YOSHIKIのドキュメンタリー映画「WE ARE X」にも使用された『La Venus』とは?

X JAPANのリーダーYOSHIKIの波乱に満ちた人生を描いたドキュメンタリー映画「WE ARE X」。X JAPANファンならずとも涙無しでは観ることのできない作品を締めくくる名曲『La Venus』に込められた意味を考察していきます。

記事の目次

  1. 1.YOSHIKIのドキュメンタリー映画「WE ARE X」
  2. 2.映画のエンドロールにて使用された『La Venus』
  3. 3.『La Venus』に込められた意味を徹底考察
  4. 4.まとめ

映画「WE ARE X」のエンドロールで流れる“La Venus”は、YOSHIKI作詞/作曲のバラード曲です。「WE ARE X」のオリジナル・サウンドトラックには、ピアノとヴォーカル、ストリングスだけで演奏される同曲のアコースティックバージョンが収録されています。

映画で使用されているバージョンは、X JAPANの次作に収録されるはずですが、数年前から完成間近と伝え続けられている同アルバムは、いまだに発売日が決定していません。全世界待望のアルバムなので、来年こそは聴くことができるといいのですが…。

「WE ARE X」というドキュメンタリー映画を通じて、我々はYOSHIKIが持つ覚悟、そしてX JAPANへの果てしない愛情を知ることになります。その覚悟と愛情を歌ったのが“La Venus”なのではないでしょうか。
同曲の歌詞について考察していきたいと思います。

『La Venus』に込められた意味を徹底考察

出典: https://cdn.pixabay.com/photo/2017/09/22/12/39/louvre-2775431__340.jpg

“La Venus”は全編を通して英語で歌われています。現在のX JAPANの活動エリアを考えると、世界共通語ともいえる英語で歌うのは当然のことでしょう。日本語に訳しながら楽曲の意味を紐解いていきます。

See, see the roses of life
Stand in the rain, blooming with flowers
Breathe, keep breathing my love
No reason to let the world bring you down

【和訳】
 見てよ、あの人生の薔薇を
 雨の中で咲き誇る薔薇を
 放って、僕の愛の香りを放ち続けて
 この世界が君を落ち込ませるわけがないんだ

“La Venus”は曲の主人公(YOSHIKIでしょう)が誰かに呼びかけるところから始まります。
降りしきる雨の中で気高く咲き誇る薔薇を見て欲しい、と呼びかけている相手は誰でしょうか?

YOSHIKIが呼びかけている相手、それはX JAPANそのものだと考えます。
数々の困難をYOSHIKIと共に乗り越えて来た盟友であるX JAPANです。

美しく咲く薔薇は、X JAPANの歴史であり、成し遂げて来た偉業の数々を指しているのではないでしょうか。
YOSHIKIは薔薇が芳しい香りを放ち続けることを望みます。
“No reason to let the world bring you down”の部分は、YOSHIKIが好んで使う言葉で例えれば“無敵”でしょう。
どんな困難も乗り越えていける自信と覚悟を表していると考えられます。

 

‘Til we die I’ll be loving you dear
‘Til we fly from here to heaven
‘Til we die I’ll be the roses you tear
So don’t you cry
It’s the end of the world

次のページ

まとめ

関連記事

Article Ranking