パット・トーピーの経歴や名場面を振り返る!【B'zとタッグ/MR・BIG】

長年MR.BIGに在籍し、B'zら有名アーティストとも共演したことのあるドラマー、パット・トーピー。日本でも大変人気のあるドラマーでしたが残念ながらパーキンソン病で2018年に他界しました。こちらではパット・トーピーの経歴や名場面を総まとめしました。

記事の目次

  1. 1.偉大なドラマー「パット・トーピー」とは?
  2. 2.「パット・トーピー」の経歴
  3. 3.パット・トーピーの名場面4選
  4. 4.パット・トーピーまとめ

偉大なドラマー「パット・トーピー」とは?

みなさんはドラマーとして有名な「パット・トーピー」をご存知でしょうか?

MR・BIGのドラマーとして活躍

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パット・トーピーは1953年12月13日生まれ、アメリカ出身のミュージシャンで主にドラマーとして活躍しました。主にロックバンド「MR.BIG」のドラマーとして長く在籍していたので、パット・トーピーといえばMR.BIGのドラマー、というイメージが強いかと思います。

上手いドラマー、として評判が高く、教則本なども出していて、お世話になった、というドラマーの方も多いのではないでしょうか。

パーキンソン病を発症し2018年2月に死去

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MR.BIG解散後、再結成する間にもB'zやリッチー・コッツェンら有名なアーティストと精力的に活動し、またよく来日もしていたパットですが、2014年にパーキンソン病と診断、7月に公表しました。パーキンソン病を発症した後も、MR.BIGのライブのステージにはさまざまな形で立ち続け、その姿を多くのファンに見せてくれていました。

しかし2018年2月7日、彼は死去しました。死因はパーキンソン病の合併症によるものでした。まだ64歳、あまりにも若すぎる死、そして才能ある一人のドラマーを失ったという悲しみは本当に大きなものでした。

こちらでは偉大なドラマー、パット・トーピーの活躍をまとめ、今一度彼がどれほどすごいドラマーだったのかをご紹介していきたいと思います。

「パット・トーピー」の経歴

MR.BIG加入前の活動

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パット・トーピーはMR.BIGとしてのイメージが強いですが、加入前にもさまざまなアーティストやバンドに参加しています。

1985年にベリンダ・カーライルのバックドラムとして誘われ、テストを受けて見事に合格。ベリンダの1987年の大ヒットアルバム、「Heaven on Earth」からの全米ナンバー1ヒット曲となる「Heaven is a place on earth」のドラムを担当していたのはパット・トーピーなのです、ということは割と知られていないことかもしれません。

また、インペリテリにも在籍しており、あの超音速ギタリストであるクリス・インペリテリを支えてきたのですからテクニックも相当ある、とお分かりいただけると思います。インペリテリ時代のパットのドラミングは、彼らの1stアルバム、「Stand in Line」で聴けます。

MR.BIG加入後の活躍

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1987年、のちにMR.BIGのメンバーとなるビリー・シーンと出会いました。そしてそのMR.BIGは1989年にアルバム「Mr.Big」でデビューしました。ちなみに、MR.BIGというバンドネームは、パット・トーピーが考えたものです。由来は、Freeのアルバム「Fire and Water」に収録の「Mr.Big」から。また、彼はバンドが発表した作品タイトルの大半を考案しています。

デビューした直後から彼らの人気はすごいものでした。エリック・マーティン、ポール・ギルバート、ビリー・シーンと、どのメンバーもそれまでの経歴が華々しく、スーパーバンド、とも呼ばれていました。パットはその中においてやや名声としては地味なイメージではありましたが、それでも玄人向けのドラミングで人気がありました。

MR.BIGは6枚のスタジオアルバムを発表したところで、2002年に一旦解散をしました。その後2009年に再結成。2010年に15年ぶりとなるアルバム「What if…」を発表します。しかし再結成から2枚目のアルバムを制作直後、パーキンソン病を患っていることを公表しました。このときのライブはサポートメンバーを入れて行っています。

MR.BIGというと2011年の東日本大震災の際には、他の海外アーティストが次々にキャンセルする中、予定通り来日を決行したことも忘れてはいけませんね。会場変更などあったものの東北でのライブは仙台以外は行なっています。こういったことがあったこともあり、パットの死は特に日本のファンにとっては大変ショックの大きいものでした。

パット・トーピーの名場面4選

『Addicted to that rush』における超絶テク

MR.BIGのデビューアルバムから、今見ても楽器隊3人の超絶テクニックがさえわたる1曲です。ポールやビリーの速弾きが半端ないのでどうしてもそちらに目がいきがちなこの曲、そしてPVですが、パットのテクニックにも注目です。映像にはちらっとしか映っていない部分、例えばイントロの高速ハイハットのところなどは必見(必聴)!

パットの確かなテクニックがあるからポールもビリーも弾けるんですよね。リズム隊の意味がここで発揮されてきます。

パット・トーピーの貴重なドラムソロ映像

おそらく「Lean into it」あたりのライブ映像かと思われますが、公式の映像としては貴重な、パット・トーピーのドラムソロシーンです。

あらゆるテクニックを駆使したドラミング、これを見ればパット・トーピーという人がどんなドラマーなのかがお分かりいただけるかと思います。

パットが参加した最後のアルバム

こちらは、2017年に発表されたMR.BIGのスタジオアルバム、「Defying Gravity」から、PVが作られた『Everybody Needs A Little Trouble』です。

レコーディング時には代役としてマット・スターが主にドラムを担当していましたが、クレジットにはパット・トーピーの名もドラムとして挙がっています。さらにはバックヴォーカルやパーカッションなども担当、病を患っていてもメンバーとしての意味、役割を最後まで果たしていたんですね。

そしてPVにもパット・トーピーの姿を見ることができます。見ているとちょっとうるっときてしまいますね。

『Daddy,brother,lover,little boy』での必見ドラミング

こちらは本当に貴重なパットばかりがつまった映像集です。特に最初の映像は解説にもある通り、「Daddy,bother~」のカラオケ用の撮影の様子を天井から撮ったもので、これは彼に憧れるドラマー必見ではないでしょうか?この曲はMR.BIGの代表曲ともいえるべき曲で、ポール、ビリーらの超絶テクが映える曲ですが、パットのドラミングテクもとても凄いのです。

撮影時が2014年10月とありますからもう病気のことは公表した後のことでしょう。しかしまったくパーキンソン病だということを感じさせないドラミングですよね。

この後も秘蔵映像が次々に出てくるので、ファンの方は是非ご覧になってください。

パット・トーピーまとめ

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こちらでは、MR.BIGのドラマーだったパット・トーピーについて、彼の経歴や在籍バンド、名場面やこれぞパット!というドラミングシーンをご紹介しました。

筆者はMR.BIGのファンなので彼の訃報を聞いたときには本当にショックでした。しかし彼の残した「音」は残りますし消えるわけではありません。

さまざまな思いを持って、今回この記事を書かせていただきました。

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