魅惑的で独自の魅力を放つロックバンド、女王蜂とは?メンバー一挙ご紹介
「BL」や「デスコ」などでおなじみの魅惑的で唯一無二のセンスを持つロックバンド「女王蜂」のメンバーご存知でしょうか?今回は女王蜂がどのようなバンドなのか、またメンバープロフィールや代表曲などを中心に、分かりやすくご紹介していきたいと思います。
セクシーさとパワフルさを兼ね備えた実力派ロックバンド、女王蜂
女王蜂(じょおうばち)は、2009年に兵庫県神戸市で結成され、2011年にデビューした日本の4人組ロックバンドですが、みなさんご存知でしょうか?
過激なファッションやライブパフォーマンスが売りで、もしかしたら好き嫌いが分かれるバンドかもしれませんが、聞けば聞くほどハマってしまうファンが多いと有名です。
以前、映画「モテキ」やアニメ『東京喰種:re』の主題歌などを務め、Mステにも出演した経験があります。
あのMステから出演オファーがくるなんて、なかなか誰でも経験出来る事じゃないですよね!
恐るべし女王蜂!
さて、今回は女王蜂をあまりご存知じゃないという方に、女王蜂の魅力をたっぷりお伝えしていきたいと思います。
女王蜂の歴史
2009年~、兵庫県神戸市で、アヴちゃん、やしちゃん、ルリちゃんの3人で結成され、その後元メンバーの「ゆうきさん」の四人体制となりましたが、結成から数回ライヴを行った後に脱退をしてしまいます。
ゆうきさんの現在も気になるところですね。
のちに元ギター担当としてギギちゃんが加入し、地元のライブハウスで「神戸マージービート」を中心に活動し、自主制作CD「姫様御乱心」「王族大逆鱗」を発表(現在は廃盤)。
2010年
3月31日に、活動一周年を記念して初の単独自主企画「乱交風俗女王蜂」をマージービートで開催し大成功を収めました。
そして女王蜂にとって運命のライブがやってきます。
7月、FUJI ROCK FESTIVAL 2010「ROOKIE A GO-GO」枠に選出され、その衝撃的なパフォーマンスが、耳の肥えた音楽ファンの度肝を抜くこととなります。
9月に映像やファッション、ダンス、音楽やすべてのアートを取り入れた「美のテロ」を企画。
2011年
2月に楽曲「フランス人形の呪い」をiTunes Storeで先行配信し、3月に初の全国流通盤となるアルバム『魔女狩り』をリリース。
6月にSony Music Associated Recordsからメジャーデビューし、映画『モテキ』のテーマソングと出演バンドへ抜擢されたことを発表しました。
8月に第二回「美のテロ」を神戸スタークラブで開催。
2012年
5月23日にメジャー第二弾となるアルバム『蛇姫様』を発表しましたが、30日にギター担当のギギちゃんが、3月の全国ツアー以来抱えていた利き腕の原因不明の強い痛みの治療のために女王蜂から「降板」することを発表してしまいます。
ギギちゃんのその後も気になりますよね・・・。
以後、バンドは「新たに増殖した不特定多数の演者を加えた編成」で活動すると宣言しましたが、12月30日に活動休止を発表。
2013年
2月22日にSHIBUYA-AXで開催された単独公演「白兵戦」を行った後、活動を休止。
当時はベースのやしちゃんがバンド脱退の意向をメンバーに伝えるとバンドが崩壊寸前に至ったと、活動再開後のインタビューで語っていました。
お互い気持ちが乗らない時は、一旦休んで考える時間も必要ですよね。
それから約1年間の活動休止期間を経て、2014年2月22日にSHIBUYA-AXで行われた単独公演「白熱戦」で活動を再開しました。
2015年
1月にサポートメンバーとして活動していたギター担当のひばりくんが正式にメンバー加入が決まり、2月25日に初のシングル「ヴィーナス」を発売し、3月25日に4thアルバム『奇麗』を発売。
2017年
4月5日に5thアルバム『Q』を発売。
2018年4月に放送を開始するテレビアニメ『東京喰種:re』のエンディングテーマに新曲『HALF』を提供、『HALF』は4月25日に3枚目のシングルとしてリリース。
2018年
10月3日、4枚目のシングル『催眠術』を発売。
2019年
1月30日、5枚目のシングル『火炎』を発売。
5月22日、6枚目のアルバム『十』を発売。
