【ベーシスト必見】ベースエフェクターの特徴、おすすめモデルをまとめてご紹介
ギターエフェクターと違って、あまり目を向けられることがないベースエフェクター。しかし、ベースエフェクターを使用することにより、ベーシストもより豊かな音楽表現をすることができます。今回は、ベースエフェクターについて詳しく解説、おすすめモデルを紹介します。
ベースエフェクターの接続の順番は?
ギターエフェクターでも接続に順番があるように、ベースにも守るべき順番があります。
ベース側から見て一番最初につなぐのは、必ずチューナーです。
これに例外はありません。
その後、コンプレッサーやリミッター、イコライザーなどの「調整系」のエフェクターを繋ぎます。
次に、オーバードライブやファズなどの「歪み系」。
最後にコーラスなどの「空間系」を繋ぐ、という順番です。
レベル別おすすめモデルのご紹介
ベースエフェクターには、初心者向けのもの、初心者には扱いづらく上級者向けのものなど、レベルによって種類わけをすることができます。
ここでは、初心者と上級者それぞれにおすすめのベースエフェクターを紹介します。
初心者向けモデルのエフェクター
まずは初心者向けと呼ばれている種類のエフェクター群を紹介します。
初心者向けとは言われていますが、別に中級者になったからといって使えなくなるわけではありません。
長く使い続けることのできる優秀なものが多いです。
BOSS Bass Over Drive
迷ったらBOSSを買っておけ!
と言われるほどの信頼を勝ち取っているBOSSのBass Over Driveは特に初心者におすすめです。
初心者でも簡単に迫力のあるサウンドを作り出すことができ、エフェクト自体もクセがなく素直な音を出すので非常に使いやすいのがポイント。
BOSSのエフェクターは品質が非常に良く、長持ちするのでずっと使い続けることができます。
ちなみに、オーバードライブエフェクトをゼロにしてボリュームをフル転にするとブースターとしても使用可能です。
TECH21 SANSAMP
一定レベル以上のベーシストの中から持っていない人を探す方が難しい超定番のプリアンプです。
オーバードライブと、高中低音域のイコライザ、更にプレゼンスと音量調整をかけることができ、多彩な音作りを可能にしてくれます。
調整が簡単なのも大きなポイント。
プリアンプには他にもMXR製の物などたくさんの種類がありますが、若干クセがあったり、調整が難解だったりするものもあるので、初心者はまずサンズアンプから入ることをおすすめします。
BOSS Bass Chorus
初心者でもコーラスを使いたい! と言う場合はBOSSのBass Chorusをおすすめします。
先ほども説明したようにコーラスを使うと非常にキレイで透明感のある音を出すことが可能です。
その中でもBOSSのBass Chorusは種類が豊富なコーラスエフェクターの中でも、操作が簡単、音質にクセがなく聴き心地の良い音が簡単に作れるなど、初心者が使うにはうってつけの設計になっています。
あんまりイジりすぎるとベーシストらしからぬ前のめりな音が出来てしまうので、エフェクトはほどほどに!
上級者向けモデルのエフェクター
次は上級者向けのベースエフェクターを紹介します。
どれもクセがあり、ツマミの種類が多かったり、音作りが難しかったりします。
また、初心者が触っても「この音の何が良いのかわからない」というようになりがちです。
逆に言えば、上級者向けのエフェクターを使いこなせるようになったら、ベースそのものがものすごく楽しくなります。
ELECTRO-HARMONIX/Bass Big Muff
さきほど紹介した「ファズ」の代表格のようなエフェクターです。
ある程度経験を積んだベーシストのエフェクターボードで見かけることも多いでしょう。
とにかく強力な歪みがかかり、攻撃的なサウンドを実現してくれます。
ここ一番のベースソロや、激し目のジャンルの楽曲を演奏する際には欠かせない存在です。
聴き心地の良い音を作るには、それなりのセンスと経験が求められる一台です。
JIM DUNLOP CBM105Q CRY BABY
CRY BABYは先ほど紹介した「ワウ」ペダルです。
ペダルを踏みこんだり離したりして、「ワウワウ」というような面白い音を作り出します。
ワウを使った演奏のことを「ワウプレイ」と言います。
ワウプレイは左手、右手、足一本を同時に正しく動かす必要がある、上級者向けのプレイングです。
したがって、ワウそのものも上級者になってからやっとおすすめできる、というわけです。
ZOOM B3n
いわゆるマルチエフェクターです。
エフェクターボードにコンパクトエフェクターを並べることなく、これ一台でありとあらゆる音を作り出すことができます。
オーバードライブ、ファズ、プリアンプ、コーラス、リミッター、ディストーションなど基本的な種類の音色は全て揃っているのが魅力的。
ただし、操作がメチャクチャ難しいので上級者向けです。
現場で使用するためには本体に対してそれなりの仕込みをかけておく必要があります。
まとめ
ベースはベースエフェクターなしでも演奏することができる楽器です。
プロでも、直接アンプに繋いで演奏するアーティストもいるくらいです。
しかし、ベースエフェクターを使えるようになると、音作りの楽しみを知ることができ、単なる下支え役以上のかっこいい演奏ができるようになります。
ぜひ、ベースエフェクターを使えるようになって、色んなテクニックを披露できるベーシストになって欲しいものです。