【RADWIMPS】の「そっけない」に注目が集まる!激しく、切ないMVが必見と話題に。

RADWIMPSの楽曲の中でもファンから高い評価を誇る『そっけない』。楽曲の魅力だけでなくMVが激しいと話題になっているのですが、いったいどのような作品なのでしょうか。今回は、RADWIMPSの『そっけない』の楽曲としての魅力やMVについて注目してみました。

記事の目次

  1. 1.今や世界的ロックバンドとも言える『RADWIMPS』
  2. 2.RADの名曲の一つ、「そっけない」とは一体どんな曲なのか
  3. 3.MV出演俳優も超豪華
  4. 4.まとめ

歌詞に込められた想いとは

Photo bystux

『そっけない』は、メロディーやMVだけでなく歌詞の世界観にも注目が集まっています。

この楽曲の歌詞には、いったいどんな想いや意味が込められているのでしょうか。

苦しくて切なくてまぶしい片想いを描いたその歌詞の意味について独自に解釈してみましたので、解説していきたいと思います。

届きそうで 届かなそうな
ありえそうで ありえなそうな
君の仕草の一部始終 脳で解析 フルスピードで

試されてたりするのかな それなら臨むとこだけど
遊ぶだけの 相手ほしさならば どうぞ他をあたってよ

到底叶わない無謀な想い。

もちろんそんな恋だって辛いものですが、叶いそうで叶わない、届きそうで届かない、相手が近いのに叶わない恋というのはまたとても辛いものですよね。

いっそもっと遠くに行ってほしい。物理的な意味だけではなく、もっと遠い存在になってほしい。そうしたら吹っ切ることができるのに。近い存在だからこそ、ずっと燻ってしまう。

そんな想いに悩まされている人も多いのではないでしょうか。

どんなに近づいても、相手には他に好きな人がいることを知っていたり、到底自分のことを好きなることはないことがわかっていたり。

本当に好きだからこそ、無理とわかっていても隣にいたいと思ってしまう。自分を試しているのなら相手だってしてやる。

でもまったくその気がないのなら、いっそ他の人を当たってほしい。片想い中の感情は不安定で限界ギリギリです。

Photo byMariaGodfrida

君の分厚い恋の履歴に残ることに
興味なんかないよ 君のたった一人に なる以外には

「分厚い恋の履歴」とは、片想いの相手は恋多き人物なのでしょうか。それともこれから待っているたくさんの人との出会いを表しているのでしょうか。

いずれにせよ、主人公はその「履歴」に残ることに興味はないと言っています。

つまりこれは、ただ一度でいいから触れたい、少しの間でもいいから恋人になりたいという一時的な感情ではないということを表しているのです。

主人公が「君」を想う気持ちは永遠。”元恋人”になんてなりたくない。永遠に添い遂げる相手として主人公は「君」のことがひたすらに好きなのです。

なんでそんなに
素っ気ないのさ そっぽ向いてさ 君の方から誘ったくせに
俺じゃないなら早く言ってよ そんなに暇じゃないんだ

タイトルにもなっている「そっけない」という言葉には、主人公と「君」という2人の距離の近さが表されているように私は感じました。

隣にいても、どんなに近くにいても、「君」の目の前に主人公が立っても、君が向いているのはこっちじゃない。

たとえば「君」の目がこっちを向いているときにも、「君」が見ているのは自分ではないのです。こんなに近くにいるのに、「そっぽ向いて」「そっけない」。

そんな「君」の姿を表現し、そしてそのそっけなさが目に見えて感じられるくらいには近い距離にいる。

「そっけない」という言葉にはそんな意味が込められているのではないでしょうか。

酔ってなら伝えれるかな やっぱりそれじゃダメなのかな
振りしぼるだけの勇気が 僕にはまだあったかな

ここにもやはり、主人公と「君」との近さが表現されているように感じられます。

お酒に酔ったときにはもう伝えてしまいたいと考えるほどに爆発しそうな「君」への想い。

でも、どうしても大切にしたいという「君」への愛。

主人公の気持ちには深い温かさが感じられて、それがまた切なくて胸が苦しくなります。

Photo bysarbiya1105

だから今すぐ
こっち向いてよ こっちおいでよ
いい加減もう諦めなよ 一秒も無駄にはできない
You know our time is running out baby

