【amazarashi】これだけは聴いておけ。ファンが支持する名曲11選
amazarashiは秋田ひろむと豊川真奈美によって結成されたバンドです。歌詞は強いメッセージ性を持ち、多くの人に共感と感銘を与えており、数多くのおすすめの曲があります。今回はamazarashiを知る上で押さえておくべきおすすめの楽曲を紹介していきます。
おすすめの1曲⑦「スターライト」
2014年にリリースされた「夕日信仰ヒガシズム」に収録されていますが、楽曲自体はSTAR ISSUEに制作されています。
制作された時期が違う為、amazarashiの中でもかなり明るい曲です。秋田ひろむも路上で弾き語りをしていた時に、スターライトを歌うと立ち止まる人が多かったと語っています。
片道切符は承知だジョバンニ
涙は捨てろ スターライト
きっといい事ばかりじゃないけど
だからこそ 僕らは行くんだよ
この曲は宮沢賢治の銀河鉄道が下地にあり、歌詞には登場人物のジョバンニやカムパネルラが出てきます。ライブでは夜を走る列車が映し出され、銀河鉄道の世界にいるような錯覚を受けます。
ここまでの旅路を思い出してよ
胸が張り裂けそうな痛みも
死にたい程辛い時だってあったろう
スターライトを制作していた頃の秋田ひろむは引きこもりのどん底におり、自分を鼓舞する為に作られた楽曲です。今となってはamazarashiを代表する人気の曲になったのは感慨深いものを感じますね。
おすすめの1曲⑧「季節は次々死んでいく」
2016年にリリースされた「世界収束二一一六」に収録されています。amazarashiの中でも1位2位を争う知名度を持ち、カラオケでも歌う人は多いでしょう。
アニメの主題歌に最も程遠いバンドと思われていたamazarashiが「東京喰種トーキョーグール√A」のエンディングテーマに起用されたのはファンの中では衝撃でした。
MVはレーザーカッターで歌詞の文字に切られた生肉を女性が貪ると言う衝撃的な内容です。ショッキングな描写もあり、苦手な人は見ない方が良いかもしれません。
季節は次々死んでいく
絶命の声が風になる
色めく街の 酔えない男
月を見上げるのはここじゃ無粋
肉を貪った女性は楽曲の最後にはいなくなり、代わりに肉で出来た蓮の花が残されています。
このMVの冒頭に登場するパソコンには、谷川俊太郎の詩「恐竜人間」が表示されており、このMVと楽曲のテーマとなっています。
イノチはイノチを食べて生きています
イノチを食べた私はいつかイノチに食べられる
私が美味しいといいのだけれど
生きる為にイノチを犠牲にした私達はいずれは土に還り、別のイノチに食べられる…その事を表しているのでしょう。
拝啓 今は亡き
過去を想う 望郷の詩
最低な日々が 最悪な夢が
始まりだったと思えば随分遠くだ
どうせ花は散り
輪廻の輪に還る命
苦悩にまみれて 嘆き悲しみ
それでも途絶えぬ歌に 陽は射さずとも
季節は次々生き返る
この曲のテーマは輪廻転生です。季節が巡る様を「死」と捉えつつも、輪廻の輪から見れば、季節は「生き返る」とも表現できます。
どうせいつかは私達も死ぬならば、その毎日を懸命に生きようと言う隠れたメッセージが込められています。