【ギター】毎日続ければ上達間違いなし?!基礎練習のフレーズご紹介!
ギターの上達を目指すなら、毎日の基礎練習は欠かせません。楽器でもなんでも同じ事ですが基礎がなってないと、積み上げていく事が出来ないからです。ここではギターの上達を目指す人に向けた、基礎練習の内容と考え方をご紹介いたします。
ギター上達は日々の訓練が重要
『あのアーティストのあの曲が弾けるようになりたい!』『あのギタリストみたいに格好良くギターが弾けるようになりたい!』ギターを弾きたいと思っている人はそんな風に考えている事でしょう。
ギターはもちろん楽器の上達には、毎日毎日の積み重ねが非常に大切です。一見地味に見えるような練習メニューでも、華やかで格好良いプレイの為には必要になってきます。
あなたの憧れのギタリストは誰ですか?ロックが好きなら、ジミ・ヘンドリックスやレッド・チェッペリンのジミー・ペイジ、ジェフ・ベックやエリック・クラプトン、最近ではジョン・メイヤーなんかが人気がありますね。
また、ジャズの世界ならラリー・カールトンやリー・リトナー、ジョー・パスのソロギターなんかは鳥肌が立つほど格好良いですし、日本の小沼ようすけも素晴らしいギタリストです。
もちろんエレキだけでなく、アーティストのアコギによる素晴らしいプレイに憧れている人もたくさんいるでしょう。
ジャック・ジョンソンやハナレグミの永積タカシのアコギの弾き語りは、思わず引き込まれてしまうくらい魅力のあるものですし、パコ・デ・ルシアやバーデン・パウエルなんかはアコギ一本で世界を作り上げてしまいます。
そんな素晴らしいギタリスト達でも、いきなり今いる所に立っている訳ではありません。その景色に辿り着く為に、重ねてきた歩みがあるのです。
天才という人は確かにいますが、それは『努力が出来る』才能がある人だと思います。練習はあなたを裏切りません。やってきた事というのは、そのままの形で出てしまいます。この事は忘れないでください。
効率よくギタースキルの上達を目指そう!
そうは言っても毎日忙しくて、ギターの練習ばかりに時間を割けない。そんな声が聴こえてきそうです。何かを得る為には、何かを犠牲にしなければいけない。そんな厳しい事を言う人もいるかも知れません。
しかし、わたしはあんまり厳しい事を言われるとイヤになっちゃいます。何かを犠牲にしなくても、何かを得ていいんじゃないか、と思っているタイプです。
そんな私のような欲張りなタイプの方にお届けいたします。毎日限られた時間で、効率良くギターが上達する方法です!
ギター基礎練習(難易度別にご紹介)
『ギターばかり抱いてないで、あたしもかまってよー』なんて、言われてみたいですね。
それでは基礎的なギターの練習メニューやフレーズをご紹介していきましょう。ここではそのレベルを3段階に分けてみていきますので、練習の際のご参考にしていただければと思います。
レベル1:★☆☆
まずはチューニングを合わせる
- 何はともあれ、チューニングを正しく合わせましょう。ここが最も大切です。
まずはチューニングが合っていないと始まりません。オープンチューニングなどの変則的なものもありますが、それは上級者向けです。
練習の最初には必ずチューナーを使って、音を合わせましょう。チューナーが手元にない方には、こちらの動画でどうぞ。シンプルに開放弦の音を提供してくださっています。
キスして欲しい/ザ・ブルーハーツ
1990年代を中心に活躍した伝説的なバンド『ザ・ブルーハーツ』の『キスして欲しい』。ギターを始めて、まず何か1曲通して弾けるようになりたい!と思っている人に私がお勧めする1曲です。
まず、初心者の方は教則本などで、運指の練習を勧められると思います。それももちろん良いのですが、あまり単調で面白味が無いと、長く毎日続けていくのは難しいと思います。私もそうでした。
ですのでまずは、完璧にではなくても1曲通して弾ける曲というのを作る。曲を流しながら、あるいは歌いながら弾けるようになれば、相当気持ちが上がるはずです。
そして段々とレパートリーを増やしていけば、自然とギターの腕も、上達しているのではないかと考えます。
何よりも楽しんでプレイする事が、上達の秘訣です。その為には自分の好きな曲を選ぶ。あまり難しい曲でなく、頑張れば出来そうな曲を選ぶ。そして、完璧でなくても取り敢えず通して弾いてみる。それを繰り返す。これが最初は大切だと思います。
好きな曲をとにかく弾いてみる
- あまり難しい曲を選ばない
- 完璧に出来なくてもOK!楽しんで繰り返し弾く
こちらはコード進行や、ソロのフレーズも分かりやすくタブ譜で紹介してくださっている動画です。コードもA,F#m,D,Eという4つのコードだけで、リズムも刻み易いものになっているので、初心者の方にとてもお勧めの楽曲であると思います。
ギターのコードの押さえ方、リズムストロークの仕方、曲に合わせるノリ方などこの楽曲からは様々な基礎が学べます。
ソロのフレーズなどは少し繰り返して練習が必要かと思いますので、このレベルでは弾けなくても大丈夫です。
ソロも弾ける方は是非トライしてみてください。この形を指で覚えてしまえば、キーが変わってもフレットを移動すれば、そのまま応用できます。
動画ではエレキですが、アコギでももちろんOKです。毎日20分でも繰り返し練習すれば、大きな力になります。
レベル2:★★☆
フィンガーピッキングに挑戦
- 爪を切っておきましょう
- 右手は力まず、柔らかく使う。左手はしっかりと押さえる
- レベル1とは逆に、まず曲の部分的にでもしっかり弾けるように練習しましょう
コードストロークである程度簡単な曲が弾けるようになってきたら、きっとアルペジオなど、フィンガーピッキングにチャレンジしたり、違った事がやってみたくなるのではないでしょうか?
