オーディオインターフェースとは?メリットや使い方を紹介!
従来は音楽の専門家のみが使うために販売されていたオーディオインターフェースでしたが、使用する層が広がり、価格が下がったこともあって購入者が急増しています。音・声をしっかり録音するのに必要不可欠なオーディオインターフェースを使うメリットと、使い方をまとめました。
オーディオインターフェースとは?
オーディオインターフェースはPCやiPhoneなどタブレット端末に音を送り込んだり、PCから音を出したりするための機材です。
以前はプロのエンジニアや音楽関係者のみが使用していましたが、昨今低価格になり、アマチュアのミュージシャン・動画配信者など、広く購入されるようになりました。
これからオーディオインターフェースを購入しようと考えている方も、かなり多いと思います。
今回はオーディオインターフェースのメリットや使い方を紹介します。
ミキサーとの違い
時々混同している方もいますが、ミキサーとオーディオインターフェースは全く別ものです。
オーディオインターフェースの機能を搭載しているミキサーも時々ありますが、基本的には同じではないので、購入する際には注意してください。
ミキサーはサウンドを調整するために使いますが、PCやタブレット端末に音を送り込めないものがほとんどです。
オーディオインターフェースのメリット
PCにはUSBやイヤホン端末でマイクを直接挿せるものもありますよね。
それなのにどうしてわざわざオーディオインターフェースを購入する必要があるのでしょうか?
オーディオインターフェースを使用することのメリットを紹介します。
ちなみに初心者にも扱いやすく、人気のオーディオインターフェースにSteinbergのUR22mkIIというモデルがあるので、おすすめです。
USBで簡単に接続できます。
他にもおすすめのものをご紹介した記事があるので、購入する際の参考にしてみてください。
オーディオインターフェースのメリット①:マイクREC
本格的にマイクで録音したいなら、必ずオーディオインターフェースを使用しましょう。
PCに直接マイクを差し込んでも、ノイズや音が途切れることがありますし、そもそも音質の悪さに愕然とすると思います。
そもそも声を録音する際に使用されるマイクに、PCへ直接接続できるものは例外を除いてありません。
PCに直接接続するマイクは非常に簡易的なものです。
録音には使用できないので注意しましょう。
オーディオインターフェースのメリット②:低遅延
レコーディングは録音している声や音をヘッドホンで聞きながらやるものですが、オーディオインターフェースはその際の遅延を最小限に軽減してくれます。
録音しながら聞いている音がズレていたら、やりにくいですよね。
オーディオインターフェースはその点も考え抜かれて、製造されています。
オーディオインターフェースのメリット③:モニタリング
原音を監視する作業のことを言う「モニタリング」ですが、音楽制作では加工されていない正確な音を確認しなくてはいけません。
モニタリングのために使用されるヘッドホンやスピーカーも、オーディオインターフェースを通して使用します。
そういった意味でも必要不可欠な機材ということです。
iPhone・iPad用のオーディオインターフェースが便利
昨今ではPCを使わずともiPhoneやiPadなどのタブレット端末で、いろいろなことができるようになりました。
オーディオインターフェースも使用できるものがあります。
低コストで入手できるものを多く製造しているiRigの機材は、初心者や最初にオーディオインターフェースを購入する人にも、シンプルな使い方ができるためおすすめです。
IK Multimedia iRig PRO I/O
参考価格: 18,889円
iOSでオーディオインターフェースを使う①:おすすめアプリ
iOS端末でオーディオインターフェースを利用している人のほとんどが、GarageBandというアプリを使っているのではないでしょうか?
録音はもちろん切り取りや貼り付けの編集や、いくつかの音を重ねて取ったりリバーブなどの音の加工もできます。
ドラムの打ち込みなどもでき、これひとつでデモ音源やアルバムを制作しているミュージシャンもいるほど、便利なアプリです。
iOSでオーディオインターフェースを使う②:必要な他の機材
iOSに限ったことではないのですが、オーディオインターフェースを購入する他に、録音には必要な機材があります。
最低限必要な機材は、以下の通りでしょう。
- マイク
- マイクケーブル
- 楽器用ケーブル(シールド)
- マイクスタンド
- ポップガード
マイクはカラオケやライブハウスなどで多く使用されているダイナミックマイクでもよいのですが、レコーディングには通常コンデンサーマイクという、ファンタム(48V)電源が必要なものを使います。
そちらの方がクリアに録音できるからです。
いずれ購入することになると思うので、最初に購入しておくとよいでしょう。
マイク・楽器をオーディオインターフェースを接続するためには専用のケーブルが必要です。
また手に持ってハンドマイクの状態でのレコーディングは、音の距離感がちぐはぐになったりノイズが入るため、マイクスタンドでマイクの位置を固定させて録音しましょう。
ポップガードはリップ音やマイクに飛ぶ唾などを遮断してくれるために必要な機材です。
不要に思われる方もいるかもしれませんが、このポップガードがないと「ボフボフ」という音が、予想以上に目立って録音されます。
低コストで入手可能なので、購入をおすすめします。
ポップガード
参考価格: 1,485円
オーディオインターフェースを使う時の注意
先ほど「必要な他の機材」の中でもご紹介しましたが、レコーディングにはコンデンサーマイクを使用するのがスタンダードです。
オーディオインターフェースの中には、コンデンサーマイクを使用するために必要なファンタム(48V)電源が付いていないものがあります。
購入の際には注意してください。
また同時に何個の音を録音できるか、入力端子の種類と数をあらかじめチェックしておく必要があります。
口コミなども事前に確認し、周囲に詳しい人がいれば意見をききつつ、自分に合うオーディオインターフェースを入手してください。
まとめ
今回はオーディオインターフェースを使うメリットや、使い方も含めて紹介しました。
従来より価格が下がり、音楽関係だけでなくゲーム実況者など使用される層が広くなったオーディオインターフェースは、今購入者が急増しています。
この記事でご紹介した通り、音・声を録音するならオーディオインターフェースの使用がおすすめですよ!