収録曲である『聖戦』が、映画『貞子』の主題歌、『Introduction』が映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』の主題歌にそれぞれ起用されました。
2020年
2月19日、7枚目のアルバム『BL』を発売。
女王蜂の魅力
オルタナティブロックをベースとした曲調で、もともとコアなファンがついていましたが、2010年にフジロックフェス「ROOKIE A GO-GO(新人の登竜門的ステージ)」に大抜擢され、その衝撃的なパフォーマンスが、耳の肥えた音楽ファンの度肝を抜くこととなります。
楽曲の特徴として、若いながらもそのアグレッシブかつドラマティックな演出とパフォーマンス、多彩な音楽ジャンルを展開するステージングは、こいつらタダモノじゃないなという印象。
その後はファッションブランドのパーティーに出演のオファーが来たり、様々なイベントに引っ張りだこになり、デザイナー、ミュージシャン、ヘアメイク、スタイリストなど、流行に敏感なクリエイターや音楽ファンの心を掴み、全国区へと活動の幅が広がっていきました。
サマーソニック、ロックインジャパン、騎士団万博、カウントダウンジャパン、フジロックなどの大型フェスに呼ばれる事が多く、そこで初めて知ったというリスナーも多いはず。
女王蜂はデビュー当時からメンバー全員の本名、生年、性別、国籍などもすべて未公表のままですが、実際そのようなバンドって世の中に沢山いますよね。
あえて謎めいていていたほうが、もっと詳しく知りたい!という心理にさせてくれますよね。
たいていの人が女王蜂というバンド名だけ聞いて、女性ボーカルのバンドでしょ?と思って、曲を聴いてみたところ、ボーカルの声男なんだけど???と驚く事でしょう。
近年はトラップ、ドラムンベース、フューチャー・ベースなど所謂ベース・ミュージックのアレンジを取り入れた楽曲も発表しており、シングルカットされた「火炎」(2019年)や「BL」(2020年)などが代表的な楽曲として挙げられます。
オリコンチャート
女王蜂のシングルやアルバムですが、今までどれくらいの記録を残しているのでしょうか?
タイアップがついた曲は結構話題になっていましたよね?
気になってみたので早速オリコンで調べてみました。
●アニメ「どろろ」オープニング・テーマとして使用
2019年01月30日発売
シングル「火炎」
過去最高は22位(登場回数6週)
●MXTV他アニメ「東京喰種トーキョーグール:re」エンディング・テーマとして使用
2018年04月25日発売
シングル「HALF」
過去最高は25位(登場回数8週)
●KADOKAWA配給映画「貞子」主題歌 他
2019年05月22日発売
アルバム「十」
過去最高は5位(登場回数11週)
●CX系ドラマ「10の秘密」オープニング・テーマ
2020年02月19日発売
アルバム「BL」
過去最高6位(登場回数5週)
シングルのトップテン入りはなかなか厳しかったようですが、それでも20位代にランクインしているので、凄い事ですよね。
女王蜂のメンバープロフィール
薔薇園アヴ(アヴちゃん)
12月25日生まれ、ボーカル・ギター担当。
女王蜂のカリスマ的フロントマンであるアヴちゃん。
歌い方は低音と裏声を上手に使い分け、音域はかなり広いのではと思います。
作詞作曲時のクレジットは「薔薇園アヴ(ばらぞのアヴ)」名義を使用しています。
本名や年齢は非公開ですが、神戸で結成されたバンドなので、きっと出身地はそのあたりなのではないかと推測できます。
本人曰く、日本とイスラム系(黒人)のハーフとして生まれたそうです。
性別は男(見た目は女)スタイル抜群、身長は180cm近くあると推測できます。
特に足は綺麗でモデル並み、パッと見は女性かなって思ってしまいますよね!
女王蜂を結成しようと思ったキッカケは、学生時代聴いていた『Perfume(パフューム)』に憧れて、バンドを始めたのがキッカケだったそうです。
バンドではなく、『Perfume』っていう所がちょっと突っ込みたくなりますが・・・。
『Perfume』といえば、ファッションや振付、ダンスや曲調がおしゃれだと話題を呼んでいますね。
しかもデビュー当時から自分達の世界を壊すことなくいまでも進化を遂げています。
そのようなまっすぐな女性の姿に憧れたんでしょうか?