という訳で、レベル2ではフィンガーピッキングに挑戦していただきたいと思います。
フォークソングやバラード、あるいはカントリー&ウェスタンなんかではよく使用される技術ですが、ポップスやロックの中でももちろん使用されています。
イエスタディ/ザ・ビートルズ
ザ・ビートルズの楽曲の中でも、教科書に載るほど有名な『イエスタディ』を弾いてみましょう。
ポールがほぼ1人で録音した作品ですが、ビートルズにそれ程詳しくない人でも知っている程人気の高いナンバーです。
こちらの動画では、原曲のポールのギターをなるべく忠実に再現しようと工夫されているので、とても勉強になると思います。
動画の中で仰っているように、この楽曲はギターのチューニングを全弦1音ずつ下げています。つまり上からDAFCGDとなります。
右手のフィンガーピッキングは親指でベース音を弾き、人差し指、あるいは中指でコードを弾いています。ツーフィンガーというやつですね。
昨年公開された、ビートルズを題材にした映画『イエスタディ』は、日本でも大ヒットを記録しています。幅広い年齢層にも知られるこの曲が弾ければ、人前でギターを披露する事になった時に、あなたを助けてくれる事でしょう。
レベル3:★★★
アドリブは数を重ねて精度を上げていこう
アドリブ演奏はとにかく感覚を掴む事が大事です。曲のキーやコード進行をふまえて、とにかく弾いてみましょう。耳こそは全て!
レベル3ではアドリブにチャレンジしてみましょう。難しく考える事はありません。打たないシュートは外しもしませんが、決して得点にはなりません。
まずは、ペンタトニックスケールを覚えてみましょう。
例として、Amのペンタトニックスケールをご紹介いたします。6弦の5フレットがルート音となります。このフレットをずらしていけば、全てのキーに対応する事ができます。
また、同じポジションを使って6弦の8フレットからスタートすればCメジャーのペンタトニックスケールとなります。同じ形なのに、違った響きになるのを実感して戴けると思います。
同じようにポジションをずらしていけば、違うキーでも対応する事が出来ます。
では、早速そのペンタトニックスケールを使ってアドリブに挑戦する動画を見てみましょう。
エレキを抱えた女子高生メグちゃんが、先生の伴奏に合わせてアドリブソロを弾いていきます。最初は初心者らしく、ペンタトニックをなぞっていますが、だんだんとメロディーのようなものを奏ではじめています。
アドリブソロは、即興の作曲でもありますが、その人の手の癖やセンスに大きく左右されるものです。日頃から良い音楽を聴いて、好きなフレーズを繰り返し練習してストックおくと、いざという時にそのエッセンスが使えます。
先生も仰っているように、とにかく弾いて、そのクオリティをどんどん上げていくというのが、上達への近道と思います。
ギターのアドリブに興味を持った方には、こちらの動画がとても分かりやすく為になると思います。
基礎的な事からきちんと説明してくださっているので、今より上を目指す、脱初心者希望の方はこれをみて繰り返し練習していただきたいと思います。アコギでもエレキでもどちらにも参考になると思います。
まとめ
ギターが上達すれば、こんなブロンド美女に『ねえ、Fってどうやって押さえるの?』なんて、聞いてもらえるかも知れませんね。むしろ、押さえたいです。
という訳で今回は初心者の方にトライしていただきたい、基礎練習のフレーズや練習方法について解説いたしました。
今は新型コロナ感染拡大予防の為、自宅で過ごす時間は増えた方も多いかと思います。出来た時間を楽器の練習に充てるというのは、とても素敵な時間の使い方ではないでしょうか。この貴重な時間、もう一度ギターに触ってみてはいかがですか?楽器のある人生は、素晴らしいものです。
https://guitar-styleone.com/guitar-scale-special-learning-method