ギターペグの交換方法をわかりやすくご紹介!
最近ギターのペグが回りにくかったり、チューニングが狂いやすかったりしていませんか?それはペグを交換すれば直るかもしれません。なんとなくペグの交換は素人には難しそうと思っている方はこのページで一緒に勉強しましょう。あなたのギターが見違えますよ!
ペグを交換する際に確認しておくべきこと
まずどういう目的でペグを交換するのかを明確にします。
故障やグレードアップなど理由は様々ですが、目的によって準備する道具や交換するペグも変わってくるのでしっかり確認しましょう。
現状のペグを確認する
現在どんなペグが取り付けられているのかを確認します。
新しく用意したペグが合わないものだと困るので、ペグの配列やメーカー、どのタイプのものが取り付けられているか把握しておきましょう。
取り付け穴のサイズを確認する
ペグを外して取り付け穴を採寸しましょう。
取り付け穴はクルーソンタイプがØ8.8mmの幅で、ロトマチックタイプはØ10mmの幅になっているのが一般的ですが、例外もあるので念のため測っておきましょう。
あとペグ本体を固定するためのネジ穴の有無も確認しておきましょう。
ペグポストの固定の仕方を確認する
ペグポストとは弦を巻き付ける軸のことです。
ヘッドの裏面から取り付けたペグポストを正面でどのように固定するかを確認します。
固定の仕方には
- ブッシュ差し込みタイプ
- ナット締めタイプ
ブッシュとはビスのようにペグに差し込んで固定するクルーソンタイプに多く見られるパーツです。
ロトマチックタイプはヘッドの正面側でナットを使って固定します。
ギターヘッドの厚みを測っておく
案外見逃しがちなのがヘッドの厚み。
厚みが13~14mmならスタンダードなペグが使用できますが、17mm以上あるようなヘッドには高さ調節が可能なペグを使用します。
ギターペグの交換方法
それではペグの交換方法について見ていきましょう。
ペグの取り外し方
ギターの種類はたくさんありますが、使われているペグは先ほどの2種類なので代表的なギターで説明していきます。
ストラトキャスター
ストラトキャスターのペグは一直線に6つ並ぶ形状になっています。
- クルーソンタイプのペグは裏面にビスが2ヵ所止めてあるので、それを抜きます。
- ペグを外した後、ブッシュをドライバーなどを使って傷がつかないようゆっくり丁寧に外していきます。
- ロトマチックタイプのペグに変える場合は、取り付け穴を拡張する必要があるので、リーマーやステップドリルなどで徐々に広げましょう。
レスポール
レスポールのペグはストラトキャスターと違い、左右に3対3に分かれています。
- ロトマチックタイプのペグは裏面の止められているビスを外します。
- 正面のナットをレンチなどでとり除きます。
- ロトマチックタイプからクルーソンに交換する場合は取り付け穴が大きすぎるので、コンバージョンブッシュを使用して穴の大きさの差を埋めます。
アコースティックギター
アコースティックギターもレスポールなどと同じ3対3のロトマチックなのですが、ブッシュも使っています。
ビンテージのギターにはクルーソンが採用されているものもあります。
またクラシックギターのペグはヘッドの横から差し込む形になっていて、3連につながった形をしています。
ペグの取り付け方
綺麗に外せたらあとは、逆の工程で取り付けていけば完成です。
交換用のペグに付属している固定用のネジの長さが元々のネジと異なる場合があるので、確認してネジ穴の調整をしてください。
まとめ
ペグの交換は決して難しい作業ではありません。
しっかりと準備して取り掛かれば元の弾きやすい状態にも、求めた音が出せる状態にもすることが出来ます。
さあペグを交換してみましょう!
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