【初心者向け】ハンドベルの演奏の基本とコツをご紹介!
ハンドベルは楽譜がよめないと演奏できない?初心者には難しいのでは?いいえ、そんなことはありません!ハンドベルは初心者でも楽譜が読めなくても演奏できる楽器なのです。こちらでは初心者でもわかりやすいハンドベルの演奏法をまとめていますので参考にしてくださいね。
ハンドベルは初心者でも演奏できる?
ハンドベルの素敵な音色に憧れ、演奏してみたいと思う方は多いでしょう。特にクリスマスシーズンになるとハンドベルの演奏を目にすることも多く、この機会に!と思う方は増えそうです。
しかしハンドベルの演奏は一見難しそうに見えます。あんなふうにベルが振れるだろうか、音が出せるのだろうか、なにより、自分は楽譜が読めないがそれでもできるのだろうか…そんな心配をされている方もいらっしゃるでしょう。
ハンドベルは自分が担当しているベルをどこで振ればいいか分かっていればいいので、楽譜が読めなくても演奏は可能です。
また、ベルを振るやり方など演奏の基本的なことは次項で詳しく説明いたしますので、参考になさってくださいね。
ハンドベルの演奏の基本
演奏前に準備するもの
ハンドベル演奏前に準備するものとして、まず、ハンドベルを置くための机が必要です。会議用につかう長いテーブルがあれば一番便利です。そのままベルを置くと傷がつくので、できればスポンジか綿が詰まった布を敷くのがおすすめです。
ベルは音階の通りに並べます。できれば音の担当は音階にそって割り当てると演奏がしやすいです(例えばAさんがドとレ、Bさんがミとファ、というように)。
譜面台が必要であれば机の向こう側に立てて置きましょう。
ハンドベルの握り方
ハンドベルは、ベルを上に向けるように片手に持ち、胸の前にもってきます。演奏しない時は胸に当てておくのが基本です。
手に持つときは親指をハンドル(握る部分)に並行になるように添えます。あまりぎゅっと握る必要はありません。
ハンドベルの振り方
ハンドベルを、胸の前から少し下におろし、円を描くようにしながら打ち出します。このとき、手首のスナップをきかせるようにして、クラッパー(ベルの内側の、玉になっている部分)がちゃんと当たるように意識します。
音が鳴ったらそのまま円を描くように上に回し、また胸元にもってきます。音を消すときは胸に当てて消します。連続で打つ場合には打ち出したところで何度も、スナップをきかせるようにして音をだします。
力の入れ具合によってベルも色んな音が出ますので、色々試してみてください。
ハンドベルの色んな音出しのやり方
ハンドベルはただ前に打ち出すだけで音が出ますが、他にも色んな音出しの仕方、奏法があります。
- リング…通常の奏法(上の項で説明しています)。
- シェイク…ベルを持ったまま腕を伸ばし、胸の高さの辺りで左右あるいは前後に振って音をだします。特に高音域でやると音がキラキラして華やかに聴こえます。
- プラック…ピアノでいうスタッカートのようなもので、スポンジの上にベルを置き(お客さん側に見えるように)内側のクラッパーを弾いて指鳴らしするものです。
ハンドベル演奏のときに注意することは?
ベルとベルをぶつけない
ベルはとても高価なものです。準備するときや片づけの際にはベル同士ぶつけないように気を付けましょう。傷がついてしまうと錆や音が変わってしまう原因ともなります。
特に、ベルは大勢で動くことが多いです。お隣同士でも気を付けましょう。
演奏の際は必ず手袋を
ハンドベルを持つときには、必ず綿の手袋をつけてください。これは、ベルの部分に指紋や手の油分などがつかないようにするためです。
綿製であればどんな手袋でもいいですが一応ハンドベル用として販売されているものもあります。色も特に決まりはありませんが、白い手袋のほうが見栄えは良いと思います。
胸部分の飾りは外す
ハンドベルは演奏しないときは胸の部分に当てて待機をし、音をとめるときも胸の部分で消音します。ですから胸の部分に飾りやバッジ、アクセサリー類がついているものは避けましょう。特にそれが金属類の場合、ベルに傷がつくおそれがありますので十分に注意してください。
グループでお揃いのスモックなどを用意する、というのもいいですね。
ハンドベル演奏のやり方などまとめ
こちらでは初めてハンドベルを演奏する方に、基本の奏法や注意事項などをまとめました。
ハンドベルは大勢で1つの曲を演奏するものです。自分が曲の一部になれる、自分の演奏が生かされる、ということになるわけで、成功すると非常に楽しいものです。
大勢で一つを作り上げる、ということの尊さをぜひ、体感してみてください。
また初心者にもおすすめの8音で演奏できる曲について下記で紹介していますので、ぜひ最初に演奏してみる曲としてご検討下さい。