【21選】オーディオインターフェイスを選ぶならこれ!性能や特徴を詳しくご紹介
オーディオインターフェースの需要が高まったため多くのモデルが販売されるようになり、どれを購入しようか決めるのもかなり大変です。購入前におすすめの機材をいくつか把握しておいた方がよいでしょう。オーディオインターフェースの選び方とおすすめのモデルを主に紹介します。
オーディオインターフェースを購入する前に注意したいこと
オーディオインターフェイスを選ぶ際に重視すべきポイントは先ほどお話しましたが「いよいよ購入しよう!」という時に、再度注意した方がよいことがあります。
まず「なるべく最新のものを選んだ方がよい」ということです。
スマホなどもそうですが機械系のものは、年々良い性能のものが安価になっていきます。
最新のモデルが出る間隔というのは狭く、やはりなるべく最新のものの方がよいのです。
いつから販売されているものなのかを購入前にチェックして、価格と見比べてみましょう。
また中古で購入する方が時々いますが、1度開封されているものをフリマ・オークションサイトなどで入手した場合は付属DAWなど、もともとオーディオインターフェースに付属している嬉しい機能が利用できない場合があります。
特に初心者の方は、なるべく最新のものを購入するのがおすすめです。
オーディオインターフェイスと一緒にそろえておきたい機材
自分の持っているPCやスマホなどの端末に合わせて、目的に合ったオーディオインターフェースを購入した後は、他の機材も必要になってくるでしょう。
オーディオインターフェースと併せて、購入されることが多い機材を紹介します。
オーディオインターフェースと一緒にあると良いもの①:マイク
まずは何といってもマイクでしょう。
音質に特にこだわった使い方をしたい方はコンデンサーマイクの購入がおすすめです。
音楽制作をしたい方には必須のアイテムと言えます。
通常音楽ライブなどでも使われているダイナミックマイクより、クリアで繊細な音質が望めるでしょう。
ライブ配信や動画作成などの用途でマイクを利用したい場合はダイナミックマイクでも充分ですが、自分の声色に合わせたものかどうかを重視して入手するのがよいです。
低い声が魅力的な人は低い音を拾うのが得意なマイクを、高い声が魅力的な人は高い声を拾うのが得意なマイクを選択してください。
あまりに安価なものは大きな声を発した時に音が割れる可能性が高いです。
ある程度よく利用されている、定番タイプのものを購入すると間違いないでしょう。
おすすめのマイク(1):SM58/SHURE
SHUREのSM58はダイナミックマイクで、音楽ライブの会場に必ず置かれている、定番中の定番マイクです。
ボーカリストならば1度は使ったことがあるマイクと言ってもいいでしょう。
レコーディングにもしばしば使われますが音楽ライブ・音楽リハーサルに重宝するマイクです。
動きながら使うことに優れています。
オーディオインターフェースにつないで使うのであれば、ダイレクトに音を拾いクリアに出力する必要がある音楽のレコーディングよりも、インターネットのライブ配信向きといえるでしょう。
SHURE ダイナミックマイク SM58 スイッチ無し SM58-LCE 【国内正規品】
参考価格: 6,400円
おすすめのマイク(2):C414 XLS/AKG
こちらはコンデンサーマイクになります。
AKG(アーカーゲー)は音楽のレコーディングで使用されるマイクの、定番のメーカーです。
アコースティックギターや軽めのボーカルだけでなく、ピアノやドラムまでこのマイクで録音することができます。
ASMRなどの音を基盤とした動画を制作するのにも向いていると言えるでしょう。
繊細な作りになっているため小まめにメンテナンスすることを心掛け、決して落とさないように気を付けてください。
AKG C414 XLS サイドアドレス型 コンデンサーマイクロホン
参考価格: 82,000円
オーディオインターフェースと一緒にあると良いもの②:ポップガード
ポップガードはマイクを利用する際に一緒に使います。
コンデンサーマイクを使用する際にポップガードなしの状態で声を発すると、ブレス音など息の音がかなり大きめに入ります。
時々マイクの中にポップガードの代わりとなるクッションのようなものが入っているものもありますが、ほとんどのコンデンサーマイクを利用する際には必須のアイテムといえるでしょう。
ちなみにダイナミックマイクでも、歌を録音する際にはポップガードはあったほうがよいですよ。
空気音・ブレス音を出来る限り入れないようにするのであれば布製のものを、空気感を重視したりクリアな高音を望む場合であればメタル製のものを選びましょう。
おすすめのポップガード(1):ポップブロッカー/Earamble