もっと近くで もっと側で
この視界からはみ出るくらいに
君だけで僕を満たしたいの

「いいよ」って 君が言うまで
君と今日は キスをするまで
ここから動かないから

「いい加減もう諦めなよ」とは一見主人公に対しての言葉にも感じられますが、主人公から「君」への大胆な告白と解釈することができます。

「time is running out」とは”時間切れ”といった意味を表します。

「一秒も無駄にはできない」から、時間切れになる前にもう自分のところにおいでとちょっと強気な表情を見せる主人公。

「ここから動かないから」と真っ直ぐに自分の想いを伝えるラストは、まさに1つの物語のクライマックスのように心を打ちます。

この主人公の告白は、ただ感情が溢れただけではなく一大決心のプロポーズのようにも私には感じられました。

覚悟を決めて、「君」を幸せにするのは自分だと、自分だけなんだという強い意思が感じられます。

ただのほろ苦い片想いの曲に留まらず、この曲の歌詞には真っ直ぐで深い愛も描かれているのではないでしょうか。

MV出演俳優も超豪華

Photo byTerryPapoulias

『そっけない』のMVには主演として小松菜奈と神尾楓珠が出演しています。

小松菜奈といえばモデルや女優として活躍し、若者を中心に絶大な人気を誇る人物です。映画『渇き。』や『溺れるナイフ』などでその圧倒的なオーラや存在感を見せつけ、椎名林檎の『自由へ道連れ』やチャットモンチーの『コンビニエンスハネムーン』、JUJUの『メトロ』など、過去にもさまざまなアーティストの楽曲のMVに出演しています。

2011年には3月9日にリリースされたアルバム『絶体絶命』の収録曲であり、2011年度のNHKサッカー中継のテーマソングにも起用された『君と羊と青』のMVにも出演していて、RADWIMPSの楽曲のMVへの出演は『そっけない』で2度目となりました。

『そっけない』のMVを製作するにあたって初めてボーカルの野田洋次郎自らが出演者についての要望を抱き、小松菜奈に出演してほしいと思ったそうです。


神尾楓珠は、TBS系の金曜ドラマ「アンナチュラル」やテレビ東京系のドラマ「恋のツキ」、日本テレビ系の日曜ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」に出演している俳優で、その高い演技力や強い存在感に注目が集まっている今話題の俳優です。

今大人気の注目俳優の2人が出演という豪華なキャスト陣で製作されたこのMV。

監督は映像作家やアートディレクターとして活躍する石田悠介。

最初から最後まで目を瞑っている小松菜奈の横顔の美しさと、思いを寄せる相手に誘われる男の子の絶妙な感情を表現する神尾楓珠の表情にはついつい映像に惹き込まれてしまいます。

小松菜奈と神尾楓珠を中心として描かれる世界は、MVの粋に留まらず1つの短編映画を観たような深い余韻を残す作品となっています。

まとめ

Photo bypixel2013

ただの片想いの曲、ただ誰かを好きな想いを歌った曲、そういった簡単な一言では表現できない深い世界の魅力がこの曲には溢れています。

恋と愛は違うものだとよく言いますが、ただひたすらに誰かを求めて好きだと真っ直ぐに想う感情と、そこから一歩進んだ深い愛情の両方が感じられるこの曲は、まさに”恋愛”の歌であるように感じられるのです。

「そっけない」と感じるのは、そうした相手の行動や言葉、表情が見える距離感にいるとも考えられます。

それだけ近くにいるからこそ辛い片想い。近くにいられることの幸せ、近いからこその切なさ。そんな不安定な気持ちもこの楽曲には描かれているように、私は感じました。

ゆったりとした美しくもどこか切なさが漂うメロディー。恋愛の駆け引きや片想いの模様、心情を絶妙にリアルに描いた歌詞が多くの人の共感を呼び、RADWIMPSの名曲としてたくさんのファンの心に響く楽曲となっている『そっけない』。

楽曲の魅力はもちろんのこと、ぜひMVも合わせて観て、その世界観をより深く味わってほしい作品です。

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