【6選】クラシックの神童モーツァルトが凄すぎた！名作の数々ご紹介

「クラシック界の神童」と呼ばれ、現在も音楽の教科書に名を遺すほどの功績を残したオーストリアの音楽家「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」。ハイドンやベートーベンと並び、古典派音楽の代表的作曲家として、その名は語り継がれております。

今回はモーツァルトの代表的な楽曲を6選ご紹介いたします。気になった楽曲が見つかるかもしれません。

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、1787年10月ごろにオーストリア・ウィーンで校了された楽曲で、モーツァルトの楽曲の中でも代表的な楽曲として知られております。タイトルの意味として、ドイツ語で「小さな夜の曲」という意味で「小夜曲」と一時期呼ばれておりました。ですが、現在では、別名「セレナーデ第13番」といい、「小夜曲」は「セレナーデ」という意味の訳語になりました。

特に第一楽章の冒頭部分は、ゲームソフト「マリオブラザーズ」に使用されるなど、様々な場面で使用されることが多いので、有名な曲となっています。

「トルコ行進曲」は、1783年ごろに作曲された「ピアノソナタ第11番 イ長調 K. 331 」の第3楽章に組み込まれていた楽曲で、当時西ヨーロッパなどで流行していた「トルコ趣味（テュルクリ）」を取り入れた楽曲です。このトルコ趣味とは、オスマン帝国の軍楽隊メフテルに影響を受けたことで流行したものであり、ハイドンやベートーベンなどにもその影響を与えたとされています。

「トルコ行進曲」のみでもおすすめですが、このピアノソナタ第11番自体もゆったりとしたテンポが特徴的な楽曲なので、リラックスしたい時にはおススメの曲です。

「フィガロの結婚」はフランスの劇作家であるボーマルシェの戯曲を基にしたオペラ作品で、1786年に作曲した作品です。また、喜劇「セビリアの理髪師」、正劇「罪ある母」と合わせ、「フィガロ三部作」と呼ばれております。内容は、主人公であり貴族に使えるフィガロの結婚式を巡る騒動を描いた作品で、当時の封建貴族を風刺した作品となっております。

全体で約2時間50分ほどある作品となっていますが、上演当時、ボヘミア（現・チェコ）の首都プラハで大ヒットとなり、人気を博したオペラ作品となっています。一度、観劇してみてはいかがでしょうか。

「クラリネット協奏曲イ長調K.622」は、1791年に作曲された作品で、クラリネットと管弦楽のために作曲された楽曲です。モーツァルトがクラリネットのために作曲した唯一の協奏曲で、生前最後の協奏曲作品となりました。

2006年にイギリスのクラシックFM番組内にて、モーツァルトの人気ランキングで1位を獲得するほどの有名な楽曲となっております。

「魔笛」は、1791年に作曲された作品で、「ジングシュピール」という歌芝居（現在ではオペラの一種）に使用されている楽曲です。この作品は、モーツァルトが生前最後に書いたオペラ作品となっており、他の「フィガロの結婚」「後宮からの誘拐」「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」などと合わせて「5大オペラ」の一つとして、現在も高い人気を誇っています。

 

「レクイエム」はモーツァルトが生前最後に作曲していた作品で、作曲途中に亡くなってしまい、未完となってしまった作品です。その後、弟子であるフランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーの補筆により完成しました。曲調は、他のモーツァルト作品と比べ、少し暗い転調が特徴的な作品ですが、美しい鎮魂歌となっております。

様々な代表曲を残してきたモーツァルト。どの作品も最高傑作にふさわしい作品ばかりで、どの楽曲も魅力的でしたね。みなさんは、どの楽曲に興味を持ちましたか？

本サイトでは他のクラシック楽曲についてもご紹介しているので、ぜひご参照ください。