初心者でも使いやすい、アーム部分がいろいろな方向に動くタイプのものです。
どのようなマイクにでも合うので、最初に購入するポップガードとしてこちらがおすすめでしょう。
布製なので唾液などからマイクを守ってくれる上に、特にコツなどもなく簡単に利用できます。
Earamble ポップブロッカー 二重張り ノイズ防止 ネット直径15.5cm
参考価格: 1,180円
おすすめのポップガード(2):PUDOON ポップブロッカー/JZYF
かご式で手軽に取り付けられるこちらのポップガードは、マイクに嵌めて利用するタイプのものです。
発砲素材とメタルでできており、綺麗な高音も望めます。
カバー範囲が広いので複数人で利用する際にもおすすめです。
ポップガード 金属ネット層 ポップブロッカー マイクフィルタ ノイズ防止 三重ネット層構造 45mm-60mmのマイク対応
参考価格: 950円
オーディオインターフェースと一緒にあると良いもの③:ヘッドホン
DTMなどの音楽編集だけでなく、ライブ配信者にとってもヘッドホンは必需品だと思います。
音楽制作をする場合はヘッドホンで録音・編集した音をひとつひとつ、細かく確認することが必要です。
ちなみにイヤホンでも確認はできますが、より音の輪郭が出やすいヘッドホンのほうがサウンドの確認をするのにはおすすめといえるでしょう。
ライブ配信者の場合は外に音を出した状態だと、視聴者側に自分の声が2重になって聞こえてしまいます。
オーディオインターフェースと一緒に、コスパがよく扱いやすいヘッドホンを購入しましょう。
また最近はBluetooth機能のあるヘッドホンが多く販売されていますが、レイテンシー(遅延)が生まれる場合があります。
将来的にはレイテンシーの問題はなくなるかもしれませんが、今のところ購入するのであれば有線のものの方がよいです。
おすすめのヘッドホン(1):ATH-M20x/audio-technica
オーディオ機器メーカーでお馴染みのaudio-technicaは、性能とコスパのバランスが抜群に良いです。
良いものを安く入手したいのであればaudio-technicaの商品はおすすめでしょう。
ATH-M20xはレコーディング・ミキシングなど音楽編集に向いているヘッドホンです。
遮音性が高く長時間使用しても疲れにくい形になっています。
audio-technica オーディオテクニカ プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x スタジオレコーディング / 楽器練習 / ミキシング / DJ / ゲーム ブラック
参考価格: 4,297円
おすすめのヘッドホン(2):MDR-CD900ST/SONY
DTM業界で広く利用されている、ヘッドホンの代名詞ともいわれているMDR-CD900STは、音楽家でも所持している人がかなり多いです。
コスパもよくインターネットでライブ配信をする人も、申し分なく利用できます。
若干見た目が痛みやすいものの、自宅で利用する分にはそこまで気にならないでしょう。
プロモ使用している間違いのないヘッドホンです。
おすすめのヘッドホン(3):A40TR-MAP-002/ASTRO Gaming
動画配信者やプロのゲーマーと相談しながら開発された、ライブ配信者のためのヘッドセットです。
ゲームの音が通常のヘッドホンよりもクリアに聞こえ、マイクで話声を拾うこともできます。
ボリュームやサウンド・音声のバランスを調整する機材も付いており、手元でコントロールすることが可能です。
ASTRO Gaming PS4 ヘッドセット A40TR+MixAmp Pro TR ミックスアンプ付き 有線 5.1ch 3.5mm usb PS4/PC/Mac/Switch/スマホ A40TR-MAP-002 国内正規品
参考価格: 24,800円
オーディオインターフェースと一緒にあると良いもの④:楽器
音楽関係以外の配信者にとっては不要かもしれませんが、DTM作業や弾き語りのライブ配信、弾いてみた動画などを制作するにはもちろん楽器が必要になります。
楽器にジャックがあるエレキギターやエレキベース、電子ピアノのようなものであればケーブルを利用して直ぐにオーディオインターフェイスへ接続可能です。
ピックアップマイクなどを付けていないアコースティックギターや、アップライトピアノ・グラウンドピアノなどはオーディオインターフェイスにケーブルでつなぐことはできないと思います。
それでも楽器の音を入力したい時は、生楽器の音を拾うのに特化しているマイクをオーディオインターフェイスに接続しましょう。
オーディオインターフェースと一緒にあると良いもの⑤:ケーブル
マイクとオーディオインターフェイスを購入しただけでは、音を入力することは不可能です。
