ピアノの調律とはなぜ必要なのか?調律の頻度や値段の目安をご紹介!

定期的に調律が必要となるピアノ。ピアノの状態を良く保つために調律は欠かせません。なぜ調律が必要なのか?ということをピアノの仕組みから解説していきます。ピアノの調律の頻度やどのくらい料金がかかるのかという目安もご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ピアノの調律とは?なぜ必要?
  2. 2.ピアノの調律の料金の相場は?
  3. 3.ピアノの調律にかかる時間の目安は?
  4. 4.ピアノの調律についてのまとめ

ピアノの調律とは?なぜ必要?

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家にピアノがある方は一度は調律をしたことがあるのではないでしょうか。

定期的に調律をしてもらうけれど、どういう調律をするのか知らないという方もいると思います。
そこでこの記事ではピアノの調律とはどういう事をするのか、なぜ必要なのかということをご紹介いたします。

なぜピアノの調律は必要なのか?

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同じピアノを長い間弾いているとピアノの音程が歪んだり、キンキンとした音になってしまい美しい音色を出すことが難しくなります。その時に行うのがピアノの調律です。

なぜ歪んだ音程になってしまうかというとピアノの弦には1本あたり80〜90kg、全体では約20tもの張力がかかっています。何も弾かなくても弦は伸びてしまい音が歪んでしまいます。

そしてピアノの内部の構造は羊毛や木材と言った天然の素材で出来ています。とても繊細な状態でピアノの形となっているので、気温や湿度の変化に敏感です。素材の状態が悪くならないようにメンテナンスをする必要があります。

ピアノの調律とは音の歪みを直すだけではなく、ピアノ全体が故障しないように修正するために調律を行います。

ピアノの調律の頻度は?

ピアノを継続して弾くには一定の期間で調律が必要になってきます。

その頻度は?というと、家で使っているピアノなら1年に1度の調律が理想的です。それぞれの家の中の温度や湿度も違いますから、音が悪くなりやすい環境でしたら半年に1度調律をしてみてください。

音がおかしいまま練習をすると音感が育たなくなってしまうので、変な音だなと感じたら期間を気にせずすぐに調律してください。

ピアノの調律は自分でも可能なのか?

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他の楽器は自分で調律をする場合が多いですが、ピアノは調律師に任せるというのが一般的です。

ピアノは複雑な構造なのでどういう仕組みでピアノが出来ているかという事を隈なく知っている必要があります。

一音だけの修正なら自分でやってみようという時もあると思います。その為の調律セットという道具も市販されていますが、調律の仕方が難しいので自分でやってみたら音が狂いやすいという評価もあります。

ピアノの内部は精密に出来ているので一音直しても他の音が狂うこともあります。
自分でやるのは不可能では無いですが、定期的に全体をチェックする事が大事なので調律師に依頼しましょう。

ヤマハのピアノならヤマハにお願いした方が良いのかというとどこの楽器店に頼んでも大丈夫です!
プロの調律師であり、自分に合った直し方をしてくれる方に頼むのも良いですね。

ピアノの調律の料金の相場は?

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調律のサービスはヤマハといった楽器店が行っていますが、大体の値段はどれくらいなんでしょうか。
ここからはアップライトピアノとグランドピアノ、それぞれの調律料金の相場をご紹介致します。

6ヶ月ごとの調律の場合

アップライトピアノ     12,000円
グランドピアノ     15,000円

1年ごとの調律の場合

アップライトピアノ      13,000円
グランドピアノ      16,000円

期間とピアノの種類ごとに料金が変わるというシステムになっています。

ピアノの調律にかかる時間の目安は?

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ピアノの調律にはどれくらい時間がかかるのでしょうか。

調律時間の大体の目安は2時間程度となっています。ピアノの状態にもよりますが、このくらいの時間と考えて良いですね。

ピアノの調律の仕方は主に「調律」「整調」「整音」という3つの作業と、ピアノ全体のメンテナンスが含まれています。調律は弦を調整して正しい音程になるように調整する事、整調は鍵盤部分の動きを整える事です。そして整音はハンマー部分を調整する作業となっています。

この3つの作業を2時間程度で行うので以外と短いと思うのではないでしょうか。

ピアノの調律についてのまとめ

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ピアノの調律はどのような事をするのか、調律の時間や値段の目安などをご紹介いたしました。

ピアノは周りの環境のよって状態が変わりやすい楽器です。何度も調律が必要にならないために自分でケアをしていくというのも大事です。ピアノに埃などの汚れを溜めないように拭いたり、ピアノの蓋を開けて風通しを良くするなどをすると良い状態が保たれます。

調律は年に一度で大丈夫なように気を付けてピアノを扱うことが良いですね。

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