定番になったのかは定かではないですが、『紅』が世に出た当初から知っている世代としては、こうして今の若い世代に引き継がれていくのは嬉しいことでもありますね。
えっ、この曲ってX JAPANの曲だったの!と、高校野球で初めて知る方もいるのかもしれませんが、そうなのです、もう30年前に大ヒットした曲なのです。
子供たちに大人気のゲーム「太鼓の達人」に収録
『紅』はさらに下の世代、小学生の子供たちの間でも知られています。その理由は、子供たちに人気のゲーム、「太鼓の達人」に収録されたからなのです。
筆者も実は太鼓の達人を持っていて、当然この『紅』は演奏しました。かなり難易度が高く、苦戦しました。そしてコメント欄に「おかあさんがこの曲が好きで一緒にプレイしました」とか「お母さんがこの曲を知っていて」というようなコメントがずらりと並んでいて、微笑ましく思ったものです。
そうなんですよね、当時(いや、今も現役かもしれませんが)X JAPANに嬌声を上げていた方が今こうして結婚してお子さんをもうけ、その子たちに受け継がれていく、まさに『紅』は「世代を越えて」愛される1曲といっても過言ではないでしょう。
そしてその子供たちもこの曲を「かっこいい!」と思うのならば、30年たってもかっこいい曲はかっこいいのだ、名曲は名曲なのだ、ということの証明にもなりますよね!
余談ですが、2015年にニコニコ動画の企画でYOSHIKIがこの太鼓の達人の『紅』に挑戦するという面白いエピソードもありましたね。
『紅』はテレビCMで有名女優が歌い話題に
そのほか、『紅』が注目されたのは、2018年、NTTドコモのCMで女優の高畑充希がアカペラで文字通り「熱唱する」姿が話題となった、ということもありました。
残念ながらCMの公式映像は期間限定のようで今は見れないのですが、たしかに彼女の歌唱力はとてつもなくすごく、CMが流れてくれば思わずテレビに視線がいってしまう、インパクトが大きなCMでしたね。
視聴者からも「歌唱力ハンパない」「うますぎる」といった声があがり、絶賛されていました。
高畑充希は元々歌唱力には定評があり、また、2007年から6年もの間、ミュージカル「ピーターパン」で主演をつとめていた、という実力者です。『紅』は曲の良さはもちろんですが、ToshIのハイトーンヴォーカルも聴きごたえのある曲でもあるので、このようにアカペラでフィーチュアされたというのは非常に良かったと思います。
彼女は1991年生まれなので『紅』がヒットしたよりも後に生まれています。どういう経緯でCMでこの曲を熱唱することに至ったのかはわかりませんが、元々好きな曲だった、なら嬉しいなと思ってしまいますね。
なお、このCMに感化された方も多く、さまざまな「歌ってみた」動画が素人、玄人によってアップされましたが、中でもきゃりーぱみゅぱみゅが挑戦し、ツイッターにアップしたものは大変反響をよび、YOSHIKI本人もこれに反応して話題となりました。
また、このアカペラの『紅』に独自でバックの演奏を入れたみた、という動画も多数アップされています。
ゆるキャラ、にゃんごすたーがドラムを完コピ
青森が生んだゆるキャラ、にゃんごすたー、をご存知でしょうか。
青森特産であるリンゴと、なぜかネコの合体というか、コラボして生まれたゆるキャラです。
この、にゃんごすたーが、この姿のまま超絶ドラミングを披露し、瞬く間に話題となったのです。
きっかけは、にゃんごすたーの公式チャンネルで、ベンチャーズの『夜空の星』のドラミングを披露したことでした。ネコの形の着ぐるみからまさかの超絶ドラミングが飛び出すなんて誰も想像しませんからそのギャップもあって話題となるのも分かります。
そしてそのにゃんごすたーは、X JAPANの『紅』のドラミングも披露しているのです。着ぐるみを着ながらのドラミングだけでもすごいのににゃんごすたーの場合は実力も備わっていて本当にすごいんですよ。
残念ながら公式チャンネルの『紅』は見ることができないので、BABYMETALの曲を演奏している動画をご紹介しておきますが、どうですか、すごいでしょう?
そしてみなさんが思うのが「中の人は誰?」ということだと思います。あまりに完璧なドラミングぶりなので中の人はYOSHIKI本人では?なんて噂もささやかれるほどでしたが、もちろんそんなことはないでしょう。
中の人の正体については色々と憶測が飛んでいて、同じ市出身のメタルバンドのドラマーがそうではないか、などと言われてはいますが、公式からの発表ではないのでそっとしておいてあげたいと思います。
にゃんごすたーは、他のゆるキャラの活動と同じく、全国を回って青森特産のリンゴの宣伝をしているわけですが、その先々でこのようなドラミングのパフォーマンスを披露しています。そのレパートリーは『紅』だけじゃなく、メタリカの曲や、子供向けの、「アンパンマンマーチ」などジャンルも様々です。
ゆるキャラといえば当然お子さんも多数集まるわけで、そういった場で『紅』を始めとするメタル系の曲を披露する、というのもなかなか良いと思うんですよね。
にゃんごすたーの中の人はおそらくメタル系の音楽が好きなのでしょうし、X JAPANのファンなのだろうなと思います(パフォーマンス中にXのポーズをたまにします)。そうやって名曲は伝承していき、ずっと演奏され続ける、愛される曲となっていくのでしょう。
X JAPANの名曲『紅』歌詞考察まとめ
こちらでは、X JAPANの名曲の一つ、『紅』について、歌詞の掘り下げや、曲の背景について、そして30年たった今も愛される理由はなんなのか、について考察しました。
いい曲というのは努力して宣伝していかなくても、自然と人から人へ、世代から世代へと伝わっていくものなんだな、と感じます。
彼らのデビュー当時、日本のジャパメタなんて、と思う方もいたでしょう。しかし30年たってもこうして後の世代にも愛されているメタル曲ってなかなかないのではないかと思います。
彼らの伝説はまだまだ続くのです。