【吉田拓郎】大歓声を巻き起こした名曲『落陽』とはどんな曲?独自に歌詞から徹底考察!

日本のシンガーソングライターの草分け的存在で、70年代のフォークソングブームの立役者となった吉田拓郎。たくさんのアーティストに影響を与え続けるレジェンドの名曲『落陽』について、その歌詞を独自に考察していきます。吉田拓郎『落陽』の魅力に迫ります。

記事の目次

  1. 1.世に多くの名曲を残してきた吉田拓郎
  2. 2.ライブでは大歓声を巻き起こすと言われる、吉田拓郎の名曲『落陽』とは?
  3. 3.吉田拓郎『落陽』のコードについてもご紹介
  4. 4.吉田拓郎の『落陽』はたくさんのアーティストにカバーされてきた
  5. 5.『落陽』だけじゃない!これだけは聴いて欲しい吉田拓郎の名曲
  6. 6.吉田拓郎『落陽』徹底考察!のまとめ
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『落陽』は本当に多くのアーティストにも愛され、カバーもたくさんされてきました。その中のいくつかをご紹介したいと思います。

山田パンダ

1番最初にこの曲をカバーしたのは、元かぐや姫のメンバーである「山田 パンダ」です。山田パンダは1976年にシングルでこの曲をいち早くリリースしています。本人よりも先にですから、先見の明がありますね。
 

大友康平

ハウンド・ドッグの大友康平アニキもカバーしています。さすが、自分の歌みたいに歌いこなしていますが、それでも先輩への強いリスペクトは感じます。

それにしても、このバンドが気になりますね。時にリードギターとベースいいですね。

森恵

非常に男くさい内容の歌詞ではありますが、意外にも女性からの支持も高いようです。女性シンガー森恵が美声で歌う『落陽』もとても良い感じです。ドラムもかっこいいですね。
 

竹原ピストル

魂入魂、と言った感じの竹原ピストルによるカバーです。この曲は彼の声やキャラクターに良く合っているようです。

ここにあげた以外にも沢山のミュージシャンにカバーされている名曲です。ファンにもミュージシャンにも愛される、何か特別な輝きがこの曲にはあるのでしょう。
 

『落陽』だけじゃない!これだけは聴いて欲しい吉田拓郎の名曲

吉田拓郎には『落陽』だけじゃない、たくさんの名曲があります。ここでは私が、これだけは聴いて欲しい拓郎の名曲をご紹介したいと思います。

外は白い雪の夜

1978年にリリースされた、私が思う拓郎の最高傑作アルバム『ローリング30』に収録されている曲です。このアルバムは発売当初LP2枚とEP1枚という大作でした。「海へ帰るよ泳げないけど」と歌う『海へ帰る』以外は全曲松本隆が作詞を担当しています。

箱根のホテルに2人で籠り共同作業で曲を作り上げたといいます。

「LOVE LOVE 愛してる」などに出演するまでは、拓郎はメディア嫌いでテレビに出ないのは有名な話でした。そんな彼が初めてのNHK紅白歌合戦に出場した時に歌ったのがこの歌です。

この動画では拓郎のラジオ番組に後輩の長渕剛が出演した時のもので、二人で代わる代わるに歌っています。二人のハーモニーが気持ち良いですね。

 

シンシア

『シンシア』は1974年にリリースされましたアルバム『今はまだ人生を語らず』に収録されているナンバーです。このアルバムは1曲目の『ペニーレインでバーボン』という曲に歌詞に「つんぼ桟敷』という放送禁止用語が使われてたため、CDでは今でも発売が中止になっています。

ペニーレインはビートルズの曲名から取った、原宿のジャズ喫茶で、この『ペニーレインでバーボン』の影響で一躍脚光を浴びて、一時期は“フォークの聖地”などとも言われました。

『シンシア』とはどういう意味なんでしょうか。
『シンシア』は70年代に「17才」でデビューし、「元祖アイドル」と言われている女性歌手、南沙織の愛称です。拓郎が南沙織をとても気に入ってしまいこの楽曲を作ったと言うことです。現役ミュージシャンが、同時期に活躍するアイドルに楽曲を提供するという事をいち早く行なった拓郎なのでした。
 

この曲は“ムッシュ''ことかまやつひろしとのデュエットとなっています。

唇をかみしめて

『唇をかみしめて』は1982年に発売されたシングルです。このシングルは日本のレコード業界初となる片面シングルで、一般的なシングルは700円ですが、貸レコード業界への反発の意味も込めて、1枚400円で販売されました。

私の知る限りではブルーハーツの『チェルノブイリ』も片面シングルで発売されていました。そういえばヒロトは昔のインタビュー「思いつく事は、みんな先に拓郎さんにやられてしまっとる」みたいな発言をしていました。
 

武田鉄矢が主演し、自ら原作・脚本を手掛けた映画「刑事物語」の主題歌としても有名な楽曲です。武田鉄矢が拓郎に直々に依頼をし、この映画の為に書き下ろされています。

全編広島弁で歌われるこの曲は、強烈なインパクトがあり、それが心に突き刺さる大きな魅力となっています。しかし、武田以外の映画のスタッフは懐疑的で、「広島を舞台にした映画でもないのにおかしい」と否定的でした。

そこで武田は映画のシーンと合わせて見て欲しいと懇願し、合わせて見てもらったところ、全員が涙を流し始め即決したというエピソードがあります。

 

吉田拓郎『落陽』徹底考察!のまとめ

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デビューから半世紀が過ぎた現在でも、現役でシーンを牽引し続けている、まさに生きるレジェンド『吉田拓郎』

従来の型にはまったフォークソングの世界に風穴を開け、自由で、陽気で、何よりもわたしにも何か出来るかも知れない、と思わせてくれるその身近さが人気の秘密かもしれません。

『落陽』に出てくる「あのじいさん」のような世間の枠に捉われない、自分の美学をつら抜くカッコ良さをファンは拓郎に感じているのかも知れません。

ありがとう、拓郎。あんたこそが正直ものさ!

 

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