必ずケーブルが必要になります。
マイクを購入した際に付属されている場合もありますが、そうじゃない場合もあるので予め注意してください。
ちなみにマイクを接続するために使うケーブルを「キャノンケーブル」楽器に使うケーブルを「シールドケーブル」といいます。
楽器・マイクの両方の音をオーディオインターフェイスに送りたい場合は、最低2本必要になるでしょう。
ライブ配信者であれば、そこまでケーブルにこだわらなくてもよいかもしれませんが、音楽編集に携わる人はその性能や特徴を重視して購入する人が多いです。
もし音質によりこだわってオーディオインターフェイスを購入したのであれば、ケーブルも信頼できるものを入手することをおすすめします。
おすすめのケーブル(1):ATL458A/audio-technica
使いやすく丈夫なケーブルで、ライブハウス・リハーサルスタジオで見る機会も多い定番のものです。
コスパもよいので、音楽制作だけではなくライブ配信にも重宝します。
癖がなく素直な音を出力してくれます。
初心者~上級者に幅広くおすすめできるマイクケーブルです。
おすすめのケーブル(2):#8410 The Blues/BELDEN
ギター・ベースを接続するためのシールドケーブルです。
老舗のシールドケーブル・メーカーであるBELDENには、さまざまな種類のケーブルが販売されています。
その中でも「#8410 The Blues」は幅広いサウンドのものに対応しており、何を購入するかに迷ったらこちらがおすすめです。
オーディオインターフェースと一緒にあると良いもの⑥:スピーカー
特にサウンドを重視した使い方を目的としオーディオインターフェイス購入者にとって、スピーカーの購入はかなり重要です。
音楽の編集はヘッドホンで聞くだけでなく、必ずスピーカーで外からもチェックします。
この2つは聴こえ方がまるで違うのです。
自分が作ったサウンドをさまざまな環境下で聞かれることを想定し、チェックする必要が出てきます。
ライブ配信のみを予定してオーディオインターフェイスを購入した人であれば不要かもしれませんが、音が大きく関係している用途を目的としているのであれば、1つは持っておいたほうがよいでしょう。
おすすめのスピーカー(1):HS5/YAMAHA
コスパがよく、初心者にもおすすめできるスピーカーになります。
原音を素直に再現してくれるため、DTM作業を目的としてオーディオインターフェイスを購入した人にぴったりです。
おすすめのスピーカー(2):VL-S3BT/TASCAM
小型なモニタースピーカーで、設置がしやすく場所を取りません。
低音は重厚感があり、高音は非常にクリアです。
接続端子が豊富でRCA接続もBluetooth接続もできます。
コスパがよいところも人気の理由でDTMなどの音楽制作だけでなく、動画を作成した後のチェックにもおすすめです。
TASCAM 2ウェイパワードモニタースピーカー 3インチ ペア VL-S3BT
参考価格: 8,910円
オーディオインターフェースと一緒にあると良いもの⑦:マイクスタンド
楽器を直接接続するのみの目的でオーディオインターフェイスを購入した方には不要かもしれませんが、声を入力する際にはマイクスタンドは必須です。
歌を録るのであれば高さがあるマイクスタンド、トークをメインとするのであれば机の上に置ける短いタイプのマイクスタンドをおすすめします。
高さがあるマイクスタンドは立って歌うことが可能です。
机の上に置けるタイプのものは高さには限りがありますが安定感があり、装着したマイクが揺れる心配がありません。
おすすめのマイクスタンド(1):MDS-1500/キョーリツ
丸形土台で安定感抜群の、卓上に置けるタイプのマイクスタンドです。
直径115mmの土台が、しっかりと支えてくれます。
高さは140mm~200mmほどでマイクホルダーも付属しているため、入手したらすぐに使用可能です。
直径2.5cmまでのマイクに対応します。
おすすめのマイクスタンド(2):MS205BK/TAMA
こちらはブームタイプという、ホルダーの角度・長さの両方を調整できるマイクスタンドです。
角度の調整ができないストレートタイプのマイクスタンドだと、アコースティックギターやピアノの弾き語りの際に楽器がスタンドに当たってしまうため、ブームタイプのマイクスタンドを使用します。
脚部は三脚タイプになっており、連結部分が破損しにくくなっているようです。
他のマイクスタンドでよく見られますが、長く使っていると連結部分が部品を回すことによって削れるなどし、安定しなくなります。
こちらのスタンドは専用の設計を用いて作られており、耐久性が高いです。
無料のDAWソフトを使ってみよう
無料のDAWが存在することをご存じでしたでしょうか?
