【12選】切ない気持ちがもどかしい…共感したら涙が止まらなくなる、禁断の恋、不倫を歌った曲12選

世の中にはラブソング、片想いの歌、失恋ソングなどさまざまな恋絡みの歌がありますが、「不倫の歌」も結構あるものなんですよね。今回は「不倫の歌」ばかりを集めてみました。共感してどっぷり浸かったり、意外な曲が!?という発見もあるかもしれませんよ。

記事の目次

  1. 1.誰にも話せない禁断の恋愛、不倫
  2. 2.世の中には意外と不倫を題材にした「不倫の歌」が多くある
  3. 3.不倫の経験がある人は共感間違いない、不倫の歌12選「邦楽編」
  4. 4.不倫の経験がある人は共感間違いない、不倫の歌12選「洋楽編」
  5. 5.不倫の歌12選番外編!:これももしかしたら不倫の歌では?
  6. 6.切ない不倫の歌まとめ

『永遠』/ ZARD

『永遠』はZARDが1997年に発表したシングルで、当時話題になり、また流行語にもなったドラマ「失楽園」のテーマ曲でもありました。「失楽園」は大人の不倫を描いた作品ですから、そのテーマ曲とくればやはり不倫、許されない恋をテーマにした曲、ということになるでしょう。
こちらは「坂井さんなりの大人の恋愛を歌詞にしてほしい」と作者に言われて完成した曲だそうです。

あなたの決心が固まったら
きらきらとガラスの粉になって
このまま消えてしまいましょう
誰も知らない楽園へ

今の二人の間に永遠は見えるのかな
全てを手に入れることが愛ならば
もう失うものなんて 何も怖くない

「あなたの決心が固まったら」とは妻との別れでしょうか。「失楽園」のラストが、2人で駆け落ちした後の心中、ですから、「このまま消えてしまいましょう」と合わせると「死ぬことの決意」とも受け取れます。「全てを手に入れることが愛ならば もう失うものなんて何も怖くない」のところに、もう踏み込んでしまった、後戻りはできない、という強さが見てとれます。

これまでご紹介してきた曲は切なさが強調されていますが、この曲は許されない恋でも突き進む、という決意が見えますね。

『やさしいキスをして』/ DREAMS COME TRUE

『やさしいキスをして』はDREAMS COME TRUEが2004年に発表した曲です。当時放送のドラマ「砂の器」のテーマ曲として書き下ろされたもので、とても大人な雰囲気の壮大な曲になっています。
 

電話してくれたら 走って行くから すぐに行くから
なにもかも放り出して 息を切らし 指を冷やし すぐ会いに行くから

報われなくても 結ばれなくても
あなたは
ただ一人の 運命の人

今日という一日が終わる時に そばにいられたら
明日なんていらない
髪を撫でて 肩を抱いて あなたが眠るまで

この出会いに やさしいキスを これが運命なら

最初の部分は普通のラブソングかなとも思いますが「報われなくても結ばれなくても」の部分で普通の恋愛ではないのかなと思わせます。そう思ってから「電話してくれたら~」の部分を見ると、こちらが電話できない立場なのかなと受け取れますので、彼が既婚者で自分が浮気相手、やはり不倫なのか?と思えます。

そして大分一方的な様子が伝わってきますね。おそらく彼からの電話はそんなに何度もあるわけではない(できない)のでしょう。だから電話があったら自分がどんな状態であれ着の身着のままですぐに出かけていく。そのあたりに共感を覚える方は多いのではないでしょうか。
 

不倫の経験がある人は共感間違いない、不倫の歌12選「洋楽編」

『Saving All My Love For You』/ Whitney Houston

『Saving All My Love For You』はホイットニーのデビューアルバムからの2ndシングルとして1985年に発表され、全米ナンバー1になるヒットとなった曲です。元々のタイトルもそうですが邦題の「すべてをあなたに」というタイトルから、幸せなラブソング、と解釈されがちですが歌詞を見てみると実はこれは既婚者で家族もいる男性との秘密の恋を歌った歌なのです。
 

A few stolen moments is all that we share
You've got your family 
and they need you there
Though I've tried to resist 
being last on your list
But no other man's gonna do
So I'm saving all my love for you

You used to tell me 
we'd run away together
Love gives you the right to be free
You said be patient 
just wait a little longer
But that's just an old fantasy

歌詞の2行目から、「あなたには家族もいるし、彼らはあなたを必要としている」ときて相手が家庭のある男性なのだと分かりますよね。そして「自分の名があなたのリストの一番下にある状態から脱却したい(彼にとっての優先順位は家族の方が上)」としながらも、「他の誰でも駄目だから、私の愛の全てはあなたのためにとっておくの」と不倫の恋を貫く決意を表しています。

