Fate/Grand Orderの為に作られた『色彩』が最高だと話題!曲について徹底考察
声優に歌手など様々なジャンルで活躍している坂本真綾の『色彩』という曲は、FGOの主題歌です。
この曲の歌詞がまるでマシュのよう、とファンの間では話題なのですが、どうでしょうか?
こちらでは『色彩』の歌詞をたっぷり考察!FGOの世界にあなたを引き込みます!
各方面で才能を開花させる坂本真綾とは一体?!
坂本真綾は声優、女優、歌手として大活躍
坂本真綾は1980年3月31日生まれ、声優であり、女優であり、そして歌手としても活躍する女性です。
幼少のころより子役として活躍、また、1993年ころになると洋画の吹き替えなども行うようになりました。
1996年、アニメ「天空のエスカフローネ」のヒロイン、神崎ひとみ役を演じたことで、一躍声優として人気を獲得。同アニメではOP曲『約束はいらない』を歌い、このことがきっかけで菅野よう子によるプロデュースで歌手活動もスタートさせます。
2003年になると女優として本格的に活動、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のエボニーヌ役をオーディションで勝ち取ったり、テレビドラマにも出演するようになります。
2005年には自身初エッセイとなる「アイディ。」を発表。もうまさに、順風満帆、あらゆる方面に才能を発揮し、マルチな女性、というイメージですね。
声優としては、よく主要作品として挙げられるのが「黒執事」のシエル・ファントムハイヴ役や、「桜蘭高校ホスト部」の藤岡ハルヒ役でしょうか。
ご主人は沖田総悟でお馴染みの声優、鈴村健一
声優、歌手、女優、エッセイストとマルチに才能を発揮している坂本真綾ですが、2011年8月に結婚を発表しています。
お相手は、同じく声優の鈴村健一。代表的なところでいうと「銀魂」の沖田総悟、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のシン・アスカ、「おそ松さん」のイヤミなどがあります。
余談ですが、機動戦士ガンダムSEED DESTINYでは坂本真綾がヒロイン役を演じていました。さらに、今回こちらでご紹介するFGOのゲームでは、鈴村健一がロマニ・アーキマン役を、そして坂本真綾がダ・ヴィンチを演じており、この2人は作品内でも良いコンビとして主人公を引っ張っていくキャラなので、なるほどー!という感じがしたものです。
なんとも豪華すぎるカップルなんですよね。
Fate/Grand Orderゲーム主題歌として坂本真綾によって歌詞が書かれた『色彩』
今回こちらで取り上げるのは、数ある坂本真綾の名曲の中でも、大人気スマホゲーム、「Fate/GrandOrder(フェイトグランドオーダー)(以下FGO)」およびアニメの主題歌ともなった『色彩』という曲です。
『色彩』は坂本真綾の25枚目のシングル、「幸せについて私が知っている5つの方法/色彩」の2曲目に収録されています。
こちらは2015年1月18日に発表され、オリコンチャート最高位9位を記録しました。
『色彩』は坂本真綾が作詞を手掛けています。曲の依頼は、FGOの脚本などを手掛けている那須きの子氏、武内崇氏らから直接、彼女のもとにきたそうです。
その際、こんな楽曲がいい、という細かい注文まであったため、とても作詞がしやすかった、と彼女は語っています。いわく、「終わりがあると分かっていてそれでも生きる、という意義はなんなのかということがテーマ」だそうです。
終わりがわかっていても、自分が大切なものを守るためにどう動くのか、と考えるヒロインの目線に立った歌詞でもあるそう。
作詞を手掛けていたときはFGOはまだ配信されていませんから、那須氏などから聞いたコンセプトだけで彼女は作詞をしたのだと思いますが、ゲームを実際プレイした方であれば、この歌詞がゲーム内容とぴったりであることはよく分かると思います。
大人気スマホゲーム「Fate/GrandOrder」とは
「Fate/GrandOrder(フェイトグランドオーダー)」とは、現在大人気のスマホゲームです。
2004年に発売された「Fate/stay night」を元にフェイトシリーズはアニメなども含め様々な派生作品が生まれましたが、2015年にスマホ専用のRPGゲームとして「FGO」が配信されることとなりました。
プレイヤーは「マスター」としてゲーム内で入手可能、もしくはガチャにて入手した「英霊」たちと共にバトルを繰り広げながら、歴史の中に生じた様々な「歪み」を修復しながら、予言されていた人類滅亡を防ごうとするストーリーです。
2020年3月現在で、第1部(序章、第一特異点~第七特異点、終局特異点)、1.5部(亜種特異点Ⅰ~亜種特異点Ⅳ)、第2部(1~5)までシナリオが解放されています。
このほか、季節ごとの、期間限定イベントなども行われ、マスターにはほとんど休みがない状態ですね。
また、イベントのことや、新キャラが発表になれば、ツイッターのトレンドの上位をほぼ独占するような、話題性も人気もあるゲームです。
そんな大人気のスマホゲームアプリの主題歌を飾る『色彩』、坂本真綾によればヒロインの気持ちに立って歌詞を書いたそうですが、どんな曲になっているのでしょうか、筆者も「マスター」の一人としてその観点からも詳しく意味などを解説していきたいと思います。
ヒロイン「マシュ」目線で歌われる『色彩』の歌詞を徹底考察
FGOに登場するマシュとは?
マシュ・キリエライトはFGOのヒロイン的存在。とはいうものの、守られる系ではなく立派なデミ・サーヴァントであり、ゲームを始めたばかりの主人公にとって一番最初に仲間になってくれるサーヴァントとしてとても身近な存在、かつ頼れるシールダー(盾)です。
あまり語ってしまうとネタバレになるので曖昧な形にしておきますが、ともかく、ゲームの最初からずっと主人公の隣にいてくれる存在で、最新シナリオでもそれは変わりません。
FGOはRPGであり、恋愛ゲームの要素はないのですが、それでも、たまにマシュが見せる主人公への気遣い、優しさ、そしてこちらからの問いかけ(一応セリフが選べます)に対しての反応…頬を赤らめるなど、時々、主人公に対して特別な想いがあるのでは?と思わせるところも。
ヘヴィなバトルが続く中、マシュは癒しのような存在でもあるのです。
坂本真綾は「ヒロインの目線に立って」歌詞を書いたと言っていて、特に「マシュ」とは言っていません。他に、主人公が密に接する女性キャラとしては坂本真綾本人が演じるダ・ヴィンチもいます。しかし、より「ヒロイン」であるのはやはりマシュだろう、と判断しました。
こちらでは『色彩』の歌詞をマシュの目線にたって、歌詞の意味などを考察していこうと思います。