知っていたらかっこいい!CDよりもレコードが魅力的な理由を解説

CDとレコードを聴き比べしてみたとき、レコードの方が音質が良い、というのはよく言われていることですが果たして本当にそうなのでしょうか。こちらではCDとレコードの音質を科学的に検証したものを引用し、そこからアナログレコードの魅力をたっぷりまとめてみました。

記事の目次

  1. 1.レコードってやっぱり魅力的。でも実際どんな魅力があるのか
  2. 2.科学的にもレコードは心地よいサウンドを与えてくれることが判明
  3. 3.アナログレコードはジャケットがもはやアート
  4. 4.レコードに手間をかけることが魅力
  5. 5.まとめ

アナログレコードはジャケットがもはやアート

アナログレコードサイズのジャケットデザインは魅力的

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アナログレコードの魅力として、「アルバムジャケット」そのものを楽しむ、というのもあります。レコードの歴史をさかのぼってみると分かりますが、アルバムジャケットにもさまざまな趣向が施されており、ジャケットそのものがもはやアートとして捉えられているところもありました。
やはりレコードを売る、戦略の一つとして、ジャケットのインパクトというものは大切だったのだろうと思います。
今、例えば1960年代に発売されたレコードのジャケットなどを見ても、素敵だなと思うものは大変多いですよね。

同じアルバムならCDになってもジャケットのデザインは変わりませんが、やはりサイズが小さくなってしまうのは残念だなと思ってしまいます。CDしか作られていないものは別として、元々アナログレコードで発売されていたものはその大きさを考慮してジャケットがデザインされているものですし、それが縮小されてしまうというのは非常にもったいないですよね。やはり大きなジャケットイラストを見たい、そう思う方は多いのではないでしょうか。

「ジャケ買い」をする人もいる

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歴史をたどると、もはや芸術の域だと思えるような素晴らしいアルバムジャケットも多いです。筆者個人的にはYESのアルバムジャケットが好きなのですが、彼らのアルバムはアナログで買って並べて飾っておきたいほどに素晴らしいです。

「ジャケ買い」なるものも、CDではなくアナログレコードだからこそできることではないかと思います。ジャケ買いというのはそのバンドやアーティストのことを知らなくてもアルバムジャケットのデザインに惹かれて買ってしまう、ということですが、そういったこともCDよりはレコード盤だからこそ楽しめるのでしょう。もちろん、ジャケ買いして聴いてみたけど内容も大当たりだった(自分に合う音楽だった)となったら幸せなことですよね。

レコードに手間をかけることが魅力

音質に関係なくレコードをかける、というそのものを楽しむ

レコードプレイヤー
Photo byStockSnap

レコードは、スマホなどでDLした曲を聴く手軽さとは反対に、それをレコードプレイヤーにセットし、針を落として聴く、という工程が必要となり、音を聴くまでに手間がかかります。しかしその工程すら楽しい、と思えることもあるのです。
レコード店でレコードを買い、それを家にもって帰ってきてからいそいそとプレイヤーにセットし、音を出す…この間のワクワク感がたまらないんですよね。スマホゲームのロード時間すら惜しく感じる、という現代人の傾向ですが、自分の好きな音楽を楽しむときくらいは「待たされる」感覚を味わってみるのもおすすめですよ。待たされた分、その「音」が素晴らしかったら、それは素敵なご褒美ですよね。

また、レコードの盤の上を流れる針の動きなども、見ているだけでなかなか楽しいものです。曲が終わると自動的に元に戻る、CDなら停止ボタンを押すだけで何も見えませんが、アナログならその工程が目に見えるのです。そういった、「目に見える楽しさ」というのも魅力だと思います。

音質や音の広がりを良くするために手間をかける楽しさ

そして、やはり音質、そして音の良さにとことんこだわりたい、そういった楽しみ方ができるのもアナログレコードならではでしょう。お金はかかるかもしれませんが、プレイヤーそのもの、そしてカートリッジや針などの細部にわたるパーツにまでこだわり、どこをどう変えたら自分に好みの良い音が出せるのか、色々と楽しめる、という魅力があります。色々と試行錯誤し、好みの音が出るようになったときの快感は音楽好きであれば伝わるのではないでしょうか。

また、レコードは「手入れをする」という楽しみもあります。プレイヤーそのもののクリーニングもそうですが、レコード盤も手入れをすることによって長くいい音が楽しめます。そうするとレコードそのものに対する愛着もわきますし、大切にしよう、という気持ちも自然とわきおこってきますよね。そういった感覚も、CD、そしてダウンロードした音楽にはないものだと思います。

そして、そのように手間をかけると、自然と「音楽を聴く」姿勢になれるものです。ながら聴き、という言葉はもう珍しくなく、むしろ死語に近いのかもしれませんが、ちゃんといい音が出ているかどうか、針がちゃんと置けるのかどうかと音楽に対して集中することになります。曲ときちんと向き合うことができる、それもアナログ盤ならではの魅力だと言えるでしょう。

まとめ

アナログレコード
Photo byStockSnap

今回はアナログレコードの魅力について、レコードやCDの歴史を振り返りながら、また、さまざまな楽しみ方を挙げながらご紹介してきました。

最近では「ハイレゾ」という、CDを超えた音質を持つメディアが出ています。ハイレゾが目指すのはレコードの音質である、とも言われています。時代は進んでいるようで実は原点回帰しているんですよね。

単に「音が良い」のはCDとレコード、どちらか、といえば、雑音やノイズなどが入らない分、CDである、と言えるのではないかと思います。また、CDには人間の耳に聴こえる音までは収録されていますからCDで十分、といえばそうなのです。しかしアナログ盤にはCDにはない「暖かみ」があります。上記してきましたように、手間をかけたりすることで愛着もわきます。そして手間をかければ自分にもそれと分かる音の違いが聴き取れるかもしれません。

以前アナログを愛用していたけれど最近はもっぱらダウンロードで済ませている方、そして、アナログは聴いたことも触れたこともない、という方、是非この機会にアナログ盤を手にしてみてください。プレイヤーがない、という方は聴かせてもらう、というのもありです。アナログレコードの魅力は音楽がお好きであれば共感されると思います。どうぞ、試してみてくださいね。

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