オーディオインターフェースを購入した際に付属していることもありますが、初めて間もない場合はいろいろなDAWを試してみたいですよね。
安心・安全に利用できる無料のDAWソフトを紹介します。
無料のDAWソフト①:cakewalk by BandLab
こちらはWindows専用のDAWソフトです。
有料のDAWソフトとして利用者が多かった「SONAR」が生産中止になり、無料DAWになりました。
プラグイン類は低いグレードであるものの、その他の主要機能は「SONAR」の中でも高かったグレードのものになっています。
無料で利用できる中では最も高機能なソフトといえるでしょう。
本格的なソフトなので初心者にとっては若干難しいかもしれませんが「SONAR」の使い方について記載しているサイトは、かなりの数あります。
使い方を調べながら利用することで慣れていけば、無料でもこれ1つでレベルの音源を作成できるでしょう。
無料のDAWソフト②:GarageBand
こちらはMac専用であり、iPhoneやiPadのアプリとしても広く利用されているソフトです。
多種に渡るドラムキットやシンセサイザーの音を搭載しており、ミキシングやマスタリングもできます。
プロも利用している信頼できるソフトです。
ギター弾きに嬉しいアンプシュミレーター機能もあります。
使いやすさの面から初心者にもおすすめといえるでしょう。
無料のDAWソフト③:NanoStudio
Mac対応の無料ソフトですが、iPhoneやiPadのDAWアプリとしてもNanoStudioはあります。
ちなみにパソコンとiPhone・iPadにインストールしておけば、データを同期することも可能で便利です。
アップルストアから簡単にダウンロードできるので、試してみるとよいでしょう。
無料のDAWソフト④:Studio One Free
WindowsとMacの両方に対応している無料ソフトで、PreSonusが制作した世界的に広く利用されている「Studio One」というソフトの無料版になります。
有料版の方が断然機能が豊富ですが、無料版でもできることが多いです。
有料版へ誘導するためのものである雰囲気ですが、使用制限やアカウント作成の手間などもありません。
無料のDAWソフト⑤:FL Studio(デモ版)
Windows専用のソフトで、有料版FL Studioのデモ版として無料のものがあります。
機能制限が少なく上位モデルの全てのプラグインが使用可能であり、MIDIファイル・オーディオファイルの書き出しも可能です。
デモ版も非常に本格的なので、音源制作を目的としてオーディオインターフェイスを購入した方であれば、1度は試しておきたいソフトになります。
無料のDAWソフト⑥:KRISTAL Audio Engine
Windows専用で、評価が高いDAWの無料ソフトのひとつです。
以前は音楽制作にMTRという機材を使っている人が多かったですが、そのMTRの操作と非常に近い、アナログ感覚で利用できるのも魅力といえます。
録音・ミックスに特化しており、とてもシンプルな作りです。
海外製ではありますが日本語版の解説サイトもあるため、英語が読めなくても安心して利用できます。
無料のDAWソフト⑦:SoundEngine free
Windows専用の音声編集ソフトで、波形を見て編集を行います。
音楽編集ではなく声のみをオーディオインターフェースに入力する方に、おすすめのソフトといえるでしょう。
再生速度の変更・音程調整・逆再生・無音挿入・コピー・ペースト・フェードインなど、録音した声を編集するのに嬉しい機能が搭載されています。
リバーブやコンプレッサーなどのエフェクト機能もあるため、このソフト1つあれば録音したトークをより面白いものに仕上げることができるでしょう。
無料のDAWソフト⑧:Audacity
WindowsとMacの両方に対応している無料ソフトです。
波形を見て編集するサイトであり音程やテンポの変更、フェードインやリバーブなどの機能が搭載されています。
複数のファイルを合成することも可能で、録音機能もついている便利な無料ソフトです。
ちなみに「ffmpeg」という無料ソフトを導入すると、M4A・AC3ファイルや動画の音声の処理も可能になります。
無料のDAWソフト⑨:Reaper
WindowsとMacの両方で使用できるフリーソフトで、アメリカの会社であるcockos社が提供していながら日本語にも対応しています。
有料版もありますが機能制限はなく、実用性も高いです。
やはり有料版の方がさまざまな機能が利用できるものの、無料でも楽曲制作に困ることはありません。
一部マニアの間で、かなりの高評価を得ているソフトです。
無料のDAWソフト⑩:Music Studio Producer
Windows専用の無料ソフトで作曲や編集をはじめレコーディング・ミキシング・マスタリングにいたる音楽制作において広く活用できます。
使用制限はなく、日本語の説明書をダウンロードすることが可能です。
まとめ
オーディオインターフェースは、まだまだたくさんのモデルがあります。
あまりに多すぎて何を購入したらよいのか分からなくなってしまうかもしれませんが、この記事で紹介した選び方のポイントや実際のおすすめ機材を参考に、自分に合うものを入手してくださいね!