スラム奏法とは?スラム奏法の基本と練習方法を解説!
スラム奏法とは、ギターをパーカッションのように叩いて演奏する方法です。スラム奏法で演奏すると、一人で演奏しているとは思えないほどの多様な音を生み出すことができます。右手の叩き方には数種類のやり方があるので、参考にしながらスラム奏法にチャレンジしてみてください。
スラム奏法とは?
スラム奏法とは、ギターをパーカッションのように叩いて演奏する方法のことです。アコースティックギターで主に使われる奏法で、日本でも多くのアーティストがこの奏法で演奏しています。
スラム奏法の基本と練習方法をご紹介していうので、ぜひスラム奏法にチャレンジしてみましょう。さらに、スラム奏法で参考にしたいアーティストを3名ご紹介しています。
御三方とも、圧倒されるような演奏をしているので、ぜひ映像を見て参考にしてみてください。
スラム奏法の基本と練習方法
スラム奏法の基本はアコギを叩くことです。アコギは弦を指で弾く、もしくはピックで弾くことが主な演奏方法となっています。
しかしスラム奏法では、「アコギ本体を叩いて音を出す」ということを意識することが大切です。
それでは基本の叩き方と練習方法を説明していきます。
スラム奏法の基本
まずはじめに、サウンドホールの少し上あたりを狙って、叩いてみます。
このとき、
①親指で叩く
②中指〜小指で下からすくうように叩く
の2種類が基本です。
さらに、バスドラムのような低い音を出す叩き方があります。
③手首に近い親指のはらで押さえるように叩く
この奏法と上の2つを組み合わせることによって、まるでドラムのような音を出すことができます。最初は難しいかもしれませんが、少しずつ練習してみましょう。
下の動画はスラム奏法の生みの親であるアーティストのHow To動画です。参考にしてみてください。
練習方法
練習方法は、何度も叩いてみることです。どこの部分を叩くとよいか、どのくらいの力で叩くのがよいのかを感覚として少しずつ覚えていきます。
叩き方を少しずつ変えていき、力を抜いて、打楽器のように練習を繰り返してみましょう。自分にとって、ちょうど良い音だと思える叩き方が見つかります。
ちなみに手の筋力が強いと感じている方は、やさしく叩くことを心がけてみてください。あまりにも強く叩いてしまうと、アコギが壊れる可能性があります。
スラム奏法で参考にしたいギタリスト
スラム奏法で参考にしたいギタリスト3人をご紹介します。
まずはスラム奏法の生みの親であるペッテリ・サリオラです。彼の演奏は、何度見ても釘付けになってしまいます。どのように演奏しているのか、手の動きじっくり見てみて、ぜひ参考にしてみてください。
続いて、日本を代表するギタリストである押尾コータローです。押尾コータローもスラム奏法を用いて演奏しています。彼の演奏は、繊細かつ力強いので、見ていると圧倒されるかもしれません。
さらに、最後に番外編として面白い奏法をするPublio Delgadoをご紹介します。
スラム奏法の生みの親 Petteri Sariola(ペッテリ・サリオラ)
フィンランドのギタリストであるペッテリ・サリオラ。スラム奏法の生みの親である彼の演奏は、一人でやっているとは思えないほど多様な音が聞こえてきます。
スラム奏法といえばペッテリ・サリオラだと言っても過言ではないので、よく映像を見てまねしてみるのもよい練習方法だと思います。
日本のギター奏者 押尾コータロー
日本を代表するギタリストの押尾コータロー。さまざまなテクニックを駆使しながら、豊かな音楽を作り上げています。
力強さと繊細さが入り混じった彼の奏法は、見ていて圧倒される方も多いでしょう。弾き方の参考にしてみてください。
ギターを置いて演奏するPublioDelgado
Publio Delgadoは、Youtubeでソロギターを演奏するギタリストです。その奏法はなんと、ギターを仰向けで寝かせたまま、叩くというもの。
筆者としては、この奏法は初めて見る光景だったのでとても驚きました。面白さを感じるような魅力的な音楽です。
まとめ
スラム奏法を身に付けると、曲の奏法にバリエーションが増えます。一人で演奏する方は、スラム奏法でさらに豊かな音楽を演奏できるかもしれません。
アコースティックギターは弦を鳴らすだけではなく、パーカッションとしての役割も担うことができます。
スラム奏法を練習してみて、ぜひ自分の強みにしていきましょう。
黄色の丸のあたりを叩く