ユニゾン(unison)の意味を解説!音楽用語の「ユニゾン」の意味とは?
歌や吹奏楽、ダンスなど様々な音楽シーンで使われるユニゾン(unison)という言葉。正しい意味をご存知でしょうか?今さら人に訊けない!という人のために、ユニゾン(unison)の意味を語源も含めて分かりやすく解説します!
ユニゾン(unison)とは?
ユニゾン(unison)は、楽器など音楽をやっている人なら耳にしたことがあると思います。
特に合唱や吹奏楽、オーケストラなど合奏する場合によく出てくるのですが、ピアノなど基本単独で演奏する楽器ではあまり使われません。
最近流行りのダンスにもユニゾンという言葉が使われますが、一体どういう意味でしょうか?
ユニゾンの語源や、音楽用語としての意味を詳しく解説していきます。
ユニゾン(unison)の意味
ユニゾン(unison)は英語ですが、その語源はラテン語のunisonus(一つの音)からきていると言われています。
uni(単独の)という接頭語とson(sound=音)という単語が合わさった言葉だそうです。
つまり「ひとつの音、同音の」という意味なんですね。
また、一般の英和辞書で「unison」と引くと「調和」や「一致」という意味も載っています。
同類語としては「agreement(一致、同意)」という単語の意味に近いですね。
音楽用語「ユニゾン(unison)」の意味
日本語の辞書でユニゾンを引くと、大体が音楽用語として「斉唱」という意味が載っています。
国歌斉唱とよく言いますが、複数人でひとつの旋律を歌うことですね。
歌だけでなく楽器演奏の場合にも使われます。
例えばオーケストラで、複数の楽器で同じ音の旋律を演奏することもユニゾンです。
ちなみに男声と女声、ギターとベースなどオクターブ違いの旋律でもユニゾンになります。
ユニゾン(unison)の対義語は?
ユニゾンは複数で演奏する「斉唱、斉奏」という意味なので、対義語はソロ(独唱、独奏)になります。
しかし同じ音を演奏する、という意味での対義語はコーラス(合唱)です。
合唱はソプラノ、アルト、テノール、バスなど複数の旋律があるので、いわゆる「ハモリ」の演奏になりますね。
ユニゾンによる演奏効果とは?
ユニゾンは演奏上、どのような効果があるのでしょうか?
国歌斉唱を思い浮かべていただくと分かりやすいのですが、大勢で同じ音を奏でるとなかなかの迫力になりますよね。
メロディーも強調されるし、歌の場合は歌詞もはっきりと聞こえます。
つまりメロディーや歌詞を際立たせたい、強調したいときにユニゾンは効果的です。
もし曲の途中でユニゾンが出てきたら、作曲者が何を意図しているのか考えてみるのも面白いですね。