【宇多田ヒカル】大人気RPGゲーム「キングダムハーツ」主題歌にも起用された『光』とはどんな曲?
大人気ゲーム「キングダムハーツ」の主題歌にもなった宇多田ヒカルの「光」。自らの名前を冠したこの曲は一体どんな曲なのでしょうか?こちらでは宇多田ヒカルの「光」について、歌詞を徹底考察!彼女が伝えたかったことなどについて迫ります。
圧倒的歌姫と称される宇多田ヒカル
宇多田ヒカルは1983年1月19日生まれの、シンガーソングライターです。音楽好きの方であれば、耳にしたことがない人はいないのでは、と言えるくらいに、今更ここで詳しくご紹介する必要もないほどに有名で、日本の音楽史に大きく影響を与えた人物、といっても過言ではないでしょう。
宇多田ヒカルは、宇多田照實、そして藤圭子をご両親にもち、幼い頃よりその非凡な才能を発揮していました。1999年に1stアルバムCDとなる「First Love」を発表すると瞬く間に大ヒット、日本の歴代アルバムセールス1位となりました。このとき彼女はまだ16歳ですから、彼女の才能の凄さというのがもうここから分かりますね。
その後は発表するオリジナルアルバム全てがオリコンチャートで1位を獲得、まさに日本を代表する歌姫の座に君臨することになります。
プライベートでは2002年に映画監督で写真家の紀里谷和明と結婚、しかし2007年に離婚をしています。その後再婚し、2015年には男の子を出産しました。
2016年には、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌を担当、「花束を君に」が毎朝お茶の間に流れることとなって歌姫健在ぶりをアピールしました。
宇多田ヒカルは「First love」「光」など一世を風靡するような数々の名曲を残している
宇多田ヒカルはデビューから2019年までに7枚のスタジオアルバムを発表、こちらは全て1位を獲得しています。シングルでは22枚、配信限定シングルを入れると30曲近くを発表し、そのほとんどで1位を獲得しています。
代表曲に、「Autmatic」、「First Love」、「Can you keep a secret?」、「Traveling」、「光」、「Flavor of life」などがあります。彼女は作詞も作曲もプログラミングも手掛けており、彼女の書く歌詞は主に同世代の女性から共感を得ています。
飾ることなく、ありのまま、非現実の世界ではなくリアルな感性をそのまま歌っているところがストレートにこちらにも響くのでしょう。
今回こちらでは、たくさんの彼女のヒット曲の中でも「キングダムハーツ」の主題歌ともなった「光」を取り上げ、この歌が書かれた背景や歌詞の意味などを独自に考察、ご紹介いたします。
大人気RPGゲーム「キングダムハーツ」主題歌にも起用された『光』とは
宇多田ヒカルの『光』は2002年にリリースされた曲
宇多田ヒカルの『光』は2002年3月20日にリリースされました。こちらは彼女の3枚目のアルバム、「DEEP RIVER」に収録されているものです。大人気ゲーム、「キングダムハーツ」の主題歌でもあり、オリコンチャートでも1位を獲得しました。
もともと、キングダムハーツの主題歌にするつもりで、宇多田ヒカルにはゲームのエンディングの内容、「主人公とヒロインがお別れをするがそれは決して悲しい別れではなく前向きなものである」ということが伝えられていたそうです。そしてそれを元に彼女はこの曲を作りました。
「光」は彼女の本名です。名前の由来は、母親である藤圭子が網膜色素変性症のため徐々に視力を失っていたときに彼女を授かったため、「この子は光が失われないように」との願いをこめた、とも言われています。素敵な名前ですよね。
彼女の曲タイトルは英語のものが多いですが、この曲は日本語です。自らの名前をタイトルにつけたこの曲は、彼女自身でも「特別な曲だった」とライブでも語るほどでした。PVは大変シンプルに、彼女がお皿を洗っているシーンがずっと撮影されたものです。まるで誰か他の人からの目線で、彼女を撮影した、彼女の日常の姿を映し出しているようで、それも話題になり、人気を集めました。