劇場版アニメ『HUNTER×HUNTER』の世界観に完璧にマッチした、ゆず「表裏一体」の制作秘話に迫る!曲に込めた想いとは?
ゆずの『表裏一体』はヒャダインとのコラボで作り上げられた曲で、2013年冬に公開された「HUNTER×HUNTER」の劇場版アニメの主題歌となりました。こちらではゆずの『表裏一体』の制作秘話や、そこに込められたメッセージについてまとめました。
日本を代表する少年漫画『HUNTER×HUNTER』の劇場版アニメ主題歌にゆずが抜擢された
ゆずが「HUNTER×HUNTER」に提供するのは初めてではない
2013年12月に公開されたアニメ映画、「劇場版HUNTER×HUNTER-The LAST MISSION-」の主題歌にはゆずの曲が選ばれました。
この劇場版「HUNTER×HUNTER」は、日本テレビの放送網開局60周年記念作品であり、週刊少年ジャンプ創刊45周年記念作品として製作されました。
ゆずが「HUNTER×HUNTER」に関わるのは実はこれが初めてではなく、2011年から放送された新作のエンディング曲を担当していたという経歴があります。その曲が『REASON』で、この曲は2013年1月に公開された「劇場版HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」の主題歌にもなっていました。
ですから、ゆずと「HUNTER×HUNTER」との関わりは深いものがある、と言えるでしょう。
過去の「HUNTER×HUNTER」主題歌にはどんなものがある?
過去の「HUNTER×HUNTER」の主題歌にはどんなものがあったでしょうか、軽くご紹介しておきましょう。1999年から放送の旧作品では『おはよう。』『太陽は夜も輝く』『PALE ALE』などがあり、懐かしい!と思う方も多いかもしれませんね。特に『おはよう。』は主題歌として人気が高く、一番知られている曲なのでおすすめです。
新作シリーズのOPには小野正利の『departure!』が起用されていました。ゆずはエンディング曲に3曲、提供しています。
起用曲は『表裏一体』
ゆずの『表裏一体』は2013年にリリースされたシングルの表題曲
「劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-」に起用されたのは、ゆずの『表裏一体』です。この『表裏一体』は映画の主題歌となったほか、2011年に放送されていたテレビアニメシリーズでも、99話以降、エンディングテーマ曲として使用されていました。
『表裏一体』は2013年12月25日に発売されましたが、アニメ放送と合わせてTV size verが10月に先行して配信されており、そちらが大変人気で好評だったため、本来2014年1月に発売予定だったものを急きょ早め、映画公開に合わせて12月に発売されたものです。
『表裏一体』はオリコンチャート週間ランキングで4位、12月度月間ランキングで18位を獲得し、彼らにとって大ヒット曲となりました。
この曲は彼らが2014年2月に発表したアルバム「新世界」に収録されています。また、通常シングルverに加え、「HUNTER×HUNTER Ver.」アルバムに『REASON』ほか、アニメ「HUNTER×HUNTER」にゆずが提供した曲と共に収録もされています。
『表裏一体』はヒャダインとゆずとの共同制作曲である
『表裏一体』はゆずと、そしてヒャダインとして活躍が目覚ましい前山田健一とがタッグを組み、作曲されました。ゆずとヒャダインのコラボは上記してきた『REASON』でも実現しており、またしても「HUNTER×HUNTER」で実現することとなりました。
『表裏一体』では作曲、それから歌詞ともにゆずとヒャダイン(前山田健一)の名前がクレジットされています。曲調は本来のゆずらしさを押し出しながらも、目まぐるしく変わる展開、構成のあたりはヒャダインらしさが出ており、往年のゆずファンにはもちろん、ヒャダインが気になっていた、という方にも大変おすすめの楽曲です。
また、ゆずのコメントとして「今回も『REASON』と同じく、ヒャダインこと前山田 健一くんと共作することで、より”HUNTER×HUNTER”とリンクした濃いコラボレーショ ンができた」とし、「劇場版の大きなテーマにもなっている“光と闇”に触発され、歌詞・メロディが浮かび、アニメと楽曲がタイトル通り“表裏一体”となりました」とあります。お互い触発しあって最高のサビ、楽曲が生まれた、ということでしょう。