ピアノ史上超難曲として有名な東洋風幻想曲『イスラメイ』とは

ピアノ史上最も難しいとされる、バラキレフの「イスラメイ」。バラキレフがどこからインスピレーションを得たか、そして何年に作られたかご存知ですか?
こちらでは「イスラメイ」について詳しく解説。あのラヴェルが意識したと言われる「イスラメイ」とはどんな曲なのか!?

記事の目次

  1. 1.ピアノ史上超難曲として有名なバラキレフ作曲・東洋風幻想曲『イスラメイ』
  2. 2.『イスラメイ』が難しい所以とは
  3. 3.「イスラメイ」がどんな曲か聴いてみよう!
  4. 4.超難関曲「イスラメイ」についてまとめ

ピアノ史上超難曲として有名なバラキレフ作曲・東洋風幻想曲『イスラメイ』

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ピアノ史において最も演奏難易度が高い、超難曲、超絶技巧が必要、とも言われるバラキレフによる「イスラメイ」。この曲は1869年に作曲されたものです。

バラキレフは民族舞曲を元にした作品を多く残していますが、この曲もその一つです。この曲は、彼がカフカス(コーカサス)地方を旅した際にトルコ・イスラム系諸民族の民俗音楽に接して着想を得たもの。

イスラメイの意味は「カバルディノ地方、アドゥイゲイ地方で行われる民俗舞曲」をさします。イスラメイは「東洋的」というような意味ではないので注意が必要です。

ラヴェルの「夜のガスパール」はイスラメイを意識して作られたもので、友人に「夜のガスパールを作った目的はイスラメイ以上の難しい曲を作ることだ」と言っていたそうです。

それほどに当時は衝撃を与えた曲だったのですよね。

『イスラメイ』が難しい所以とは

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「イスラメイ」が難しい、とされるのは、まず音の多さ、正確に弾くということの大変さが挙げられると思います。
世界に「超絶技巧を必要とされる曲」は何曲もありますが、「イスラメイ」はそれらの頂点にたつ、といってもいいでしょう。当時、名ピアニストと呼ばれたハンス・フォン・ビューローが、「あらゆるピアノ曲の中で一番難しい」と言っていた、ともされます。
楽譜の難易度はA~F段階までありますが、当然Fで、それ以上の難易度がある、といってもいいと思います。

また、演奏が大変なことから、楽譜にはその大変な部分に別案(ossias)が添えられている、というのも難易度の高さを物語っています。別案とは、「こう弾いたらいいのでは」とシンプルな楽譜に書き換えられているものです。

しかし敢えて超難曲にそのまま挑む、というピアニストも多いのです。

「イスラメイ」がどんな曲か聴いてみよう!

こちらが「イスラメイ」になります。一見、さらさらと弾いているように見えますが、とんでもないです。音の多さが凄まじく、指の動きがどうなってるんだと思わず凝視してしまいますね。

民族舞踊なので、メリハリをつけることも忘れてはいけません。この方はossiasを取っていず、オリジナルで弾いているように見えますが、場合によってはossiasの方を弾いたほうがいい、という方もいらっしゃるようです。

ちなみにこちらは、ラヴェルが「イスラメイ」を意識して作られた、という「夜のガスパール」です。こちらも難易度が高いのは見ていて分かりますよね。

超難関曲「イスラメイ」についてまとめ

イスラメイ
Photo bytpsdave

今回はピアノ史上最も難易度が高いともされるバラキレフの「イスラメイ」について取り上げました。
難易度はとても高いですが綺麗な曲ですよね。ピアニストであれば一度はチャレンジしてみたい、弾きこなすのは無理でも、ちょっと弾いてみたい、そんな気持ちになる曲です。

初心者の方がいきなり、というのは無理かもしれませんが、ある程度腕に自信がある方でしたら1年くらいかけてチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

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