クラシックをより楽しむための聴き方は?色々な視聴方法ご紹介
レコードがCDになり、ダウンロードからサブスクへ……。メディア(媒体)やライフスタイルの変化にともなって、クラシックを含む音楽の聴き方は多様化しています。本記事ではクラシック音楽を何で聴くか、その楽しみ方を聴き方別に紹介していきます。
音楽データの購入は後述するストリーミングサービスと比較されることが多いでしょう。サブスクリプションによる聴き方が普及した今、データ購入のメリットはどこにあるのでしょうか。
最大のメリットは、一度購入すればそのデータは自分のものになるということです。ストリーミングによる音楽配信サービスは今のラインナップが永久に保証されているわけではありません。たとえばミュージシャンが不祥事を起こせばそのミュージシャンが関わった作品やアルバムが配信停止になることは容易に考えられます。その点、データで一度購入した曲やアルバムは自分のものになるわけですから常に手元においておけるわけです。
データという形のの無いものですが、購入することで自分のものになるという点で、ダウンロード購入にもメリットがあるわけです。
ラインナップもまだ分がある
ストリーミングサービスは現在破竹の勢いでそのシェアを伸ばしていますが、時折大御所ミュージシャンが「サブスク解禁」と報じられるように、現時点ではすべてのミュージシャンの作品が配信されているわけではありません。今後ラインナップが充実していくことは間違いなく予想されますが、現状ではダウンロード購入サービスに分がある部分があります。クラシック音楽もまだまだ現状ではダウンロード購入の方がラインナップが豊富です。
手軽にクラシックを!ストリーミングサービスという聴き方
現在の音楽市場で最も勢いがあるのがストリーミングサービスであると言えます。曲やアルバムのダウンロード購入というスタイルから、定額料金を支払って膨大な数の曲を聴くというサブスクリプションで聴くというスタイルにサービスの形態が大きく動いています。大手のストリーミングサービスには、Apple Music、Amazon Music, Spotifyなどがあります。いずれもスマホアプリがあり、スマートフォンの使用を中心としてサービスが展開されています。もちろん、PCやスマホからデバイスを同期させてヘッドホンやイヤホン、スピーカーで聴くことも可能です。手軽に聞くことができるぶん、何で聴くかという選択肢も広がっています。
とにかく、たくさん聴ける
ストリーミングサービスのメリットは、定額料金で膨大な数の曲を聴けることです。Apple Musicは7,000万曲、Amazon Musicはプライム(Amazonプライム会員の特典)では200万曲、Unlimited(上位サービス)では7,000万曲以上、Spotifyはなんと無料で5,000万曲以上の曲が楽しめると謳っています(2020年11月現在)。お気に入りの1曲はもちろん、誰かにおすすめされた曲、初めて出会う曲など、多くの曲との出会いが期待できます。
プレイリストで、組み合わせと新たな出会いを楽しむ
ストリーミングサービスの特徴に「プレイリスト」という機能があります。プレイリストとは、アルバム単位ではなく、関連する作品をピックアップした作品のリストのことです。各サービスに実装されており、各社がユーザーの好みや雰囲気に合わせたプレイリストを提供しています(「夜に聞くクラシック」や「70年代ロック」など)。プレイリストは、アプリで配信されているものを聴くこともできますが、お気に入りの曲を集めて自分で作ることもできます。また、SNSにアップして他のユーザーと共有することができます。もちろん、他のユーザーが公開しているプレイリストを聴くこともできます。好きなミュージシャンが紹介しているプレイリストを楽しんだり、各ジャンルのマニアが公開しているプレイリストを聴いて新しい作品を発掘するなどといった楽しみ方もできます。
端末に保存してオフラインでも聴ける
ストリーミングサービスというと、どうしても楽しんでしまうあまり月々通信料が心配になってしまうことがあります。しかし、Apple MusicやAmazon Musicでは曲を端末に保存することができます(Spotifyは有料プランならダウンロード可能)。ヘビーローテーションする曲がある場合は、いちど端末に保存してしまえば、通信料を気にすることなく作品を楽しむことができます。
このサイトも!FLIPPER'Sで聴く
最後に、音楽サイトFLIPPER'Sの記事についてご紹介します。FLIPPER'Sではジャンルごとに音楽を愛するライター陣が丹精を込めて記事を執筆・公開しています。「歌・音楽」のメニュー内にはクラシック音楽に関する記事も多数掲載されています。曲の紹介の記事には多くの場合動画が埋め込まれています。「○○の曲10選」など、まず何を聴いたら良いか知りたい方向けの記事や、名曲解説もあり、記事を読みながら音楽を楽しむことができます。
まとめ
コンサート、映像、レコード、CD、ダウンロード、ストリーミング、WEBサイトと様々な方法でクラシック音楽を楽しむ方法をご紹介しました。新しい音楽の鑑賞方法が次々と開発され、ライフスタイルに合わせて様々な「聴き方」を選択できる時代になりました。
手間をかけて楽しみたい・豪華な音楽体験をしたい・身近に音楽を楽しみたい……。音楽の楽しみ方はそれぞれです。生活にクラシック音楽を取り入れて豊かな音楽体験をしていきたいものです。