カノン進行のギターポジションを解説!
カノン進行とは、パッヘルベルという音楽家のカノンの進行のことです。このカノン進行はさまざまなJPOPで取り入れられています。カノン進行のギターポジションを図を用いて紹介しているので、参考にしながらギターの練習に役立ててみてください。
カノン進行とは?
音楽理論やコードについて調べていくと、「カノン進行」という言葉を目にすることがあると思います。カノン進行とは、パッヘルベルという音楽家が作ったカノンという曲の進行のことです。
このカノン進行は耳なじみがよく、多くのJ-POPで使われています。カノン進行を知っていれば曲の分析にも役立ち、新しい視点で音楽を聞くことができます。また、作曲するときにも新しい引き出しとして役立ちます。
こちらの記事には、カノン進行の意味やカノン進行を使った楽曲が紹介しています。カノン進行について詳しく書かれているので、ぜひ参考にしてみてください。
カノン進行のギターポジションを解説していきます。図を見ながらギターのポジションを確認して、カノン進行をマスターしてみましょう。
カノン進行のギターポジション
カノン進行のスケールは「Ⅰ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ」という基本の型にしたがって進んでいきます。数字を覚えることができれば、どのキーでもカノン進行が弾けるようになります。
最初から順番をすべて覚えるのは難しいので、少しずつ弾いて体になじませてみましょう。以下にはよく使われるキーのカノン進行を7つ紹介しています。
ぜひ、演奏してみて、カノン進行とはどういう音の流れなのか理解してみてください。
カノン進行【Cのキー】
まずはCのキーのカノン進行です。コードは、「C-G-Am-Em-F-C-F-G」となっています。出てくるコードは、ポップスでもよく使われている基本的なコードです。
Cのキーで演奏できるようになれば、どんなキーでも応用しやすくなります。まずはCのキーを重点的に弾いてみて、慣れていきましょう。
カノン進行【Dのキー】
つづいて、Dのキーです。「D-A-Bm-F♯m-G-D-F-G-A」というコードの構成になっています。こちらもポップスでよく出てくるコードが多いです。
3番目と4番目(Bm→F♯m)のコードは、セーハ(一本の指で複数の弦を抑える演奏方法)をします。そのほかは弾きやすいコードで成り立っています。
カノン進行【Eのキー】
Eのキーのカノンは、「E-B-C♯m-G♯m-A-E-A-B」という構成です。2番目から3番目の動き(B→C♯m)は、セーハをしながらフレットを移動します。
さらに4番目に出てくるG♯mのコーどもセーハなので、連続で指の力を使うことになります。初心者の方は指が疲れてしまうこともあるので、少しずつ練習してみましょう。
カノン進行【Fのキー】
Fのキーです。「F-C-Dm-Am-B♭-F-B♭-C」のコード構成になっています。セーハが多く出てくるので、スムーズに弾けるように練習してみましょう。
カノン進行【Gのキー】
Gのキーは「G-D-Em-Bm-C-G-C-D」という構成です。セーハが少ないので、とても弾きやすいコードの組み合わせになっています。
カノン進行【Aのキー】
カノン進行のAのキーです。「A-E-F♯m-C♯m-D-A-D-E」という構成になっています。比較的押さえやすいギターポジションが多いです。
カノン進行【Bのキー】
Bのキーは「B-F♯-G♯m-D♯m-E-B-E-F♯」というコードの構成です。カノン進行のキーの中でも、非常にセーハが多い構成です。カポタストを使って弾きやすいコードの組み合わせに変えるのも一つの方法です。
まとめ
カノン進行のギターポジションを紹介しました。よく使われるキーを7つ紹介したので、ぜひ利用してみてください。
カノン進行を覚えておくと、曲に対する理解が深まります。また、作曲をするときにもカノン進行を自由に取り入れることができます。
ぜひギターポジションを見ながらコード進行を練習して、カノン進行を身につけてみましょう。