【ビートルズ】ポールが子守唄として作曲した「ゴールデンスランバー」とは?和訳と意味に迫る!
ビートルズの名盤の1つ、アビイ・ロードに収録されている「ゴールデンスランバー」はファンに向けての深いメッセージだった!?こちらではビートルズの「ゴールデンスランバー」について歌詞を深く掘り下げて和訳、この曲が生まれた背景とも絡めて考察します!
世界的UKロックバンド「ビートルズ」
ビートルズのメンバー紹介
ビートルズ(The Beatles)は1957年に結成、1962年にレコードデビューしました。彼らの活動、活躍については今更ここで詳しく触れる必要もないほど、ロック界において知らない人はいないであろうというバンドです。1988年にはロックの殿堂入りを果たし、「最も成功したグループアーティスト」としてギネスにも認定されました。
解散から約半世紀がたつ今でも、彼らのファンは多く、その曲もすたれることはありません。
そんなビートルズ、4人のメンバーとポジションをご紹介しましょう。
- ジョン・レノン…1940年生まれ、主にリズムギターとボーカル、ピアノなどを担当。
- ポール・マッカートニー…1942年生まれ、主にボーカルとベース、ピアノなどを担当。
- ジョージ・ハリスン…1943年生まれ、主にリードギター担当。
- リンゴ・スター…1940年生まれ、主にドラム担当。
ボーカルは主にポールとジョンがとることが多かったですが、ジョージやリンゴがボーカルをとった曲もあります。
ビートルズの代表曲、代表アルバムなど
ビートルズは結成から解散までの約10年の間に12枚のオリジナルアルバムを発表し、1枚を除いて全てが全英チャートで1位を獲得するという快挙を成し遂げています。その中から一部ですが代表アルバム、代表曲を挙げてみましょう。
- Please Please Me…『Love Me Do』『Please Please Me』など
- Help!…『Help!』『Yesterday』『Ticket to Ride』など
- Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band…『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』『With a Little Help from My Friends』など
- The Beatles…『While My Guitar Gently Weeps』『Ob-La-Di,Ob-La-Da』『Back in the U.S.S.R.』など
- Abbey Road…『Come Together』『Something』など
- Let It Be…『Let It Be』『The Long and Winding Road』『Get Back』など
名盤「アビイ・ロード」に収録された名曲、「ゴールデンスランバー」
アルバム「アビイ・ロード」とは
アルバム「アビイ・ロード」は、実はもう解散の危機と言われていた彼らが「最後に1枚アルバムを作ろう!」と一念発起して作られたアルバムで、1969年にリリースされました。アルバムジャケットは4人が横断歩道を渡っているシーンを撮影したもので、「世界一有名な横断歩道」とも言われ、またこのジャケットも話題となり、現在でも非常に強烈なインパクトを残しています。
プロデュースの時期や追加録音などの関係で実際のラストアルバムは「レット・イット・ビー」ということになりますが、メンバーが「最後」の気持ちで挑んでいますし、事実上はアビイ・ロードが最後、といってもいいと思います。
このアルバムが最後、という気持ちだったからでしょうか、収録曲のどれもが、「最後」を匂わせる、あるいはバンドやメンバーに対する思いのようなものが込められていて全体的に意味深なんですね。
「ゴールデンスランバー」ってどういう意味?
『ゴールデンスランバー(Golden Slumbers)』は、この「アビイ・ロード」に収録されている曲です。レコードでいうB面の、メドレーの後半部分の最初を飾る曲で、短いにも関わらずビートルズらしさが詰め込まれ、壮大でドラマチックなバラード曲。さらにこの曲からの「Carry that weight」への流れも大変見事です。
また、この曲はビートルズファンからも大変人気があり、こと日本においても人気で、ポールが1989年に行ったゲット・バック・ツアー以降、ライブでも頻繁に取り上げられている曲でもあります。
「ゴールデンスランバー」とは、直訳すれば「黄金のまどろみ」という意味になります。意訳するなら「極上のまどろみ」あるいは「極上の眠り」のような感じでしょうか。下手に日本語に訳すとどうもしっくりきませんが、なんとなく意味は伝わっていただけると思います。
この曲はポールによってかかれた曲ですが、彼が一体なぜこのようなタイトルの曲を作ったのでしょうか。