「昔あなたは一緒に逃げてしまおうかなんて言ったけれど」「あと少しだけ我慢してくれ、待っていてくれ」「だけどあれは古いおとぎ話だったのね」と、彼女にはまだ冷静になれる部分はあるようです。しかし男性側の方はこれは不倫している側がいつもいう常套句のようなものであまり誠意を感じません。
彼女のほうもそれは分かりつつ、それでも「わたしの愛の全てをあなたに」という、強く健気な歌です。

『Superstar』/ Carpenters

『Superstar』はカーペンターズの代表曲の一つです。しかしオリジナルはデラニー&ボニーが1969年に発表した曲でした。カーペンターズのバージョンは1971年にヒットしています。

Don't you remember you told me you loved me baby
You said you'd be coming back this way again baby
Baby, baby, baby, baby, oh, baby, 
I love you I really do

この曲のオリジナルタイトルは『Groupie(Superstar)」でした。グルーピーとは昔はロックバンドの熱狂的ファン、そしてそのバンドメンバーと「寝る」女性ファン、を言いましたが、今は大分広い意味で解釈されているようです。しかしこの時代なのでほぼこの歌詞の女性は「スター」と関係があったとみていいでしょう。
「あのとき私を愛しているって言ってくれたことを忘れたの?またここに戻ってくるっていったのに、私はこんなにあなたを愛しているのに」という、スターとの禁断の恋(ただし片想い)の切なさを歌った歌です。

『Bed Of Roses』/ Bon Jovi

『Bed Of Roses』はBon Joviが1993年にリリースしたアルバム、「Keep the Faith」に収録された壮大なバラード。「bed of roses」とは直訳すると「バラのベッド(バラをしきつめたベッド」ということですが「豊かな暮らし」という意味もあります。

'Cause a bottle of vodka
Is still lodged in my head
And some blonde gave me nightmares
I think that she's still in my bed

About all of the things that I long to believe
About love and the truth and
What you mean to me
And the truth is 
baby you're all that I need

I want to lay you down in a bed of roses
For tonite I sleep on a bed of nails
I want to be just as close 
as the Holy Ghost is
And lay you down on a bed of roses

「ウォッカがまだ残ってて頭が痛い。ブロンド女が何人か俺に悪夢を見せたけど、彼女は今もまだ俺のベッドで寝てるんだろうな」まではバンドマンがグルーピーと一晩過ごしたのかなくらいに思えますが「お前こそが俺に必要な人」のあたりで、この歌の主人公にはどうやら本命がいるようだと分かります。
サビ部分は「俺はお前に何も不自由のない豊かな暮らしをさせてやりたいんだ。たとえ今夜俺が針のベッドで寝ていたとしてもね。そして俺はまるでお前を守る精霊のようにお前のそばに寄り添っていたい」となります。

どうしても「I」をジョン自身に置き換えてしまいますが、妻がいながらツアー先で行きずりのファンと夜を過ごしつつ、それでも本当に愛しているのはお前だけだ、という感じの歌になるでしょうか。不倫、というよりは浮気ですが、世界のBon Joviともなればこういうケースが1度や2度、あっても仕方ないのかもしれませんね。

『All I Wanna Do Is Make Love To You』/ Heart

Heartの『All I Wanna Do Is Make Love To You(愛していたい)』は1990年に発表された彼らのアルバム、「Brigade」からの大ヒット曲です。

All I wanna do is make love to you
One night of love was all we knew
All I wanna do is make love to you
I've got lovin' arms to hold on to

I said please,please understand
I'm in love with another man
And what he couldn't give me
was the one little thing that you can

この曲はストーリー仕立てで紡がれていきます。雨の日にドライブをしていたら傘もなしにずぶぬれの男性が立っていて、車に乗せてあげ、2人はすぐに恋におち、一夜を共にします。しかし2人は恋人同士にはなりませんでした。彼女は翌朝黙って彼の元を去ります。なぜなら、彼女には他に愛している男性がいるから、なのです。

「ただ愛し合いたいだけだった、ただの一夜限りの恋だったの」サビではこのように言っています。そして後日ばったりその彼と出会うのです。そして「私には他に愛している人がいるの」といい、「彼がわたしに与えてくれなかったものをあなたはくれた」としています。

PVでは女性は子どもを連れていました。そこから解釈するなら、彼女のパートナーとの間では子供ができなかったが、どうしても子供が欲しい彼女はその部分を他の男性に求めた、ということになるでしょう。不倫、とも浮気とも少し違うかもしれませんが、当時なかなかにこの歌は衝撃でした。

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不倫の歌12選番外編!:これももしかしたら不倫の歌では?

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