音楽用語「molto(モルト)」の意味を解説!
ピアノやバイオリン、合唱など、音楽をやっていると楽譜の中でよく目にするmoltoという音楽用語。molto cresc.など、他の音楽記号にくっついて使われています。一体どんな意味があるのでしょうか。今日は、音楽用語moltoの意味をご紹介します。
音楽用語「molto(モルト)」の意味とは?
音楽用語「molto(モルト)」とは、クラッシック音楽の速度記号や発想記号につけられる修飾語です。イタリア語で「きわめて」「非常に」という意味の音楽用語です。
moltoは数や量がたくさんある、程度が大きいことを表します。
例えばイタリア語で「たくさん本がある」「もっと食べたい」「大好き」といったある物の量を表したい時に「molto」を使います。
音楽用語「molto」の使われ方
音楽では、よく次のような形で音楽用語「molto」が使われます。
例えば、
- molto cresc.(モルト・クレシェンド)「非常にクレシェンドして」
- molto allegro (モルト・アレグロ)「きわめて速く(allegroはもともと「陽気な、快活な」という意味)
- molto vivace(モルト・ヴィヴァーチェ)「きわめて活発に速く、生き生きと」
- molto espressivo(モルト・エスプレッシーヴォ)「きわめて 表情豊かに」
モーツアルト作曲「交響曲40番ト短調K.550 第1楽章」には、Molto Allegro が使われています。
それでは、モーツアルト作曲「交響曲40番ト短調 K550 第1楽章」を聴いてみましょう。