たしかにアヴちゃんはダンスも上手で、ダンス・ビートを取り入れた楽曲も作っていますので、Perfumeの影響が表れていると納得できますよね。
アヴちゃんは女王蜂以外にも活動をしています。
別ユニット「獄門島一家」でもボーカルを務めていますが、この「獄門島一家」の楽器隊のメンバーが凄すぎるんです。
ギターは東京事変のギタリスト・長岡亮介。
ドラムはBLANKEY JET CITYのドラマー・中村達也。
ベースはRIZEのベーシスト・KenKen。
この三人が集まって一緒に演奏するだけでも鳥肌モノなのに、ボーカルがアヴちゃんとなると、本当にある意味ヤバいですよね。
気になる方はチェックしてみてください。
赤鳥居ヤシ(やしちゃん)
やしちゃんはベース担当、9月3日生まれ。
もともとアヴちゃんの親友で、バンドを結成する話が出た時は、ベースの知識はほどんとなかったそうです。
それなのにステージでは堂々と演奏していてビックリ。
きっと沢山練習を重ねてきたんでしょうね。
やしちゃんの性別は非公開ですが、可愛らしいルックスから女ではないかと言われています。
ですので、男性リスナーから1番人気があるのは間違いなく、やしちゃんでしょう。
普段は派手なメイクをしていて素顔がわかりにくい彼女ですが、素顔はとても可愛いという噂です。
ステージに立つと力強いパワフルな演奏でライブを盛り上げるやしちゃん。
やしちゃんは一時期バンドを脱退していた期間があり、音楽とは関係のない仕事に就いていたことが、のちにメンバーのインタビューで明かされています。
同じメンバーでバンドを続けていると、意見の不一致や、生活環境の変化などで、どうしても上手くいかない事もありますからね。
でも、また女王蜂に戻りたいって思ってもらえてよかったですね。
虹ヶ峰ルリ(ルリちゃん)
るりちゃんはドラムス担当、2月7日生まれ。
アヴちゃんの実の妹だそうです。
姉妹・・・?いや兄妹として同じバンドで仲良く活動してるんですね。
ですので、ルリちゃんもアヴちゃんと同様に、黒人と日本人のハーフのようです。
ライブではコーラスで参加することも多く、アップテンポなナンバーを盛り上げてくれます。
ステージ上の動きがかわいいとファンには評価されており、また年下という事でもあり、バンド内でも大変可愛がられているそうです。
ひばりくん
ひばりくんはギター担当、4月5日生まれ。
他のメンバーがちゃん付けに対して、ひばりくんは君付けされている事から、おそらく唯一の男性メンバー。
当初女王蜂のギターを担当していたギギちゃんが、2012年に利き腕の負傷により女王蜂を脱退したのち、バンドは活動休止状態に。
その後再スタートをきってから、ギギちゃんの代わりにサポートメンバーとして活動していたひばりくんが2015年正式加入しました。
ひばりくんはもともと女王蜂に憧れていて、自らアヴちゃんに会いに行き、『どんな事でもするからメンバーにしてください』と直談判しにいったそうです。
肌が白くて高身長、筋肉質、そしてイケメン、これだけ絶対的要素が備わっていれば、ファンとして気になるのが恋人の存在ですよね。
調べてみましたが、恋人の情報は見つかりませんでした。
これだけのイケメンなので、気になりますね。
【サポートメンバー】みーちゃん
女王蜂のサポートキーボードとして活躍中のみーちゃんこと、ながしまみのりさん。
女王蜂のほかに、「ポルカドットスティングレイ」などメジャーバンドのサポートキーボードやアレンジをこなし、さらにはファッションショーやインスタレーションの音楽制作など自身の活動も精力的にこなしているというみのりさん。
彼女は、幅広いジャンルの楽曲制作、キーボード演奏、インスタレーションや展示のディレクターなど、音楽とアートの領域を自在に行き来しながら活動しており、まさに女王蜂のキーボーディストとしてはピッタリなのではないでしょうか?
そして、何よりルックスがカワイイと評判。
ファンからは正式メンバーにならないの?という声もよく聞かれるとか。
彼女の学歴は、東京藝術大学音楽学部卒業、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修了との事で、ビックリですよね。
実は2016年までチームラボ株式会社にて、アート作品のディレクション、サウンド制作に携わる仕事をしていたそうで、現在はアーティストとして活動しながら、インスタレーションやファッションショー、舞台の音楽制作のほか、キーボーディストやアレンジャーとしても活躍中。
【元メンバー】ギギちゃん
百合城ギギ(ギギちゃん)は、2月26日生まれ。
2012年に利き腕の原因不明の強い痛みの治療のため脱退してしまいましたが、何か大きな病気をしてしまったのでしょうか?
