【初心者必見】音楽理論を独学で学ぶ方法をわかりやすく解説

「音楽理論」と聞くと堅苦しくなりがちですよね。しかし、作曲や、ジャズ、ブルースなどのアレンジ、即興演奏をするには音楽理論は欠かせないものとなります。こちらでは初心者が音楽理論を学ぶにはどうしたらいいかを解説し、併せておすすめの本なども紹介しています!

記事の目次

  1. 1.音楽理論とは何か
  2. 2.音楽理論を学ぶメリット
  3. 3.なぜ音楽理論を学ぶ必要がある?
  4. 4.音楽理論を学ぶと個性がなくなるのでは?
  5. 5.音楽理論は独学でも学べます!
  6. 6.音楽理論の学び方〜どこから学べば良い?〜
  7. 7.初級音楽理論
  8. 8.中級音楽理論
  9. 9.上級音楽理論
  10. 10.ピアノなど身近にある楽器を活用しよう
  11. 11.音楽理論を学ぶのにおすすめの本
  12. 12.音楽理論学び方などまとめ
音楽理論
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マイナースケール(ナチュラルマイナー、ハーモニックマイナー)

中級の音楽理論としてマイナースケールについても学んでおきたいところです。
いわゆる「短調」の音階になります。
マイナースケールには2種類あり、ナチュラルマイナーとハーモニックマイナーがあります。

ナチュラルマイナーはCの場合は「ドレミ(♭)ファソラ(♭)シ(♭)ド(全、半、全、全、半、全、全)」となります。
ハーモニックマイナーは「ドレミ(♭)ファソラ(♭)シド」になります。ポイントは、ラ(♭)からシ、の部分が3度あがるところですね。
より哀愁みがあり、演歌っぽい雰囲気があります。

セブンスコード

基本のスリーコードに加え、セブンスコードを覚えておくとより音が広がっていきます。
セブンスコードとはメジャーコード、マイナーコードの3音に加えてベースとなる音の長7度、もしくは短7度上の音を足したものをいいます。

Cメジャーセブンス(CM7)はドミソシ、Cセブンスはドミソシ(♭)、Cマイナーセブンス(Cm7)はドミ(♭)ソシ(♭)になります。

音が増える分、使える音も広がっていく、というわけです。

転調について

曲作りをする人であればこの「転調」という要素は勉強しておいてもいいと思います。曲に変化がでますし、途中での場面転換、という意味でも覚えておいたほうがいい手法といっていいでしょう。

転調とは字のごとく、「調を変える」ことです。ハ長調の曲を途中からニ長調に変えたり、ト長調に変化させたり、などします。普段聞いている曲の中にもこういった手法を取り入れられたりしているものは多いので、研究してみると面白いですよ。

もっと分かりやすいことでいえば、カラオケなどで元々の音が高かったりするとキーを下げますよね。あれもいわゆる転調、ということなのです。

やり方としては、初級編でやりましたがそれぞれのスケールをそのまま移動させるだけなので簡単です。

上級音楽理論

音楽理論
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ディミニッシュ、sus4などその他重要なコード

音楽理論、上級編として、ダイアトニックコードに入らないその他のコード、ディミニッシュコードやsus4などを覚えておくとさらに音が広がります。

Cdim(Cディミニッシュコード)は、「ドレ(#)ファ(#)ラ」になります。これはドからシまでを鍵盤で3つずつ、4つのグループに分け、その一番下の音を弾く…と覚えると楽なのですが、なかなかややこしいんですよね。しかしこの上級テクニックをうまく取り入れられれば、作曲やアレンジの幅がさらに広がります。

テンションコード

上級者向けとしてテンションコードも挙げておきましょう。これは「9度、11度、13度」の音も含むものです。
これまでやってきたコードと合わせると、もう全ての音の組み合わせでOKなのでは??と思えてきますよね。
Cのテンションコードというと「ド、ミ、ソ、シ、レ(オクターブ上の)」まで広がります。ジャズピアノだと「ミソシレ」で弾いたりもしますし、それってEm7と一緒では?ともなってしまうんですよね。

このあたりはやりこめばやりこむほど、面白いので上級を目指すのであれば是非、調べてみてください。

ブルーノート

上級者ともなればブルーノートスケールにもチャレンジしたいところですね。ジャズ、ブルースを演奏するのであれば是非ともマスターしてみてください。

ピアノなど身近にある楽器を活用しよう

音楽理論
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ここまで、音楽理論の学び方などについて文章で書いてきましたが、ご自宅にピアノなど楽器があればそれで実践してみるとさらに分かりやすいと思います。
頭でコードを覚えようと思っても、なかなか暗記はしづらいですが、弾いてみて「音」として認識すると案外すんなり入ってくるものです。

特にスケールについては「全、全、半…」と覚えるのもいいのですが、実際弾いてその音の感覚で身につけていったほうが一致がしやすく、分かりやすいです。

余談ですが筆者はもともとクラシックピアノをずっとやっていましたが途中からジャズピアノにも興味をもち、その時になって音楽理論に手をつけました。
クラシックとは全然違うので最初は戸惑いましたが、やはり「音感がある」「楽譜が読める」というのは強みだったと思います。

今迄漠然と「音」としてしかとらえていなかったものを改めて「ルール」として知るのは面白かったですよ。

音楽理論を学ぶのにおすすめの本

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「武蔵野音楽院」から出版されている音楽理論の本です。筆者もこの本を愛用していました。初級、中・上級編があり、まず初心者の方であれば初級編を買ってみてはいかがでしょうか。とても分かりやすく、読みやすいのでおすすめですよ!

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音楽教室で有名なヤマハミュージックメディアから発売されている、音楽理論の基礎の本です。初心者にも分かりやすく、この本でほぼ全てカバーできるといってもいいでしょう。CD付なのでさらに分かりやすい仕様です。

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リットーミュージックから発売されている本です。漫画で分かりやすく解説してくれています。文章で読むのはちょっと…という方にも、漫画ならばとっつきやすいのではないでしょうか?

音楽理論学び方などまとめ

音楽理論
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こちらでは、初心者の方向けに、音楽理論をどう学んでいったらいいか、のアドバイスを少しさせていただきました。あくまで「学び方」なので、「音楽理論」そのものについてはあまり触れていません。

音楽理論を勉強していて思うのは、何かしら音楽に触れている人であれば、「なるほど、あれはこのことだったのか」とか「今までピアノでなにげなく弾いていたものがようやく形になった気がする」という発見があるものです。

音楽理論を「学ばなければ!」と思うとつまらなくなってしまいますから、最初のうちは、「これってどういうことだろう?」と疑問に思ったことから調べていくといいのではないでしょうか。

そうすればおのずと、あれもこれもと知りたくなって、知らないうちに音楽理論に精通していた、ということになるのではないかと思います。

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