【2020年版】おすすめ入門リズムマシン・ドラムマシン10選
リズムマシン・ドラムマシンとは一体何なのか、リズムマシンとドラムマシンに違いはあるのか、など初心者の方や入門者のために、基本から解説していきます。後半では、おすすめのリズムマシン・ドラムマシンを10機に絞ってご紹介します。
Pioneer DJ プロフェッショナルサンプラー TORAIZ SP-16
Pioneer DJ プロフェッショナルサンプラー TORAIZ SP-16
参考価格: 115,500円
PioneerDJがリリースしている、名前こそサンプラーですが機能を見ればリズムマシンであることが分かるはずです。
16個のパッドと7インチの大きなタッチディスプレイ、16ビートのステップシーケンスを搭載しています。リズムマシンを使っている人にしか分からない、地味な悩みを解消するのがHOMEボタンの存在です。
モードを切り替えていく内に元の画面に戻れなくなった、なんて経験ございませんか?そんな時にいつでも元の画面に一発で戻してくれるのがHOMEボタンです。
アナログフィルターの存在が音色を更に良くしてくれるポイントです。このツマミを回すだけで自分の作ったトラックにフィルターをかけて、音に深みを持たせてくれます。音に強弱をつけてメリハリのある音にしてくれるので、パフォーマンス中に使用するのに最適です。
このモデルの良いところは、曲を作るのもパフォーマンスをするのも非常に簡単に出来る、というところにあると思います。初心者には高級な1台かと思われますが、この1台を買っておけば後々困ることはないでしょう。
音声 | デジタル |
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種類 | ハード |
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Roland Dr.Rhythm DR-3
Roland Dr.Rhythm DR-3
参考価格: 20,900円
今まで紹介してきたリズムマシンとは少し毛色の異なる、ローランドグループであるbossがリリースしたDR-3というリズムマシンを紹介していきます。元々、bossはギターやベースのエフェクターを主に作っているメーカーで、このリズムマシンもギタリスト向けに作られているのです。
このモデルにはドラム音源だけでなくベース音源も内蔵されている為、家でアンサンブルの練習をするのにも、ライブパフォーマンスでも使用できるのが大きな魅力。
ドラム音源のプリセットだけで100種類収録されており、オリジナルのリズム・ベースパターンを作ることも可能なので、パフォーマンスだけでなく作曲にも向いています。ドラム音源とベース音源は別で編集可能なのも嬉しい点です。
ギタリスト向けということで、フットペダルでのコントロールに優れ、2つまでなら接続可能となっています。各々に違う役割を割り当て、演奏しながらパターンを変えたり繰り返しの回数を変えたりと、ギターを演奏しながらでも自在にコントロール出来るのです。
ギター1人でもドラム音・ベース音と共に最高のライブパフォーマンスがしたい、と考えている方におすすめのモデルです。
音声 | デジタル |
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Akai Professional 音楽制作システム 7GB音源付き MPC Studio Black
Akai Professional 音楽制作システム 7GB音源付き MPC Studio Black
参考価格: 41,212円
AkaiのMPC Stadioの発売から3年後に発売されたのが、こちらのモデルです。前のモデルから更に機能を搭載し登場しました。
ボディは約2.5cmと非常に薄く、タッチセンサーのツマミを搭載し、正確で素早い対応を可能にしており、近未来的な見た目と機能は非常にクールにまとまっています。
専用のソフトウェアをインストールしたパソコンと接続することで、すぐに使用可能。パッドに割り振った音色のピッチやベロシティをいじったり、付属のサンプルの音源を編集したり、作ったトラックを並べ替えて曲を作り上げたりと、何から何まで出来てしまいます。
音声 | デジタル |
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種類 | ソフト |
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リズムマシンのおすすめアプリを紹介
最近はアプリにリズムマシン・ドラムマシンの機能を再現したアプリも登場しており、アプリ版はスマホやタブレットと非常に相性が良く、人気がとても高いです。無料のアプリもあるので、初心者の方が入門やお試しとして使ってみるのも良いかもしれません。
アプリとは異なりますが、dtmで使用できるソフトウェアのリズムマシンもご紹介したいと思います。
Beat Station
スマホ用アプリのリズムマシンとしてリリースされているBeat Stationのご紹介です。様々な演奏に対応できる1000以上のドラムパターンが用意されており、曲に合わせてテンポを変えたりリズムパターンを変えての演奏も可能です。
MIDIのサポートもバッチリで、BluetoothMIDIとも接続可能なのも嬉しいところ。このように、リズムマシンとして十分な機能を持ちながらも、驚くことに無料で提供されています。リズムマシンを使ったことのない方は、雰囲気だけでも無料で味わってみるのもいいかもしれません。
iSPARK
お馴染みのArturiaがリリースしているiSPARKというアプリで、こちらは有料となっています。元々はArturiaが出しているリズムマシン・ドラムマシンにSPARKというモデルがあり、そのモデルのタブレット版としてiSPARKが作られた、というわけです。
ArturiaのTAEエンジンが使われていて、ビンテージの音源を復活させたモデルとなっています。音はかなり自由にエディットでき、シーケンサー機能も充実していますが、何よりAudiobusなどにも対応している為、タブレット内のDAWとの連携が魅力的です。
使いやすいタブレット版というだけでなく、実機に負けず劣らずな性能、更に求めやすい価格と三拍子揃ったこちらのアプリは、上級者から入門者までおすすめのリズムマシン・ドラムマシンとなっています。
Native Instruments Battery 4
こちらはソフトウェアのリズムマシン音源です。dtmやDAWなどの打ち込みソフトにインストールすることで、音源の一つとして使用することが出来ます。
リズムマシン音源やドラムマシン音源、vst音源やvstドラム音源など様々な名前で呼ばれていますが、基本的には全て同じものを指します。ハードウェアで人気のリズムマシンをサンプリングし、ソフトウェアとして再現した音源が大半です。
vstというのはプラグインの規格のことで、打ち込みソフトによって使用できるプラグインは異なります。
ロジックやデジタルパフォーマーなどのdtmで使えるプラグインはAU、キューベースなどWindowsで使用できるdtmのプラグインはvstとなっており、プロツールスだけはAAXというプラグインに対応しています。
Native InstrumentsはKompleteシリーズに付属してくる為、打ち込みソフトで知らぬ間に使っていた、なんて人もいるかもしれません。単体で購入すると2万円程度になります。基本的な機能はほとんど使用でき、リアルな生のドラムも収録されています。
音の時間パラメータの変更や、コンプなどのフィルターも直感的に操作しやすいのが特徴的。Battery3ではリアルな音がメインでしたが、Battery4からはリアルな音に加えてEDM向けの音色も収録されており、毎回進化してリリースされる為、ファンが多いのも頷けます。
初心者はどのリズムマシンが使いやすい?
偏に初心者におすすめのリズムマシンと言っても、人によって欲しい機能は違います。10万円以上のモデルであれば最低限の機能は揃っている上に、音色も申し分ないモデルがほとんどです。ハズレを引くことはないでしょう。
最初から10万は出せない、という方は最低でも4万か5万くらいの価格帯で考えましょう。4~5万の価格帯であれば機能も音色も申し分ないのでおすすめです。2万~3万の価格帯だと失敗してしまうこともある為、最初から少し値が張るモデルの方が安心かもしれません。
まずは中古のリズムマシンから始めるのもあり!
過去にリリースされたモデルでも新品同様の価格で売られているモデルもありますし、一概に中古が良いとは言い切れません。ですが型落ちのモデルであれば比較的安く、機能も揃っているモデルが多い為、新古品のような形で探してみるのも良いかもしれません。