【EGOIST】大人気アニメサイコパス主題歌に抜擢!『名前のない怪物』とはどんな曲?
アニメ「ギルティクラウン」から生まれたEGOISTの歌う『名前のない怪物』は人気アニメ「サイコパス」のエンディングテーマですが、アニメの世界観を見事に描いているとして話題になりました。
ここではEGOISTの『名前のない怪物』の歌詞を徹底考察します!
テレビアニメ「ギルティクラウン」内にのみ存在する架空のアーティストだったEGOIST
EGOISTは、アニメ「ギルティクラウン」内に登場するウェブアーティストで、アニメに登場する楪いのりをヴォーカルとして結成されたグループ。
アニメ内では劇中歌、そして主題歌も担当しましたが、いわゆる、現実世界に実在するグループではなく、あくまでアニメ内にだけ存在する架空のグループです。
EGOISTをプロデュースするのはsupercellのryo、そして楪いのりの歌のパートはchellyが担当しています。
メンバーの顔だしは基本的にはしていません。ジャケットなどに描かれているイラストはギルティクラウンのキャラ原案を担当しているredjuiceが制作しています。
『名前のない怪物』はEGOISTにとって初めてのギルティクラウン外の活動
EGOISTはアニメ「ギルティクラウン」が終了しても活動は停止せず、アニメ外でも活動を始めました。その第一弾がこの、『名前のない怪物』です。
作品内での人気があまりに高かったので、そこで終了してしまうにはもったいない、ということなのでしょう。
『名前のない怪物』は2012年12月5日に発売されました。この曲は大人気アニメ『PSYCHO-PASS』の前期EDテーマ、そして劇場版のEDテーマになりました。
オリコンチャート最高位6位を記録し、2019年のソニー・ミュージックエンタテインメントが行ったアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」では編曲賞を受賞しました。
EGOISTの『名前のない怪物』とはどんな曲なのか?
アニメ「PSYCHO-PASS」の世界観を圧倒的に再現している
『名前のない怪物』の歌詞は、アニメ「PSYCHO-PASS」の世界観を見事に再現した内容となっていて、ファンからも人気があります。
「PSYCHO-PASS(以下サイコパス)」は、近未来SF作品。その世界では人々の精神状態、心理状態がシビュラシステムによって数値化され、それによって統制されていました。一定の数値を越えると「潜在犯」と認定され、更生施設へと送られることになります。
しかしそんな中でも犯罪はおこります。それを抑圧するための公安局の刑事たち、そしてシビュラシステムの盲点をついてくる犯罪者たちの対決が作品では描かれていきます。
1期ではどんなに凶悪な犯罪を犯しても犯罪係数が認められない、いわゆる「免罪体質」である槙島聖護を相手に、そして2期では飛行機事故で重傷を負ったものの他の乗客のパーツを繋ぎ合わせて蘇生したため、シビュラに一人の人間とみなされず裁定外と判断された鹿矛囲桐斗を相手に、公安の刑事たちが奮闘する姿が描かれています。
『名前のない怪物』の歌詞は、このサイコパスの世界をよくなぞっており、アニメを見た人であればこの曲を聴けば、「分かる」と思わず共感してしまうような歌詞になっています。
それでは『名前のない怪物』の歌詞の意味を考察、まとめていきましょう。