その後、どこかのバンドで活動していてほしいなと思って調べてもみましたが、一切情報は見つかりませんでした。
きっと現在は一般人でいると推測されます。
利き腕を負傷してしまっては、ギタリストとしては致命傷ですもんね。
ギターは弾けなくとも、他の楽器を習得したり、プロデューサー業など、裏方で活躍していて欲しかったですよね。
ぜひまた音楽で活躍して欲しいです。
女王蜂のこれだけは聴いておきたいオススメ3曲
聞けば聞くほどハマり、虜になればなるほど苦しくなるため、女王蜂の音楽は「劇薬」とも言われているほどです!
今回は、おすすめしたい曲を3曲に絞って、歌詞の内容を徹底考察しながらご紹介していきたいと思います。
デスコ
大ヒット映画『モテキ』メイン・テーマに起用され、本人役として映画にも出演、そのライブパフォーマンスを大スクリーンの中で披露し、話題騒然となった楽曲「デスコ」。
「モテキ」は漫画家久保ミツロウ原作の人気漫画で、2011年に実写映画化されました。
モテない草食系男子が突然様々な美女にモテまくってしまうラブコメディーで、単行本の売り上げは160万部を突破しています。
主演の森山未來をはじめ、長澤まさみ、真木よう子、麻生久美子、仲里依紗など、豪華キャストが話題にもなりましたね。
『デスコ』はこの作品のメインテーマ曲として使用され、作中や予告編で使用されました。
「逃げ恥」が好きな人にはおすすめしたい作品です。
この曲のMVはヤマンバ風メイクが特徴で、曲調はロックがベースなナンバーです。
過激な歌詞、演出、ある意味突っ込みどころ満載なので、最後までぜひ見てみてください
最近の女王蜂がヒップホップやダンス、ディスコ系が多いので、今聞くと懐かしい印象がありますね。
ヴィーナス
テレビ東京系ドラマ24『怪奇恋愛作戦』のオープニングテーマ用に女王蜂が書き下ろした楽曲。
このドラマは、婚期を逃した3人のアラフォー女性が、3人の友情で人造人間や吸血鬼、妖怪などの怪奇現象に巻き込まれながら、それらと戦っていくオカルトありギャグありのラブコメディです。
仲村トオルと麻生久美子の関係が可愛いくてホッコリしたという方も多いのでは?
キャッチーなダンスナンバー、活動再開後のシングルで、これまでの曲調とは違う新しい女王蜂を感じさせる曲調。
ルリちゃんのコーラスワークが光る一曲としておすすめです。
HALF
アニメ『東京喰種:re』のエンディングテーマ曲として使用されました。
『東京喰種トーキョーグール』は石田スイによる漫画作品、略称は「TG」
人間社会に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人喰種が蔓延する東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる「喰種」(グール)をテーマにしたストーリー。
コンセプトはサスペンスやホラーなども含んだダーク・ファンタジーとなっているが、サイエンス・ファンタジーの要素もあります。
残酷で多くの人が亡くなりますが、その中で様々な感情が交差して互いに葛藤していく主人公の思いが描かれています。
ありがちな展開かと思いきや、少しずつ闇や謎が深まり、続きのストーリーがつい気になってしまう作品です。
この曲はロック、ヒップホップ、ダンスミュージックを融合させた濃密で刺激的なアレンジに仕上がっており、ずしっと重みがありながら、軽快にとどめを刺すような最新型のスタンダードナンバーです。
まとめ
さて、今回は魅惑的で独自の魅力を放つロックバンド「女王蜂」について、メンバープロフィールや、おすすめ曲などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
SNSはアヴちゃん以外のメンバーのものは見つかりませんでした。
このバンドはまだまだ謎が多すぎるので、今後開始してくれると嬉しいですね。
さて、今後の女王蜂ですが、1/27発売New Single『夜天』をリリース予定です。
TVアニメ『どろろ』オープニングテーマに決まっており、YouTube Channel『THE FIRST TAKE』でパフォーマンスした「火炎」のアコースティックバージョンを新たにアレンジした「火炎(FLAME)」や「コスモ」を再録した計全3曲を収録。
過激的でミステリアスなバンドとして、今後もますます目が離せない女王蜂ですね。
気になった方はぜひチェックしてみてください。