【Maroon5】『Moves Like Jagger』のジャガーは例のあの人?!曲の成立ちについて詳細ご紹介!

「Maroon5」のヒット曲「Moves Like Jagger」は、和訳すると「ジャガーの様な動き」になりますが、ジャガーは虎の事でしょうか?それとも世界一有名なあのジャガー?「Maroon5」の「Moves Like Jagger」の魅力に迫ります。

記事の目次

  1. 1.アメリカ発の世界的人気バンドMaroon5
  2. 2.Maroon5の誕生から「Moves Like JaggerJagger」を生み出す世界的人気バンドになるまで
  3. 3.「Moves Like Jagger」の成功により人気を不動のものにしたMaroon5
  4. 4.Maroon5『Moves Like Jagger』のジャガーって動物のこと?
  5. 5.「Moves Like Jagger」のMVや歌詞からもThe Rolling Stonesへのリスペクトが感じられる
  6. 6.Maroon5 「Moves Like Jagger」についてにまとめ
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2011年に始まったオランダのタレントオーディション番組のアメリカ版でアダムは、クリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)と番組の審査員として共演し、意気投合した2人が番組内で発表したコラボ曲が「Moves Like Jagger」(feat.Christina Aguilera)です。

Maroon5とアギレラがコラボしたこの「Moves Like Jagger」は2011年に発売され、直後のビルボードチャートでは8位、3ヶ月後には1位を記録する大ヒット曲となりました。

ダンサブルなエレクトロポップでいながら何故か懐かしさも感じさせるナンバーです。2012年にある会社が行ったアンケートでは、この曲が最もアメリカの労働者の生産力を高める曲という結果が出ています。

Maroon5『Moves Like Jagger』のジャガーって動物のこと?

Photo by MyAngelG

では、稀代の歌姫とコラボした「Moves Like Jagger」の曲そのものについて見ていきましょう。

タイトルを和訳すると「ジャガーのように動く」という事になるでしょうか。ジャガーとは、ネコ科ヒョウ属に分類される、あのおっかない動物でしょうか。

今度は歌詞の和訳を見ていきましょう。

もしも、本当に欲しいのならさ
僕の心を狙ってみなよ その気があるのならさ
持ってちゃいなよ
大丈夫だから
心配いらないさ

(中略)

僕を捕まえてみてよ 君のその可愛い舌で
酔っ払うまでキスしておくれよ
そしたらさみせてやるんさ
ジャガーみたいな腰つきを
ジャガーみたいにやってやるのさ


 

なるほど、歌詞を和訳してみるとなんだかとってもセクシーな曲ですね。世界で一番セクシーなジャガーといえば、そう、The Rolling Stonesのミック・ジャガーですね。この曲はミック・ジャガーの事を歌っているのです。

そういえば、曲の雰囲気もどこか80年代のストーンズの「miss you」あたりのサウンドを思わせます。

ギターの乾いたカッティングが曲をダンサブルでポップな雰囲気にしていて、ちょっとエロい歌詞も品が悪くならずに、みんなが楽しめる良質な楽曲に仕上がっています。

他にもこんな歌詞があります。

焦ることなんて何もない
この目でどんな娘だって
すぐに落としちゃうんだ

この目と ジャガーのような腰つきで
セクシーな腰つきで
動けるんだぜ
ワイルドだろ?

これはもう、完全にセクシーな歌ですね。ミック・ジャガーみたいにセクシーなダンスと目力を武器にして、女の子を口説こうとする男の歌です。

やはり、ミック・ジャガーは永遠のセックス・シンボルですね。何と、御歳76歳にして現役バリバリのロッカーですから驚愕です。更に上にはポール・マッカートニー様がいますし。

「Moves Like Jagger」のMVや歌詞からもThe Rolling Stonesへのリスペクトが感じられる

「Moves Like jagger」のプロモーションビデオはシングル発売直前のロサンゼルスで撮影された映像と、ミック・ジャガーの昔の映像を組み合わせて作られています。

登場するのは、まだ若かりし頃のミック・ジャガーで何やらインタビューを受けています。若い頃のミックは可愛らしさと知性が混じって魅了的です。

そのインタビュー映像の後には、ミック・ジャガーのダンスをコピーするダンサー達が登場します。ミックの動きというのはとても特徴的で、コピーのやり甲斐がありそうです。

ミックの独特のダンスはまだ初期のブライアン・ジョーンズがいた頃から始まっています。セクシーな腰のくねりに女性ファンが悲鳴に近い歓声を上げている映像がよく見られます。

その後にMaroon5のメンバーが登場して演奏が始まります。Tahiti 80の「HEARTBEAT」を思わせるような軽快なグルーヴが気持ちいいですね。ときおり本物のミック・ジャガーのライブ映像が混ざりながらバンドの演奏、コピーのダンサーと頻繁に場面が入れ替わります。
 

アメリカの国旗を背景に、そしてイギリス人であるミック・ジャガーに敬意を表してか、ユニオン・ジャックも見えます。ときおりピンク色でジャガーの文字が見えてきます。

そして曲の後半では勿論、コラボしたクリスティーナ・アギレラが登場します。アギレラは曲の少しレトロな雰囲気を強調するかのような、大胆なマスカラと大きな帽子をかぶって登場します。

アギレラは小悪魔的な魅力をたっぷりと出して妖艶に歌い上げ、曲を更に盛り上げてくれます。この曲は当時、クラブシーンを中心に大ヒットし、日本でも一時期CMに使用されていました。

PVや曲の歌詞からもレジェンドであるミック・ジャガーへの、The Rolling Stonesへの強い愛情と憧れやリスペクトが感じられます。

Maroon5 「Moves Like Jagger」についてにまとめ

Photo by Luiz Fernando Reis MMF

今回は世界的人気ロックバンドMaroon5 の大ヒットナンバー「Moves Like Jagger」について解説していきました。「This Love」や「Sugar」など、名曲が数多くある彼らですが、この「Moves Like Jagger」の大ヒットが彼らにとってターニングポイントになったのは間違いないでしょう。

ミック・ジャガーへのリスペクトを込めたオマージュでありながら、優れたダンス・ミュージックであるこの楽曲は、クリスティーナ・アギレラというまた別の才能と融合する事で、Maroon5の作品の中でも特別な輝きを放っています。

大先輩であるレジェンドに対するリスペクトを素直に表現できるところも彼らの強みかも知れません。Maroon5はこれからも素晴らしい楽曲を生み出していく事でしょう。

このまま活動を続けていき、彼らが“レジェンド”として後輩達からリスペクトを受ける立場になっていくのが楽しみで仕方がありません。

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