日本で独自に生まれた音楽『シティポップ』が今大人気な理由は?おすすめ曲もあわせてご紹介

2016年頃から世界から注目を浴びる日本の「シティポップ」とは一体なんなのか? 「シティポップ」とはいつ生まれた音楽なのか? 「シティポップ」とはどういうジャンルの音楽なのか? 代表的なアーティストの曲を交えて紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.そもそも『シティポップ』とはどんな音楽なのか
  2. 2.シティポップが生まれた背景
  3. 3.どうして今、シティポップに再び火がついているのか
  4. 4.大物から今話題のアーティストの知っておくべき人気曲をご紹介
  5. 5.まとめ

シティポップが生まれた背景

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シティポップは1970年代から80年代に生まれた

「シティポップ(city pop)」は元々あったジャンルではありません。後に1980年頃から出てきた、一部の音楽をそう呼ぶようになりました。

このジャンルが生まれた背景は1970代頃から米国では「クロスオーバー」「AOR」が西海岸で流行します。「クロスオーバー」はジャズの発展系の音楽で、テクニカルな面が強く、LAの一流のミュージシャンにより作られるようになります。

同時期にその影響を受けている「AOR(アダルト・オリエンテッド/ロック)」というジャンルも生まれます。ミディアムテンポで大人向けなメロウな曲調は日本人好みのもので、このジャンルが日本では一時、人気となります。

「AOR」は米国では評価されず、廃れていきます。
日本ではこの影響が80~90年にかけて日本の音楽に色濃く影響を受け、その後の日本の音楽の発展の基礎部分となっていきます。

シティポップとして認知され始めた時期

90年に入るとCD時代に入り、日本の音楽はより、デジタルでダンス系の曲調が主流になっていきます。変わって「シティポップ」は「渋谷系」と呼ばれる音楽にさらに進化していきます。
都会的な雰囲気がより、東京の一部の地域を指す「渋谷系」という形で、ファンク、ジャズ色を強めた音楽に進化していきました。

2000年に入り、クラブのDJが「和モノ」と呼ばれ音楽をかけるようになります。
その際にビートが効いて、ファンキーに聞こえる「シティポップ」と呼ばれるジャンルのアナログ盤をかけるようになります。

どうして今、シティポップに再び火がついているのか

Apple Music、Spotifyで聴けない音源が多数

「なぜ今シティポップなのか?」の答えは音源の入手ルートにも関係がありそうです。

日本の80年代のアナログ版の物色は海外にも飛び火し、Youtube時代の2010頃から活発になります。「シティポップ(city pop)」は80年代の楽曲に多く存在します。

そのため、Apple Music、Spotifyで配信されていない楽曲も多く、CD化すらされてない音源が多いのが特徴です。
そのため、わざわざ海外から日本へ行って、中古のアナログ・レコードを探し、「マスター音源」を手に入れる人達が増えてきました。

『Youは何しに日本へ』でも、そういった海外の人が大貫妙子の『Sunshower』を探しに来たシーンを放送してました。このアルバムはその後、アナログ版が正式に再販されましたが、その度に完売です。
6回程増版してるのですが、発売されると、また直ぐに完売になってしまう状況です。

アナログ・レコード最後の音源達

「city pop」の人気は米国、フランス、ASIIAにも飛び火していきます。米国の人には、もともと米国で流行ってた昔の音楽のスタイルが日本で消化され、さらにレベルの高い楽曲へと進化しており、「こんな風に日本で音楽が進化していたなんて…」という驚きをもって受け入れられています。

「シティポップ」とは80年代に生まれた、「最後のレコード世代」音源であり、日本人ですら知らないアーティストも多数存在します。いま、改めて日本を含め「シティポップ(city pop)」の音源の物色が激しくなっています。

ちなみに、先の大貫妙子の『sunshower』のアナログ版は10,000円以上で取引されています。2018年にCD化され、こちらの方は比較的入手は簡単です。

なぜこれほど人気となっているのか? を楽曲を通じて見ていこうと思います。

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