【Maroon5】『Moves Like Jagger』のジャガーは例のあの人?!曲の成立ちについて詳細ご紹介!
「Maroon5」のヒット曲「Moves Like Jagger」は、和訳すると「ジャガーの様な動き」になりますが、ジャガーは虎の事でしょうか?それとも世界一有名なあのジャガー?「Maroon5」の「Moves Like Jagger」の魅力に迫ります。
アメリカ発の世界的人気バンドMaroon5
Maroon5は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで2001年に結成された、今や世界的な人気を誇るバンドです。代表曲は「Sugar」や「This Love」などがあります。
1994年にロサンゼルスのブレントウッド・スクールに通っていたアダム・レヴィーン(Vo,G)とジェシー・カーマイケル(Key,G,Cho)、ミッキー・マデン(Bass)、ライアン・デューシック(drum)の4人で「カーラズ・フラワーズ」という「マルーン5」の前身となるバンドを結成します。
地元のライブハウスで評判を呼ぶようになり、レコード会社と契約を結びます。1997年にはレコードデビューを果たすなど、順調な滑り出しを見せます。
日本でも有名なTVドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」の劇中にバンドで登場した事もありました。しかし、アルバムはセールス的には振るわず廃盤となり、1999年にレコード会社を去る事となります。
バンド活動が休止してしまった彼らは、それぞれ大学に進学します。アダムとジェシーはニューヨークにあるファイブ・タウン・カレッジに、ミッキーとライアンはカリフォルニア大学に通います。
ニューヨークで過ごしたアダムとジェシーはリズムアンドブルースやソウルミュージックといった音楽に触れ、そういった影響を受けたオリジナルのサウンドを追求していくようになります。
大学を中退したアダムとジェシーは西海岸に戻り、ミッキー、ライアンと再びバンド活動を再開させます。その時に作ったデモ・テープがオクトーン・レコードに注目され、2001年に契約を結びます。オクトーン・レコードは当時ニューヨークを拠点に、新しくできたばかりのレーベルで、彼らが契約第1号でした。
Maroon5の誕生から「Moves Like JaggerJagger」を生み出す世界的人気バンドになるまで
オクトーン・レコードと契約した直後には、友人であるジェイムス・ヴァレンタイン(g、cho)がアダムに誘われて加入し、バンド名を「Maroon5」に改名しました。因みに、バンド名の由来はトップシークレットとなっていて、メンバーは決して口外しません。メンバー以外で知る人物は何とあのビリー・ジョエル大先生で、アダムが聞かれた際に断る事が出来ずに教えてしまったそうです。
本国アメリカで2002年にリリースされた1stアルバム「Songs About Jane」は、発売当初はあまり注目されませんでしたが、映画「ラブ・アクチュアリー」のサウンドトラックとしてアルバム収録曲の「スィーテスト・グッドバイ」が起用され、またバンドとしてもジョン・メイヤーやミシェル・ブランチなどの前座を務めるなどして、次第に注目されるようになっていきました。
「ジェーン」とは、アダムの元恋人の名前で、アルバムの大半が彼女について歌われています。
発売から2年の年月をかけ、アルバムはビルボードチャートでTOP10入りを果たし、Maroon5は第47回グラミー賞で最優秀新人賞などを受賞します。
その後、ドラマーのライアンが脱退し、サポートを務めていたマット・フリンが正式に加入します。2007年にはセカンドアルバム「It Won’t Be Soon Before Long」、2010年には「Hands All Over」をリリースし、どちらもチャートで1位を獲得する大ヒットとなります。翌年には、「Moves Like Jagger」を追加収録した「Hands All Over +2」がリリースされました。
日本でもオリコンやビルボードチャートで常に上位にランクインする様になり、Maroon5は名実共にトップバンドの仲間入りを果たしました。