【初心者必見】音楽理論を独学で学ぶ方法をわかりやすく解説
「音楽理論」と聞くと堅苦しくなりがちですよね。しかし、作曲や、ジャズ、ブルースなどのアレンジ、即興演奏をするには音楽理論は欠かせないものとなります。こちらでは初心者が音楽理論を学ぶにはどうしたらいいかを解説し、併せておすすめの本なども紹介しています!
自分が何をやりたいのか
一口に「音楽理論」といっても、ではどこから学んだらいいのか迷いますよね。
ですから、まず、自分が何をやりたいのか、そこから決めてみてはどうでしょうか。
例えば作曲をしたい、ということであればコード理論やスケールを知ることは必須です。
また、ジャズピアノで即興で演奏したい、というのであれば、これもまた、コード理論、コード進行について学ぶことから入門してみましょう。
ギターやベースを弾きたい、という人は、コード(和音)を覚えることは必須ですし、音の名前や、キーについてなども学ぶ必要があるでしょう。
音楽理論をやらなきゃ!というのではなく、自分が何をやりたいのか、から、知りたいことを調べていく、というのが効率的かと思います。
基礎的な用語を知る
ここまででも、音楽理論初心者の方にとっては、全く知らない用語がいくつか出ているのでは、と思います。音楽理論を学ぼうとすると必ず出てくる用語については事前に調べておくと、分かりやすいでしょう。
例えば、
- コード:いわゆる「和音」のこと。和音というとクラシックにも普通に出てきますから通じるのではないでしょうか。
- コード進行:コード(和音)をメロディに合わせて移動させていくこと。コード進行には一定のルールがあり、メロディはそれに合わせて作られる、ということもあります。
- スケール:音階のこと
- メジャースケール、マイナースケール:クラシックピアノをやっていた方であれば長調、短調といえばピンとくると思います。
- 度:音と音の間の長さ、距離を表す言葉。
音の名前を覚える
これも基本的なことですが、音の名前は覚えておいた方がすんなり入れます。音の名前って何?と思われるかもしれませんが、音にはそれぞれ名前があって、そのことそのものが音楽理論の中の一つなんですよね。
C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)…基本としてこれだけは覚えておきましょう。いちいち、「Cはド…」と考えないように、Cと言われればドの音、とパっと浮かぶようにしておくと尚良いですね。
「ドレミファソラシド」という言い方はイタリア語です。日本では「ハニホヘトイロハ」ですね。ピアノをやっている方であれば「ハ長調」とか「イ短調」とか出てくるので割とこの「音の名前」に関してはすんなりいくと思います。
コードはこの「C」とか「D」などを使うので、やはりまず最初に覚えておくべき事柄、と言えるでしょう。
初級音楽理論
メジャースケール
メジャー、マイナーという言葉をよく聞くと思います。メジャーは「長調」
、マイナーは「短調」と覚えておくといいでしょう。
スケールとは音階のことです。一番簡単なメジャースケールとして「ドレミファソラシド(ハ長調)(Cメジャースケール)」があります。まずはこれをベースとして覚えておきましょう。
ピアノの鍵盤に置き換えると、Cメジャースケールは白い鍵盤しか使いません。しかし音の間隔は、というと「全音(以下、全)、全、半、全、全、全、半」となります。この音の間隔は調が変わっても変わりません。
ですからメジャースケールといえばこの音の間隔を覚えておけば、Dメジャー、Eメジャーと移動してもこの法則に当てはめればいいのです。
ダイアトニックコード
次にダイアトニックコードについて学んでいきましょう。
ダイアトニックコードは全てのコード進行の土台ともなるもので、その音階で使うことのできるコードです。
たとえばCメジャーのダイアトニックコードなら、「ドミソ、レファラ、ミソシ…」と音階に入っている音を土台として7つ、和音ができあがります。コードで示すなら「C, Dm, Em, F, G, Am, Bm-5」となります。
同じく、マイナースケールのダイアトニックコードもあるので合わせて覚えていくといいでしょう。
スリーコード(主要三和音)
そしてそのダイアトニックコードの中から、特に重要な3つを覚えておきましょう。
それが、C、F、G(ドミソ、ファラド、ソシレ)のコードになります。それらをスリーコード(主要三和音)と言います。
この3つはCメジャースケールの中でもメジャーなコードになります。
簡単な曲であればこの3つのコードさえ覚えておけば作ることができます。基本の中の基本なので覚えておくと便利です。