【尾崎豊】ガチのファンが選ぶ尾崎豊の名曲・隠れた名曲ランキング15選
まだ26歳という若さで惜しまれながらこの世を去った、伝説のシンガーソングライター尾崎豊。10代にしてデビューを果たし、若者の心の叫びを表現する数多くの名曲を残しました。そんなカリスマ的存在の尾崎豊の名曲15曲をご紹介いたします。
【3位】アイラブユー
『アイラブユー』は1983年にリリースされたファーストアルバム『17歳の地図』に収録されているナンバーで、後に11枚目のシングル作品として1991年にもリリースされています。
この楽曲はファーストアルバムの制作の終盤になり、プロデューサーの須藤から『何かバラードが1曲欲しいところなんだけど、書いてきてくれない?』と言われた尾崎がその場で『アイラブユー〜?』と口ずさんだものが元になっているそうです。
須藤によれば、その場で即興で作った可能性が高いといいます。即興でこの名曲が出てくるんですから、やはり並み外れた才能の持ち主です。
この部屋は落葉に埋もれた空き箱みたい
だからおまえは小猫の様な泣き声で
泣ける名曲『アイラブユー』の歌詞を見てみましょう。
何もかも許された恋ではないと歌っています。なんとも切なく、意味深な言葉です。私が気になっているのは上にあげたフレーズ。“この部屋は落ち葉に埋もれた 空箱みたい” 秋の少し冷たい隙間風が身に染みる、がらんとした部屋ですが、二人の愛だけで満たされてしまう、若い二人の儚くも強い愛を感じるフレーズです。
【4位】オーマイリトルガール
『オーマイリトルガール』はデビューアルバム『17歳の地図』に収録されている楽曲で、後に13枚目のシングルとしてもリリースされています。
元々のタイトルは『セーラー服とリトルガール』それから『となりのリトルガール』その後須藤の助言により『オーマイリトルガール』となりました。
この曲もファンの間では最高傑作の名高い名バラードで、初めて聴くという人におすすめしたい楽曲です。
こんなにも騒がしい街並に たたずむ君は
とても小さく とても寒がりで 泣きむしな女の子さ
街角のLove Song 口ずさんで
ちょっぴりぼくに微笑みながら
凍えた躰 そっとすりよせて 君は口づけせがむんだ
独特の切なさを感じさせる名曲で、2001年に再リリースされたシングル盤は本人亡き後にして、初のオリコンシングルチャート1位を獲得する大ヒットとなっています。
【5位】太陽の破片
『太陽の破片』は1988年にリリースされた7枚目のシングルです。1987年に覚せい剤取締法違反で逮捕された尾崎は、活動休止を余儀なくされていました。
この『太陽の破片』は復帰後第一弾シングルとしてリリースされ、過去最高のヒットとなりましたが、アルバムには収録されていません。
君を守りたい 悲しみ こぼれぬよう
あわれみが 今希望の内に生まれるよう
もし君が 暗闇に光を求めるなら
ごらん 僕を 太陽の破片が頬をつたう
最初で最後のテレビ出演である1988年の『夜のヒットスタジオ』の時の映像ですね。確か薬物で逮捕され、復帰後初めて公で歌唱した時ではないでしょうか。
ちょっと尋常ではない緊張感が漂っています。後半のシャウトは天才と狂気の狭間を感じる程、迫力に満ちています。
出演者全員が最後、立ち上がってスタンディングオベーションを見せています。その中で1番最初に立ち上がって拍手をしているのは、あの中森明菜です。